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のらねこウォーク 

「世界の猫」などのタイトルで出版されている本には、純血種のセレブ猫たちの写真がたくさん載っている。ポーズも愛らしく、スタジオで撮っているせいか、目も大きくうるうるとしていて、糸のように細いネコ目ではない。
でも、そこらを歩いている猫を見ると、もっと野性味に満ちている。歩くときは首をぐっと前に突き出す「のらねこウォーク」だ。
そんな猫を作ってみた。
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◎のら猫のしっぽは、だんご型だったり曲がっていたりで優雅とは言いがたい。首を前に出して、用心深く歩いている。

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◎うちで飼っていたネオは、夜こんな顔をしてふとんに入って来ようとした。「ほら、おいで。」と、ふとんの端を持ち上げてやると、そろり、そろり、と、中をうかがうようにして入って来る。毎晩のように入れてやっているんだから、嬉々として飛び込んでくればいいのに、じれったい。
鼻先を少しいれて、さらに首を低くしてまた、そろり、そろり。その間ずっとふとんを持ち上げているので、冷たい空気が入り込み、だんだん寒くなってくる。
「もう。入ればいいでしょっ!」と、両手でつかんで荒っぽくぐいっと引きずり込む。
それはそれでいいらしく、ネオは別に抵抗するでもなく、ふとんの中でもうゴロゴロ言っている。
ヘンなネコだった。

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◎のら猫ウォークで遠ざかって行く。

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◎もう一つ、「乙女ちゃん」を作ったときのポーズを思い出して、黒白ねこ。こちらは信頼のポーズだ。でも案外、「何かおいしいものくれるのかな。」程度のことしか考えていなかったりする。

by pataponm | 2009-02-06 16:13 | 羊毛ドッグ・クラフト  

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