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あ、ネオ・・・?

ネオは三毛猫のメスで我が家の飼い猫だったが、一昨年15歳で死んでしまった。近所の農協に捨てられていたネオを拾って来たとき、息子はまだ1歳の赤ちゃんだったので、ネオとはほとんど「同い年」だ。ネオのいない人生を知らない息子は、ネオの死が相当こたえたようだった。
私が羊毛クラフトを始めたら、「ネオはいつ作るの」とよく聞く。猫は難しいし、15年飼って特別な存在となっているネオを作るのはもっと難しい。
「ネオは最終目標よ。もっと上達したらね」などと言ってやり過ごして来た。本当に、いつの日か、家族皆が一目見て「あ、ネオ!」と叫んでしまうほど生き写しのネオを作るつもりでいた。
それなのに、何気なく猫を作り始め、模様はどうしよう・・・と考えながらネオの写真を出して眺めていたら・・・、気付くとそのままズルズルとネオを作ってしまっていた。
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◎ネオ。模様はネオだが、やっぱりネオじゃない。頭が大きすぎるし。

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◎リアル・ネオ。透きとおるような緑の目をしていた。この写真はどういうわけか茶色の目だが。
人なつこくて人間と気持ちの通じ合う猫だった。

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◎「しっぽはちゃんとカギにしてね」という注文でカギしっぽにした。呼べばニャアと返事をする猫だったが、まどろんでいるときは返事の代わりにしっぽをパタンとやる。寝ぼけているくせに律儀で、「ネオ」と呼べばパタン、「ネオネオネオ」と呼べばパタンパタン、パタンと、呼んだ数だけ返事をするのだった。私たちはしっぽの下に手を置いて「ネオネオ」と呼んでは、やさしいパタンパタンを楽しんだ。

子供たちは「模様はネオだね」「後ろから見ると、ネオだ、って思うよ」などと言ってくれるが、ちょっと違うな、という感じ。
やはりネオは、いつの日か、リベンジしなくては・・・。

by pataponm | 2008-08-16 16:56 | 羊毛ドッグ・クラフト  

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