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娘とランチ

娘は今、公立中学校で「いきいき先生」をしている。教科の先生が授業をしている間、机の間を回って生徒の様子を見ながら補助的な指導をする役割だ。娘自身が中学のころは、こういう制度はなかったように思うが、いろいろな配慮がされるようになったものだ。
他にも、学校行事の手伝いや保健室登校の生徒の勉強を見たりもする。
いきいき先生は日当制で、年間何日とかの労働日数が決められているらしく、ときどき学校行事などが暇なときに「休んでいい」と言われて休んでいる。
そんな平日の休日に、誕生祝いも兼ねて近所で有名なフランス料理店「どっかる」に行った。
平日昼のみのチョイスランチを食べる。ABCとコースがあり、スープはないがデザートはつくというBコース(1700円)にした。たくさんのメニューの中から好きなものを選べるのが「チョイスランチ」の名前の由来だ。

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◎オードブル8品目(シーフードサラダ、車海老のパート包み揚げ、牛ハチノスと豆のサラダ、ペンネボロネーズ、本日のテリーヌ、スモークサーモンサラダ添え、ポクリエットサラダ添え、チキンサラダ)から1品を選ぶ。写真は、私の選んだ「車海老のパート包み揚げ」春巻きのような食感でぷりぷりの海老が入っている。

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◎娘の選んだ「牛ハチノスと豆のサラダ」一番何だか分からないものを注文した。牛肉と蜂の巣の料理かと思ったら(蜂の巣入り蜂蜜とかあるので)、品物が来てから聞いたら、牛の胃袋ということだった。「牛の胃袋と豆のサラダ」と書かれていたら注文しなかったろうなぁ・・・。でも、やや甘めで柔らかく、優しい味わいの一品だった。いんげん豆とよく合う。

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◎メインディッシュも8品目から。(スズキのポワレ、マグロのほほのムニエル、サワラのムニエル、ポークのクリーム煮 カレー風味、チキンソテー、豚ロースのグリル、ハンバーグステーキ、フィレポークのソテー)
写真は私の選んだ豚ロースのグリル。「ポワレ」というのはカツレツのようなものらしく、それも美味しそうだったが、オードブルが海のものなので、さんざん迷って「当たり前でちょっとつまらないかな~」と思いながら、豚ロースにした。ところが、とろけるように柔らかく、炭火で焼いたような風味があって絶品だった。娘はフィレポークを選んだ。付け合せのポテトは、薄く切って何層にも重ねたポテトに生クリームなどで味付けしてオーブンで焼いた?と思われるような味だった。
「マグロのほほのムニエル」というのは気になった。鯛のお頭付きのほほ肉というのは、箸の先でつまめるくらいの小さな肉片だが、さすがマグロともなればムニエルにできるほど大きいのだろうか。

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◎デザートは、8品目(温かいリンゴのタルト、イチゴのグラタン、チョコムースのマロンスープ、洋ナシのコンポート、フルーツのフィヤンティーヌ、焼たてのミルフィユ フルーツ添え、温かいガレットショコラ、クリームブリュレ)から1品、またはショーウィンドウにあるケーキだった。迷いに迷っていたら、ケーキを大皿に乗せて持って来て見せてくれた。その中から私はベリー系のケーキを。大好きなバタークーリームだったのでご機嫌。緑のカステラは多分ピスタチオの味だ。

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◎娘は、「温かいリンゴのタルト」を選んだ。フォーク、スプーンの他に小さなナイフも運ばれて来て期待は高まったが、「薄いのが残念。」という上品さだった。
デザートはケーキを頼んでもソースやアイスクリームで飾ってくれるのが嬉しい。

今年は、「いきいき先生出勤調整日」を利用して、娘とランチをしたり映画を観たりしたが、来年4月からは正規雇用の教員。有り難いことだが、もうこんな時間は持てなくなるだろう。

帰り、娘が駐車場から車を出すことに気を取られて、店の外観を撮るのを忘れた。
「どっかる」という店の名前が、インドネシア語の馬車から来ているということで、店の前に馬車が置いてある。
家に帰って来てから
「店の写真を撮り忘れたのが、返す返すも残念。」と言ったら、
「返す返すも残念、なんて言葉を実際に使う人を初めて見た。」と娘に言われた。

by pataponm | 2008-12-12 16:41 | ランチ・ディナー  

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