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軽井沢 <友人をお誘いしての日帰りツアー>

友人二人を軽井沢日帰りツアーにお誘いした。案内人兼ドライバーは、軽井沢検定2級に合格して、軽井沢ガイドボランティアの資格を得た夫。

◎晴れ男の夫について行けば必ず晴れるはずなのに、なぜか今日に限って雨模様。軽井沢に近づくにつれて晴れる・・・、と期待したが、妙義山の辺りまで来ても山は霞んでいた。
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◎高速を降り、雨が降っても楽しめるところ、まずは洋画家脇田和(わきたかず)の作品を中心に展示している脇田美術館へ。
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◎広い展示空間はのびのびした雰囲気でゆったりと鑑賞できる。撮影禁止の注意も出ていなかったので作品を撮影してもいいのだろうか、でも正面から撮るのは遠慮した。
落ち着いた色合いで鳥や花を主なモチーフに描かれた絵は、見る者を穏やかで平和な気持ちにする。
子供と一緒に繰り返し読んだ「おだんごぱん」の、ゆるいタッチのイラストが脇田和の手になるものだということを初めて知った。「わきたかず」という名前に聞き覚えがあったわけだ。
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◎1階のロビーには壁画が。この裏がトイレになっているがインテリアが素晴らしく、絵画作品が3点ほど展示されていたのには驚いた。
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◎中庭に出ると、建築家吉村順三が設計したアトリエが保存されていた。美術館とは別棟になっていて中に入ることはできないが、脇田は、軽井沢に滞在するときはこのアトリエで制作していたそうだ。2005年に亡くなっているので、最近まで使われていたことになる。
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◎鳩山一族や著名な建築家の別荘などがある、由緒正しい旧軽の別荘地を巡る。
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◎ここは、天皇陛下が皇太子時代に美智子皇后と愛を育んだことで有名なテニスコート。旧軽の通りからちょっと入った人通りも多い街中にあるのは意外。バス停もある。ただし、コートの中には一般人は滅多に入れない。
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◎中軽井沢の「和食亭きよみず」で昼食。湯川沿いにあり、広い窓から渓流が眺められるのが魅力のお店だ。
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◎食後は「野鳥の森」を散策する。
少し歩くと、森の木々を額縁に、浅間山が姿を現す。ここぞというときにちゃんと晴れてくれた。
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◎「浅間山が最も美しく見えるスポット」に移動して雄大な浅間山を鑑賞。Sさんは感激してカメラのシャッターを押していた。ここは知る人ぞ知る場所らしい。軽井沢ガイド(夫)の面目が立ったか。
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◎続いて誰もが行く観光スポット、内村鑑三記念堂石の教会へ。
ちょうど結婚式が執り行われており、終わるまで待合所のような所でしばらく待っていた。教会の方の先導で石の通路を通って行く。
余談だが、モーグルの上村愛子とアルペンスキーの皆川賢太郎もこの教会で結婚式を挙げたそうだ。
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◎通路の途中から見える石の教会。石の板の間がガラス張りになっている。不思議な建造物だ。
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◎教会の入り口。内部は撮影禁止なので撮れなかったが、素晴らしい礼拝堂だった。入口の上にある巨大なガラス窓が祭壇の上にあたり、礼拝堂に外光が差し込んで神秘的な雰囲気を醸し出している。礼拝堂内部の写真は、こちらのサイトから。
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◎青春時代の思い出があるセゾン美術館前の池を見たいという友人Kさんのリクエストにお答えして行ってみる。山の木々を映してひっそりと静かに眠っているかのような小さな池。
石の教会にあれほどたくさんいた観光客は、この辺りには一人もいなかった。
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◎池のほとりにはミズヒキが可憐に咲いていた。
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◎ついでに入場無料のセゾン美術館の庭へ入る。造形的によく考えられた庭園なのだろう。どの角度から見ても景観が整っている。
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◎手入れの行き届いた芝にいくつかのオブジェが置かれている。写真はイサム・ノグチの作品。
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◎これは作者名を見て来なかった。じっと見ていると脳天が痛くなってきそう。
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◎この木を見て、Sさんが「連理の枝ね」とおっしゃった。
連理の枝とは、いったん別れた枝が上へ行って再び結合したものをいい、「夫婦和合」などの象徴とされている。ネットで調べて「いったん別れた枝」とか「違う品種同士で連理となる場合もある」などの解説を読むと、「ほんとに夫婦和合のめでたい印?」と疑念も湧いてくるが、「別れる」を死別ととらえれば、永遠の夫婦愛を感じないでもない。
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セゾン美術館には入らなかったが、館内のカフェで休み、ショップで買い物をしていたら遅くなり、それでも私が宣伝していたスーパーツルヤとベーカリーのハルタには是非行きたいというので駆け足で買い物をする。

◎地味な店構えだけど相変わらず素敵な「ハルタ」。
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◎古い倉庫を改築したという店内は照明を抑えて北欧テイストのインテリアになっている。
北欧の家具や雑貨も売られていて、KさんがTシャツを買ったので私のカードにポイントが増えました。
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◎何も入っていないふつうのパンがおいしい。噛むほどに甘みを増すこの味わいは、小麦粉本来の甘さだろうか。
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◎おまけ。
帰路、高速に乗る前に街かどで見た看板。
お菓子屋さんの看板なのに大泣きしている赤ちゃん?!
お菓子が欲しくて泣いてるの? 私にはお菓子を取り上げられて泣いているとしか思えない。
どちらにしても、お菓子なら「おいしい、にこにこ」でしょう。泣かせちゃいけません。
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by pataponm | 2010-09-12 21:18 | 軽井沢  

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