カテゴリ:英語( 14 )

 

英語教室のハロウィーン

ここ数年、日本でもハロウィーンのさまざまな催しが行われるようになってきた。アメリカのように、子供が変装してお菓子をもらって歩くという風習は定着していないが、街角にはハロウィーンのディスプレイが目につき、知名度も上がって来たように思う。

英語教室のM先生のところでは、日本でこれほど広まるずっと前から時期になると教室がハロウィーン一色になる。子供のクラスではパーティーもやっていて、15年ほど前にはうちの子供たちもトイザラスで買った天使の羽などで変装して参加したものだ(それほどまでに私は古狸生徒なんです~)。

◎まず玄関に巨大かぼちゃ。奥のは本物を削って作ったものだが、手前のはプラスチックだった。中にキャンドルが入っていて暗くなると灯すらしい。
アメリカでは、玄関先にかぼちゃが置いてあると「お菓子をもらいに来ていいよ」という意志表示になると聞いた。
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◎入口入って向かいにある洗面コーナー。鏡に入口のディスプレイが映っている。M先生の姿も・・・。
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◎黒板(白板)の周りもハロウィーン。
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◎勉強するテーブルもかぼちゃおばけ模様のテーブルクロスになっていて、気が散ります。
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◎上からガイコツが見下ろしている。
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◎目を逸らすと今度は恐ろしげな生首が目に飛び込んで来る!
これは、美術系高校に通うM先生の次男が学園祭でお化け屋敷をやったときに、美容学校からもらってきた「ヘアカットモデル」で作ったそうだ。
美容師の卵たちがカットしたりセットしたりしたこの髪の毛、本物の人間の毛髪を植え込んであるんですよ~~~。
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◎この教室は子連れ可。
4歳のRちゃんがトイレに入ろうとドアを開けたら、目玉の飛び出たガイコツがぶら~ん。
「ママこわい。」
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◎これは、M先生の友人が送って来たスパゲティの写真。
うずらの卵の目玉と、ウィンナーで作った「ちぎれた指」。爪は茹でた玉葱。
毎年「恐怖のハロウィーンランチ」を作って、内容は年々エスカレートしているそうだ。
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by pataponm | 2012-10-31 21:04 | 英語  

英会話クラスのクリスマス

英会話のクラスも、今年最後の授業。
◎教室には、クリスマスの飾り付けがされていた。
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◎М先生のアメリカのお母様から毎年一人ずつのサンタさんが贈られて来て、こんなに大勢のサンタさんが集まった。
アメリカには、黒い肌のサンタさんや・・・、
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◎スキーをはいてやって来るサンタさんなどがいるらしい。
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◎レッスンのあとは、近くのレストランでランチ。
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М先生クラスにもう15年も通い続けているのに上達しない私。
先生は「欽ちゃんのよい子わるい子ふつうの子」と「クイズ百人に聞きました」で日本語の勉強をしたそうだ。前者は、一つの質問にいろいろな答え、後者は質問を何度も繰り返してくれるから頭に入りやすかったと言う。
JcomやBS放送などで、英語の放送が増えたから、そういうものを大いに利用して耳を慣らせばいいのだろう、とは思うけど、なかなか「英語漬け」「英語シャワー」状態を作れない。
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by pataponm | 2011-12-22 10:46 | 英語  

かめという名前の犬

山形に帰省したとき、夫の叔父K(といっても同い年)から面白い話を聞いた。
昔この辺りでは「かめ」という名の犬が多かった。なぜかというと、酒田などが貿易港になっていた時代に住んでいた外国人が、飼い犬を「カメ、カメ(come on, come on)」と呼ぶのを聞いて犬の名前と勘違いしたから、というのだ。
あまりに落語的な話なので「まさかぁ」と大爆笑したら、Kさんは「ほんとだよ。子供のころ裏のOOんちで買ってた犬、かめっていったもんなぁ」と言っていた。

本当の話なら傑作、と思って試しに「かめ 犬の名前」というキーワードで検索してみたら、なんと、同じような話がいくつもヒットしたではないか。

酒田というわけでもなく、神戸だったり場所は特定せず「明治時代に政府に雇われていたアメリカ、イギリス人」だったり。「洋犬はカメ、和犬はポチと名付けられることが多かった」とか「子供のころは周りに結構カメという犬がいた」と書く人も。
中には「子供のときに犬に追いかけられて逃げたら、飼い主が『噛め!』とけしかけてきて噛みつかれた」というのもあったが、これなどももしかしたら犬の名が「かめ」だったのかも知れない。

それらの文の中で初めて知ったのだが、耳で聞き覚えた英語を「車夫英語」、文字で読んだ英語を「書生英語」と言うのだそうだ。犬の名が「かめ」というのは、典型的な「車夫英語」ということだろう。
古い時代に入ってきた英語は、耳で聞いたとおりの発音が多く、新しい時代のは文字をローマ字読みしたようなものが多いということは、私も以前から感じていた。
たとえば昔小麦粉のことを「メリケン粉」といったが、これは「アメリカン」を耳で聞いた言葉だろう。逆に「ジレンマ」は dilemma と綴り、発音は「ディレマ」に近い。文字で読んでローマ字的に「ジレンマ」と読んだと思われる。
1850年代に日本に来たジェームス・カーティス・ヘボンは、ヘボン式ローマ字を考案した人として有名だが、James Curtis Hepburn と綴り、女優のキャサリン・ヘプバーン( Katharine Hepburn) とは親戚関係にあるという。キャサリン・ヘプバーンは1950年代に日本に知られるようになった女優だ。アメリカ人に発音させれば同じ言葉なのに、カタカナ語になるとそれが入って来た時代の言い方が定着してしまうから、現在でも「ヘボン式」は「ヘプバーン式」とはならず、キャサリンはキャサリン・ヘボンとは言われない。おかしな話だ。

アメリカ人に時間を聞きたいときは「掘った芋いじるな(What time is it now?)」と聞けばいい、という話は有名だが、あるテレビ番組で「本当に通じるか」という実験をアメリカでしたらしい。結果は、カタカナ英語で「ホワット タイム イズ イット ナウ」と聞くよりはるかに高い確率で理解されたとか。
他にも、挨拶するときは「早鮎(How are you?)」、水が欲しいときは「藁(Water)」と言えば通じるとか、「車夫英語」を笑いのネタにするような話はいろいろある。

でも、英語は本来アメリカ人に通じるように発音するのが本当だと思うのだ。そういう意味では、昔の日本人の方が耳がよくて感覚も優れていたのではないかという気もしてしまう。
「車夫英語」「書生英語」では、車夫が耳から覚えた英語をおとしめているような気がする。あえて言うなら「耳英語」「文字英語」と呼びたい。

「耳日本語」というか、「耳英語」の逆バージョンもある。
アメリカ人が日本人に向かって話すとき、
Good morning! と言いたかったら 「Ohio!(オハイオ州)」、
Thank you. と言いたかったら「alligator(アリゲーター・ワニ)」と言えばいい、これは昔からよく聞くが、
No problem. と言いたいときは「Monday night」と言えば日本人には「問題ない」と聞こえる・・・、というのもあった。これなどはタモリの「空耳アワー」の世界か。

数日前の新聞の子どものつぶやきコーナーに、とてもかわいらしい「耳英語」が載っていた。
   
  『きょう、おねえちゃとさくらんぼ交差点をわたって来たの』
   スクランブル交差点のことでした。

      ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

◎小学校1年生の国語の教科書に「くじらぐも」というお話が載っている。校庭で先生と子供たちが体操をしていると、くじらぐもがやってきて「お乗りよ」と言い、みんなで雲に乗る・・・という物語。こんな雲だったかな? 乗りやすいように低く降りて来てくれているようだ。
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(2010.12.8)
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by pataponm | 2010-12-13 10:23 | 英語  

サボる

M先生の英語クラスでの雑談中、「サボる」という日本語は「サボタージュ」から来ているという話が出た。在日20数年のM先生はびっくり。日本語を不自由なく話し、英語を話しているときでも、たまに日本語の方が先に出てきて「うーん、これ英語でなんて言うんだっけ・・・」と頭を抱えるくらい日本語通の先生が、「サボるは完全に日本語だと思っていた。」と言う。「さぼる」という漢字もちゃんとあるんだろうと。(作放るとか?)
だいたい、英語の名詞を日本語の動詞にしてしまうのが信じられない、「テストする」とか「リライトする」とか「ダッシュする」のような「英語+する」の言葉ならまだ分かるが、言葉そのものを動詞化して活用しちゃうなんて・・・、とM先生は感心しているのか憤慨しているのか分からないようなことを言い、来週までに他に「サボる」のような「英語+る」言葉を集めてきて教えて!ということになった。

さっそく考えてみたが、「パクる、チクる・・・、いやこれは日本語だ」と、意外に頭に浮かんで来ないものだ。
ちょうど練習のために音楽仲間に会ったので聞いてみた。化学専攻のKさんは「研究室では、飽和することを『サチる(saturation)』と言ってた」、Jさんは「学生がちょっとした物をふざけて盗ってくることを『ギる(語源不明、ドイツ語らしい)』と言ってた」などを挙げたが、専門的だったり初めて聞く言葉だったり。
「テンパる」が出たが、麻雀のテンパイからきているから中国語だ。

娘にメールで聞いてみた。仕事中けして返信して来ない娘がすぐに返して来て「デコる(若者言葉で携帯や持ち物にシールなどを貼って飾り立てること)」という例を挙げてきた。
それから30分ほどしてまたメール、開けてびっくり。
「ダブる」 「ミスる」 「トラブる」 「パニクる」 「メモる」
と列挙してあった。なるほどなるほど、言われればそうだという言葉だが、思いつくとはさすが国語の先生、「お見事!」と返信したら「職員室の隣&斜め前の先生にも協力してもらった」と。その後またメールの着信音があり、開けてみたらたった一言「ハモる」。言葉に興味のある娘、けっこうのってます。

Kさんもあとからメールしてきて「トラブる ハモる」と見つけてくれた。「今日一日、頭の中がこれでいっぱいになってしまった」と。(せっかく見つけてくれたのに、娘が集めた言葉と『ダブって』しまいましたが・・・)

最近の幼児虐待のニュースから「ネグる」という言葉を聞くようになったし、ネットで検索することを「ググる」というのはかなり広まっているらしい。

どなたか、他にもあったら教えてください!

ところで、「サボる」の語源 sabotage はフランス語だ。でもM先生は英語と言っていた。以前にも「bouquet はフランス語ですよね」と聞いたら、むっとしたように「どうして? 英語よ!」と言ったことがあった。どうやらアメリカ人には「外来語」という概念がないらしいのだ(試しに和英辞典で『外来語』を引いてみたら該当する言葉はなかった。)。
「元はフランス語かも知れないけど、アメリカ人が使っていれば英語なの」とM先生は断言する。shiitake や karaokeも、アメリカ人に「何語?」と聞いたら「英語」と答えるのだろうか。

今読んでいるマーク・ピーターセン著「英語の壁」という本に、それに関連した面白い話が載っていた。
「『バカ息子』のバカさ加減」という過激なタイトルの章で、ブッシュ前大統領がいかに無教養でおかしなことばかり発言していたかという内容の文の中の話だ。

「英国のブレア首相との会談で、ブッシュは『ここだけの話』としてこんなことを言った。
" The problem with the French is that they don't have a word for 'entrepreneur.'" (フランス人は企業家-entrepreneur-という言葉を知らないから困るよ)」

ブッシュは、"entrepreneur" という言葉がフランス語だということを知らなかったのである。

◎西の空。(2010.9.5)
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by pataponm | 2010-09-24 11:38 | 英語  

100万語達成

b0134988_17132473.jpg2006年の暮に始めた「英語100万語多読」、カメの歩みよりもっとのろいカタツムリの歩みでついに100万語を達成した。
1冊の語数500語の絵本から、9万語のペーパーバックまで、読んだ冊数は83冊。音楽の練習に行く電車内とか寝る前のふとんの中とか、多忙の中限られた時間で読んだ割にはよく読んだものだと思う。

リーダーのゆきんこさんは、一度蔵書を整理したいということで、多読の会はしばらくお休みすることになった。でも、以前自分で買った本や友達が貸してくれた本などを今までと同じようなペースで読み続けて行こうと思う。


100万語達成は、ジャクリーヌ・ウィルソンの「The suitcase kid」だった。
ジャクリーヌ・ウィルソンは、死んだ猫をミイラにしようとする話や、孤児院に暮らす親のない子の話など、「きもかわ(いそう)」な話が多い。
でも、いい子の出てくる「ほのぼのまったり」系の正しい児童書より私の趣味に合って?いるので、何冊か読んだ。

「The suitcase kid」は、両親が離婚した女の子が主人公の物語。児童心理カウンセラーから、どちらかの親の家で暮らすことを勧められたが拒否し、2週間ごとに両方の家を行き来する生活を選ぶ。しかし、父も母も新しい相手と結婚して、それぞれの家庭を築いているのだ。どちらも相手の連れて来た何人かの子供がいて、父の方には新たに赤ちゃんも生まれようとしている。
そんな二つの家庭を、少女はスーツケース一つ持って行ったり来たりするのである。
まま子にいじめられたり、スクールバスが一緒にならなくなったというだけでクラスの親友が離れて行ったり・・・。少女は心を固く閉ざしてぬいぐるみのウサギだけを友とし慰めとする。
とまあ、かなり悲惨なストーリー。救いは、実の両親がどちらも少女を深く愛していることで、そのために激しい喧嘩をしたりする。
この物語はもともと「うるわしい」愛の物語ではないから、少女の熱い願いにほだされて、両親は仲直りし、三人はまた一緒に暮らせることになりました、めでたし、で終わるわけはなく、逆に、どんなに願っても二人がまた一緒になることは決してないということを少女は最後には悟ることになる。
でも、父と母の自分に対する愛を知り、また、安住できる場所も見つけて、少女は心の平穏を得るのだ。

多読のルールの一つに「辞書を引かない」というのがある。しかし、もともと語彙の少ない私なので、このキーワードさえ分かればもっと内容が理解できるかも、という語があったときには辞書を引くことにしている。
この本を読んでいるときに引いた語は・・・

germ バイ菌  nut バカ者 fib 他愛ないウソをつく smudge 汚れ hideous 忌まわしい 
smear 中傷する overwhelm 苦しめる sneer 嘲笑う・・・・・

こんな言葉ばかり引いたのは、学校教育でこういう言葉を習わなかったから? それともやっぱり、ウィルソンて、アブナイ作家だから・・・?

◎多読の会がお休みになる間、手持ちの本を読もうと思い、語数の計算方法をゆきんこさんに伺った。

1ページの段数×1行の語数×ページ数×0.8

これで1冊の語数が出るそうだ。

余談だが、「スーツケース」のスーツは suits ではない。「スートゥケイス」とでも発音する方が近いかも知れない。語源は分からないが、suit にビジネスマンという意味もあるらしいから、推測するに、(スーツを着た)ビジネスマンが持ち歩いた鞄ということではないだうろうか。
洋服のスーツを私はずっと「上と下のそろいだから複数形」と思いこんでいたのだが、正しくは suit という言葉に「一そろい」という意味があるから単数だということを、つい先々週くらいの英語のクラスで知った。
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by pataponm | 2010-01-14 17:13 | 英語  

英語クラスのクリスマス

今年最後のM先生の英語クラス、教室はクリスマスのデコレーションであふれていた。
M先生は、大人のクラスの他に、幼稚園から小学生までの子供クラスもいくつか持っている。子供たちのために、イースター、ハロウィーン、クリスマスなどイベントごとに飾り付けをし、パーティーなどをやっているようだ。ハロウィーンの週に教室のドアを開けたら、いきなり巨大なjack-o-lanternが目に入った。直径1.5メートルくらいのかぼちゃ型バルーンに内側から常に風を送り込む仕掛けになっている。部屋中オレンジとブラックのハロウィーンカラーに彩られ、おばけや魔女のオブジェ、本物の巨大かぼちゃなどがディスプレイされていた。その中心に、オレンジのマントをはおって黒い帽子をかぶった魔女の扮装のM先生が!
カメラを持って行かなかったのがとても残念だったので、クリスマスには、と思いカメラを持参する。

◎ミニチュアの町ができている。家はすべて中からライトを灯すことができるのだ。まるでディケンズの「クリスマスキャロル」の世界のよう。子供たちは喜ぶだろう。
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◎中央に公立図書館がある。左の建物はレストランで、中に食事中の人形がいる。看板にはCoca Colaの文字が。M先生はアメリカ人なのに、なぜかカナダの国旗が立っている・・・?
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◎一番左はおもちゃ屋さん。その隣は「Publishing CAMPANY」。道端にイエスさまがお生まれになった厩がある・・・?
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◎こんなに大勢のサンタさんがいるのは、M先生のお母様が、毎年クリスマスに一つずつ送ってくれるのだそうだ。ミニチュアハウスもそうやって増えたらしい。スキーをはいたサンタさんもいる。
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by pataponm | 2009-12-16 12:01 | 英語  

To Kill a Mockingbird ~アラバマ物語~

b0134988_11365195.jpg Early Bird English のクラスで、先月から「To Kill a Mockingbird」を読んでいる。何年か前にアガサ・クリスティ、スティーブン・キングなど数冊の本を続けて読んだときに、M先生がしきりに薦めたのだが、あまりに字が細かいので皆敬遠してそのままになっていた。

物語は1930年代のアメリカ、アラバマが舞台。人種差別が当たり前の時代に、弁護士アティカス・フィンチが無実の黒人を弁護し、白人たちから冷たい目で見られながらも、信念を貫くという話らしい(まだ20ページしか読んでいない)。

M先生によると、この本は1950年代に執筆され、アメリカ人なら知らない人のない古典となっているそうだ。
アメリカの中・高校生の必読の書で、ネットを検索すると、この本の homework 用のサイトをいくつも見つけることができる。各章ごとのあらすじ、重要語の解説、クイズ、ビデオ講座まで、どのサイトも趣向を凝らしている。
Spark Notes
Student Survival Guide

この物語は、1961年にフィクション部門でピューリツァー賞を受賞した。1963年にはグレゴリー・ペック主演で映画化され、その年のアカデミー賞で主演男優賞を受賞した他、3部門の賞に輝いた。2003年にアメリカ映画協会が発表した「映画の中の最大のヒーロー」では、インディ・ジョーンズ、ジェームズ・ボンドを抑えて、To Kill a Mockingbird の主人公、アティカス・フィンチが堂々の1位になったそうだ。

これほどまでにこの本がアメリカ人の心の中で大きな存在となっているのは、アメリカ人にとって普遍的なテーマである人種差別の問題をヒューマニズムの観点から取り組み、しかも子供でも理解できるように、アティカスの子供の視点を通して語るという形をとっているからだろう。学校で必ず取り上げ、誰もが子供時代に読んでいる、ということも大きいかも知れない。
日本では、映画が「アラバマ物語」として知られているが、映画史に残るほどの名作とは捉えられていないし、本は翻訳されているのかも知れないが、ベストセラーとは無縁のものだ。
日本で、この物語のように国民の書と言えるほど深く心に沁み込んでいる本はあるのだろうか・・・と、ちょっと考えてしまった。

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◎活字の大きさが、前回読んだ「メアリー・ポピンズ」に比べてとても小さく、その上文章が込み入っていて理解しにくい。
今まで読んだ本の中で一番苦労しそうだが、アメリカ国民にそれほど深く根付いている「To Kill a Mockingbird」、先を読むのが楽しみだ。
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by pataponm | 2009-03-03 11:24 | 英語  

裏のKさん

裏のKさんのお宅には、我が家と同年輩の子供が3人いる。娘が小学生のころは、うちの2人の子供と、別のもう1軒の3人の子供たちも加わり、今どき珍しいギャング集団を形成していた。
いただき物などすると、「裏のKさんから。」といって食卓に出したりしていたが、あるとき、Kさん宅でもうちのことを「裏のSさん」と呼んでいることが分かった。「へぇ~、そうか、うちも裏か。」と思った。確かに、Kさんから見ればうちは「裏」だ。へぇ~、と思ったのは、無意識に「うちは表のSさん」とでも思っていたのだろうか。これって、自分中心の中華思想かしら、とちょっと考え込んでしまった。
日本語には、「裏」のつく言葉が多い。裏金、裏口入学、裏目に出る・・・と、あまりいい意味でない言葉もあるが、布の裏地、裏声、裏技など普通に裏の付く言葉も多い。
でもやはり、「裏」という言葉には、わたしは表、あんたは裏、的な傲慢な空気が漂うような気がする。
昔は「表日本」「裏日本」と学校で習い、天気予報でも「裏日本の天気は・・・」などと言っていたのが、いつのころからか「太平洋側」「日本海側」と言われるようになったのは、その辺りのニュアンスを考慮したからではないか。
「地球の裏側」という言葉も「裏日本」的空気を感じる。地球の裏側に住んでいる人は日本語を理解する人が少ないのでクレームもつかないのだろうが。
では、英語では何と言うのだろう。「地球の裏側」は、the other side of the globe だ。正しい。視点が公正だ。「裏」も、reverse という言葉で表されることが多いようで、これは上下、左右、裏表を「入れ替える」という意味だから、二つの物の立場が公平だ。
「裏金」「裏口入学」は、英語ではそれぞれ「秘密の金」「不正なルートを買う」という表現をされるようで、他の「裏」の付く日本語を和英辞典で引いてみても、それぞれの(裏という言葉を使わない)言い回しがある。「裏」という一つの言葉にさまざまな意味合いを含ませるというのは、日本語独自のもののようだ。
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by pataponm | 2008-11-12 11:57 | 英語  

難解電子辞書

初めて使った電子辞書は、ディスプレイに電光掲示板のような文字が一行分しか表示されない原始的なものだった。収容文字数が限られているのか、訳語は1~2行しか表示されない。しかも、英和と和英と国語辞典の三種しか収納されていなかった。英和はずいぶん活用したが、いったいどこの辞書が搭載されていたのだろう、難解な和訳が出てきて悩まされた。
あまりに意味不明なので腹が立ち、難解語が出てくるたびにノートにメモするようになった。

foundling---拾い子    headstall---おもがい   clapboard---下見板
tyke---やくざ犬      resolve---堅忍不抜   pace---側対歩で歩く   
hump---隆肉   euphoria---多幸症   pantheism---汎神論   
hamstring---ひかがみの腱

右も左も意味がわからない。私は誰? ドコノクニノヒト? 
仕方がないから、「隆肉」や「多幸症」を同じ電子辞書の国語辞典で引くと、これが載ってない。意味分からん語訳載せて、国語辞典に説明もないなんて、責任取ってよ、と言いたい。
また、trifle が分からないから引くと「トライフル」、cybernestics が分からないから引くと「サイバネスティックス」と出る語もあって、「ヨミを聞いてるんじゃない、イミを聞いてるんだよ!」と、息子の言葉を借りれば「ブチ切れそうになった。」

いろいろな辞書で調べると、上の語の中で「多幸症」というのは、自分を現実以上に幸福だと信じ、常にハイになっている精神的疾患のことをいい、「汎神論」というのは、万物は神とする宗教観をいう専門用語だということが分かった。「おもがい」は馬具の一種、「下見板」は家の外部を覆う横板のこと、「堅忍不抜」はたえ忍んで心を動かさない意味の四字熟語、「側対歩」は馬術の歩き方の一種・・・、ちゃんとそれぞれに意味があり、私の国語力不足も少しは原因していることは認める。しかし、「拾い子」「やくざ犬」「隆肉」って・・・???
今使っている電子辞書で引くと、それぞれ「捨て子」「のら犬」「こぶ」と出ている。それでいいじゃないか、何のためのわざわざ難しい訳語を? 字数節約にもならないし。

一つ「拾い子」で悩んだおかげで覚えたのは、英語には「捨て子」には「foudling」と「deserted child」の二つの言い方があるということだ。見出された子と、見捨てられた子・・・。
日本語にも「拾い子(ひろいご)」という言葉があった。生まれた子が次々と死んだりした場合、一度捨てて他人に拾ってもらってそれを改めてもらって育てた、という風習が昔あったらしい。
これも私の知識不足。しかし、「やくざ犬」と「隆肉」は、断じて日本語の辞書にはない。

極めつけは「ひかがみの腱」だ。「ひかがみ」をその「難解電子辞書の」国語辞書で引いたら「うつあし。よぼろ。よぼろくぼ」と出た。ブチ切れた。
大きな国語辞典で調べると、「ひかがみ」とは、「膝のうしろのくぼんでいる所」で、その脇のすじを「ひかがみの腱」というらしい。あんな所に固有名詞があったなんて、知らなかった。
これも、私の国語力不足だろう。でも、「ひかがみ」が体のどこを指すのか、知っている日本人は大変少ないのではないかと思う。英語には「hamstring」という言葉があるのだ。

では、肘の裏のくぼんだところには、名前はあるのだろうか・・・?
足首にあるこぶ状のものには「くるぶし」と名前が付いているのに、手首の似たような所には(多分)名前がない。だから、ひかがみ、またはよぼろ、よぼろくぼに相当する腕の部分には、英語でも日本語でも名前はついていないだろう・・・、と私は思うのだが、どうだろう。

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by pataponm | 2008-11-05 11:34 | 英語  

まだまだ80万語の「100万語多読」

久しぶりに多読の会に行く。毎月近くの公民館で開かれているが、スケジュールが合わなくて2、3ケ月も空いてしまうことがある。会費1200円は、行ったときのみ払うので、主催者のゆきんこさんには申し訳ないと思うのだが、嫌な顔もせずに受け入れてくださっている。(あまり借りている期間が長くなると、郵送してください、とかお友達経由で返却してくださいとか連絡をいただいてしまうが・・・)
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◎ゆきんこさんがご自宅の蔵書の一部を運んで来て、毎月1回、公民館で多読の会が開かれる。ゆきんこさんのアドバイスなどを受けながら、面白そうな本を8冊まで借りることができる。1時半から4時半までオープンしていて、15人ほどの会員が自分の都合のいい時間に訪れる。

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◎本は、オックスフォードの外国人英語学習者向けのテキストや、英米の子供向け絵本や読み物、大人向けの小説など多様。私がアナスタシアのシリーズを気に入っていることをご存知で、何冊か持って来てくださった。早速第4巻を借りる。10冊以上シリーズがあることが分かって、わくわく。

まだまだ私は80万語、今年中には100万語を突破して、「100万語多読」の会の正規会員?になることができるだろうか・・・。
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by pataponm | 2008-10-13 11:35 | 英語