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軽井沢 <ホームコンサート>

ブログで知り合った軽井沢在住のSさん企画のホームコンサートで演奏するため、娘も一緒に軽井沢へ。
山小屋で私と夫が楽器を出して「泥縄練習」するのを見て、娘は「いいなぁ。(ピアノは楽器がないから練習できない)」と言う。仕事が忙しいので2週間前に自宅で合奏して以来、ピアノに触っていないというのだ。でも教員歴4年となり人前で何かすることにアガるということがなくなったらしい。
「ここのテンポ、遅くって言ったけどやっぱりこのくらいね」と弾いてみせると「あー、はいはい。」と余裕。アガり症の私と夫の方が緊張している。

1時にS邸に到着、一通りリハーサルをした。
2時過ぎからお客様が見えはじめ、2時半開演。

◎最初の曲は、Sさんのピアノ、私はヴァイオリンを弾いて ヴァンハルのトリオ(ヴァイオリン、クラリネット、ピアノ)。
合わせの回数が少なかったのに、とても息の合った演奏ができたと思う。
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夫が、「トリオばかりじゃなくて一人1曲ずつソロを弾いたらいい」と提案したので、2曲目にヴァイオリンでパラディスの「シチリアーノ」を弾いた(ピアノはSさん)。Sさんもアンコールでシューマンの子どものアルバムから「刈り入れの歌」をピアノソロで弾いたのに、夫は「クラは出過ぎだからソロはいい。」と、どたん場になってパス。ずるーい。

2曲目はモーツアルトの「ケーゲルシュタットトリオ」第1楽章(クラリネット、ヴィオラ、ピアノ)、
3曲目は娘がピアノを担当してグリンカの「悲愴トリオ」(クラリネット、ヴィオラ、ピアノ)。

お客様は、軽井沢在住のSさんのお知り合いたち。
自宅にパイプオルガン付きのホールを建ててしまった方や、ときどきコンサートを企画するカフェのオーナー、Sさんの大賀ホールでのボランティア仲間、若い頃はフルートやリコーダーを吹いていたというスイス人など、音楽好きの方ばかり。
ブログがきっかけで知り合いになったSさんだが、そのSさんを通じて、また軽井沢在住の方々とお近づきになれ・・・幸せなご縁の広がりに感謝。

◎コンサートのあとは楽しいお茶の時間。カフェ・ドルチェさんの栗のケーキと胡桃のケーキ、Sさんお手製のポム・ダムール(りんごを砂糖と蜂蜜で煮てから、2、3日天日で乾かし、チョコレートをコーティングしたお菓子)、信州の葡萄などが並び、まるで収穫祭のよう。
栗のケーキは、小麦粉を全く使用していない。土台の部分は卵とバター、砂糖、栗だけで作られているそうだ。
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Sさんは、ホームコンサートには是非ドルチェさんのケーキを出したいと、ドルチェさんがベルギーとイギリスに研修に行って不在となる時期を外して帰国後にコンサートの日を設定したほど。

◎ナッツのお菓子は私の大好物。軽井沢の胡桃をふんだんに使ったケーキ。スポンジにはアーモンドプードル使用。レシピはドルチェさんオリジナルだそうだ。
感動のあまり手ブレ写真になってしまいました。
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翌日は部活の監督のため、娘だけは日帰り。休める休日(休日とはもはやいえない)が、年にいったい何日あるのか。いつから学校の先生は、こんなにも忙しくなったのだろう。

◎交通費倹約のため横川から鈍行で。改札の電化はされていたが駅舎は古く、旅情を誘う。
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なんとなくしんみりと別れを惜しみ、列車を見送るという形になった。
でも、1時間50分後に「着いたよ!」と電話。そうか、そんなにも埼玉は近かったのか。

◎横川駅の駅名表示板。高崎まではわずか7駅、そこからずずーっと右に辿れば、わが家の最寄り駅が表示されている。運賃は1620円。私の実家より少し遠い程度なのだ。
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by pataponm | 2011-10-29 10:22 | 軽井沢  

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