カテゴリ:北京旅行( 18 )

 

北京旅行-18-<こしのない麺>2010.12.28

天安門は紫禁城(故宮博物院)の正門だったところ。そのまま入って行けば宮殿の中へ入れるわけだが、時間はちょうどお昼どき、その前にちょっと腹ごしらえ、ということになる。

◎昼は麺類。「刀削麺」で有名なお店へ。
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◎店内。中央の円卓へ案内された。
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◎刀削麺の鑑賞実演のサービス付き。こねたうどん粉の塊のようなものを特殊な幅広刀で「シャッ、シャッ」と削いでいく。
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◎金盥のような容器に削ぎ落した麺が落ちていく。
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◎どんな麺料理になって出てくるのかしら~、と期待していたら、最初に出てきたのは刀で削いだ形跡のない丸い麺だった。
北京では料理の置き方が乱暴で、皿の上に皿を重ね(皿と皿の間に重ねて置く)ても平気と前に書いたが、なみなみと汁の入った麺の容器も「どんっ!」と置くので、汁が跳ねて取り箸がべちょべちょ。指が濡れるのを我慢して取り分ける。
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◎次に来たのも、ちょっと辛い丸い麺。こっちの取り箸も濡れてますよ~。
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◎いよいよ来ました、これが刀削麺でしょうか。
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3種類の麺を食べたが、どれも日本の麺でいう「こし」がない。茹で過ぎかと思うくらい柔らかく「ふにゃふにゃ」の歯ごたえだった。
こしがなければ麺じゃない、というくらい「こし」にこだわる日本だが、九州のうどんはこしがないと聞く。文化というか、好みの違いでしょうか。
つゆは、味はいいがかなり薄味で甘く、そしてぬるい!
この店だけ? と思って「中国の麺 こしがない」で検索してみたら、同じような感想が続々と出てきた。「ふにゃふにゃ麺」「薄味で甘いつゆ」「ぬるい」の3点は共通する特徴のようだ。

◎うどん以外にも次々とご馳走が出て来ました。麻婆豆腐は毎食食べているような気がする~。
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by pataponm | 2012-03-21 11:24 | 北京旅行  

北京旅行-17-<天安門広場>2010.12.28

天壇公園で市民の憩う姿を見たあと、国家の中枢、天安門広場へ。

天安門広場は警戒が厳しく、広場に入るための検問がある。空港と同じように手荷物のX線検査などのセキュリティチェックを受ける。おかしな話だが、外国人より地方から来た自国民に対する審査の方が厳しいそうだ。

◎警察(軍隊?)が行進していた。広場全体に緊張した雰囲気が漂っている。
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◎中国の警察の車。有事に備えて常に待機しているのだろうか。
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◎広場中央には中国の国旗、五星紅旗が掲揚されている。その下の方に小さく見えるのは・・・、
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◎国旗を守る人民解放軍の兵士。防寒具に身を固め、透明の囲い(風よけ? 防弾・・・!?)の中にいるとはいえ、氷点下の気温で強風が吹きすさぶ広場での直立不動は辛いだろうなぁ~。
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◎厳めしい雰囲気の広場だが、こんな物売りの姿も。
串に刺したサンザシを売っている。糖葫芦(タンフール)という、サンザシの実に飴がけをしたものだ。
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糖葫芦は、中国映画「さらば、わが愛~覇王別姫」に、京劇の過酷な訓練に耐える子供がいつか腹いっぱい食べたいと憧れている菓子として出て来た。それを見て、私も中国に行く機会があれば食べてみたいと思っていたのだ。
しかし、公園の木や車の車体が白くなるほど埃っぽい北京で売られている飴がけサンザシ、衛生面でどうかなぁ~、と迷って結局買えなかった。1串1元(14円)くらいらしい。
同じものかどうかは分からないが、スーパーで1個ずつ袋に入っている飴がけサンザシを買って食べた。杏をもっと甘酸っぱくした味。とても好きな味だった。(で、でも、これを食べて奥歯の詰め物が取れてしまい、半年間も歯医者に通うことになりましたぁ~~)

◎天安門広場は、南北880m、東西500m。敷き石の数が50万、この敷き石1つに2人が立つ計算で100万人が収容可能だという。
広場を囲むように毛首席記念堂や国会議事堂にあたる人民大会堂など、いろいろな建物が建っている。写真は、中国国家博物館。
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◎テレビのニュースなどで「中国・・・」といえば必ず出てくるのが、この天安門。巨大な毛沢東の肖像。
娘に記念写真を撮ってもらおうとしたら「カメラの『顔認識』機能が、毛沢東にフォーカスするからお母さんがピンボケになる」と言われた。
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◎「天安門」とは、新しい国家の建立のために後ろの建物も含めて毛沢東が建設したものだと思っていたが、これは紫禁城(現故宮博物院)の正門だったのだ。
天安門の向こうには、中国代々の皇帝が暮らした世界最大の宮殿群、紫禁城が広がっている。
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by pataponm | 2012-03-16 11:57 | 北京旅行  

北京旅行-16-<天壇公園>2010.12.28

北京動物園の次は天壇公園へ行く。
五穀豊穣を祈った聖地として世界遺産にもなっている建造物を見るのが目的だが、私は公園に集う市民たちの姿の方が印象に残った。
中国人のガイドさんにとってはそんなのは日常的な光景、早く世界遺産を見せようと、ほとんど駆け足のように通り過ぎるのが残念で、小走りでついて歩きながら片手で人々の写真を撮った。

◎屋根付きの長廊が続き、市民がたくさん集まっている。ほとんどが年輩者。
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◎長廊脇の手摺に座って、思い思いにトランプをしたり・・・、
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◎将棋に似たゲームなどをしている。その周りには見物人が取り巻いている。昔、日本にも縁台で将棋をする近所のおじさんたちの姿があったっけ。
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◎通路では羽つきの羽を大きくしたような物を足で蹴り合う遊びをしている人たちも。
どの人もとても上手で優雅な動作でいつまでもラリーを続けていた。さすが雑技団の国の人。
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◎何十人もの人が円になって歌を歌っている。毛沢東を讃える歌(紅歌)を歌っているそうだ。
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◎遠くの広場では、太極拳をする人たち。
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ガイドさんの話によると、中国では男は60歳、女は55歳で定年を迎え、「定職金」という年金が月に2800人民元(約4万円)がもらえるようになる。中国では充分暮らしていける額なので、暇を持て余した退職者たちが公園に集まり、ゲームや運動をして一日を過ごすのだという。決まった相手がいるわけではなく、そのとき居合わせた人同士で始めることが多いそうだ。

革命歌については、2011年1月6日の朝日新聞に「革命歌をもう一度 ~毛沢東時代回顧のキャンペーン重慶で~」という記事があった。中国経済の急激な発展に取り残された年輩世代の感情を利用して当局が保守回帰を狙っているというのだ。ただ、政府が強要するものではなく、自発的な集まりが多数、設立されているという。この新聞記事では、年金額は1万2千円ほどで、暮らしていけないと人々が憤っていると書かれていた。北京と地方とでは違うのだろうか。

◎市民の集う公園を抜けると、世界遺産の建造物を見ることができる。
明・清の皇帝が豊作を祈った「祈念殿」。
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◎祈念殿内部の装飾が素晴らしい。
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◎祈念殿を囲む建造物。
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by pataponm | 2012-03-02 22:12 | 北京旅行  

北京旅行-15-<北京で見かけた動植物>

◎行く先々で奇妙な枝ぶりの木を見た。なんとなく、中国的な感じがする。京劇の舞台に置いたら似合いそう。
これは、頤和園(いわえん)で見たもの。
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◎これは明の十三陵で見たものだが、天壇公園ではこの木に「龙爪槐」という名札が下がっていた(読み方は分からず。龙の字を探すのにとても苦労しました。竜の簡易文字らしい)。
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「龙爪槐」で検索すると、中国語のサイトがずらずらと出て来た。「学名Sophora japonica f. pendula 别名垂槐、盘槐 所属科、属豆科槐属 形态 特征落叶乔木。・・・」という説明文が・・・。ん? 学名・・・japonica? 中国的なんて思っていたけど、原種日本なの?
この学名を頼りに調べると、「シダレエンジュ」または「リュウノツメエンジュ」というものらしい。知らずに日本で目にしていたのか。でも、こんな枝ぶり、一度見れば忘れないはず。

◎北京の町を歩いて気になったのは、植物が元気がないということ。真冬だということを差し引いても、常緑樹はもう少し鮮やかな緑なのではないかと思う。
車の数が急激に増えて大気汚染が深刻になっていると聞くが、無縁ではないだろう。
明の十三陵で見たしょぼくれた木。
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◎天壇公園のホコリをかぶったような木。
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◎町なか至るところで見かけた鳥。カラスより少し小さめだが大柄な鳥。カケス?地面の上を歩いているのもいた。
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◎明の十三陵入口前で、野良犬を見た。私が子供のころは近所に野良犬というものがいて、野良犬そのものより「ときどき犬殺しが捕まえに来て連れ去って行く」という兄たちの話の方が恐怖だった。
今では日本で野良犬を見ることは滅多にないので、珍しかった。
犬は、道行く人たちに蹴飛ばされていた・・・。
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◎北京動物園で野良猫も見た。さび猫。近づいても逃げない。
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◎こちらは誰かが餌をやって世話しているようだ。ここが動物園だからかな?
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by pataponm | 2012-02-03 11:02 | 北京旅行  

北京旅行-14-<北京動物園> 2010.12.28

北京2日目の夜、ホテルで風呂に入ってぎょっとした。両足太腿に赤黒い湿疹のようなものがべったりと浮き上がっていたのだ。ぴりぴりとした痛みもある。
ジンマシン? 出されたもの以外に食べたのは、前の晩にスーパーに行って買ったお好み焼き風の総菜と湯葉を焼きそばにしたみたいな麺、それと缶入りのサンザシのジュースと木酢液を薄めたみたいな匂いの飲み物。でも、娘も同じものを口にしている・・・。
零下3、4度の屋外で強風の中、万里の長城なんかに登った疲れ?

ひどい湿疹を目にして私がまず考えたのは、こんなことで明日の観光をふいにしたくない、お腹下したわけじゃないんだし、ガンバルぞー、ということだった。


3日目もホテルのブュッフェスタイルの朝食。迷わずお粥を取って来る。何故なら前日お粥だと思って食べたのはオートミールだったということが娘の指摘で分かったから。
私は中華料理店でお粥を食べたことがなかった。初めて食べたのがアメリカ、ボストンの中華料理店。そこで出てきたのは、フレーク状にした米をどろどろに煮たようなもので、「これが中華風お粥か」と思った。だから、本場北京でスープで煮たオートミールを見たときにお粥と思ってしまったのだ。ミルクやハチミツが近くにあったのでヘンだなぁ、とは思ったのだが・・・。

◎これが中国のお粥。日本のお粥とほとんど変わらなかった。トッピングにピーナツというのは新しい。沖縄の豆腐餻に似た紅南乳も忘れずに。んーー、おいしい。
でも、ほんとにこれが中華風お粥? ボストンで食べたのとのあまりの違いに疑心暗鬼になってきた。中国の他の都市では? 横浜の中華街では? どんなお粥を出しているのだろう。
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◎私たちの泊まったホテル。部屋も広く高級感があり文句なしだが、日本語が通じない。日本語を話すスタッフがいないしホテル内の表示も中国語と英語のみ。部屋に置かれていたアンケート用紙の質問も英語だった。日本人観光客は中国にとって主流ではないのか?
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◎8時にロビーに集合してバスに乗り、朝から大渋滞の街中を曲芸運転で走り抜ける。でも、昨夜、驚異の雑技団を見たあとなので、「これは乱暴な運転ではない、器用な運転なのだ」という気がしてきた。中国人総雑技団・・・?
そう思ってよく見ると、ぎりぎりにすり抜けて走る車にぶつけたような傷やへこんだ跡をほとんど見なかった。
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◎バスはさらに高速道路を飛ばして・・・、
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◎15分ほどで北京動物園に到着。ツアー仲間の若い男性二人組は、興味ないのか別行動、午後天安門広場で待ち合わせということになった。彼らは昨日も「ボクたち地下鉄で帰ります」とパスに乗らなかったり、別行動が目立つ。
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◎いろいろな施設で見かけた獅子像が、ここにもいた。古代インドで仏の守護神としてライオンの像が作られ、それが中国に伝わり、さらに日本に伝わって狛犬になったらしい。
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右側の狛犬は口を開け、左のは閉じている「阿(あ)・吽(うん)」の形は、日本特有のものらしく、北京で見た獅子像は両方とも口を開けていた。
それと、日本の狛犬は社寺の門前に限るが、北京では博物館や動物園にもいる。

◎パンダが見られるところは入口が別になっていた。中は木が植えられ、小道ができて公園のような作りになっている。
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◎パンダ園の中にさらにパンダ舎があり、例の重い緞帳を開けて入ると、中は温度湿度などが管理された環境になっている。
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◎いました、いました。
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いくつもの檻があって年齢が違うのか、グループ別に何頭かずつパンダが飼育されていた。

◎こちらは少し年の若いグループか。仲良く車座に座ってお食事の真っ最中。右のパンダの立てひざがキュート。
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◎元気よくもりもりと笹を食べている。口で枝を食いちぎったり頭を振ったりぱくぱくと大口開けたり、食欲旺盛。
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娘は、生きて動く「生パンダ」を目の前に見て、すっかりパンダの虜になってしまった。
上野動物園などでパンダを見たことはあったが隅の方で寝てばかり、背中の一部しか見えない、という状態。パンダのキャラクターグッズも「あまりにもベタな可愛らしさ」と感じて興味を持ったことはなかった。
でも、ほんもののパンダは、その姿かたち、しぐさ、すべてが究極のいやしだった。

◎売店で「昨日までの私なら買うはずもなかった」パンダのミトンを買ってごきげんの娘。
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◎これは私が買った置物。高さ3㎝。翡翠色の石に、手描き(多分)のパンダの絵が描かれている。7元(85円)だった。
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◎ツアー仲間のご夫婦が「ホワイトタイガーがきれいだった」と言っていた。パンダ舎だけでなく、奥の動物園も見ることができたらしい。ホワイトタイガーとは是非見たいと思ったが、出発時間が迫っていたので残念ながら諦めた。
門の前にこんな看板があったのを最初に見ていれば・・・。
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私の太腿の湿疹は、ぴりぴり感はすぐに収まり数日で赤味も引いたが、かさぶた状のバリバリした傷が太腿一面に残り、完全に消えるまでなんと半年もかかった。
いったいあれは何だったのか? ジンマシンならすぐ消えるはず。もしかして帯状疱疹? 
薬も飲まず、医者にもかからず、未だに原因不明。
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by pataponm | 2012-02-03 10:28 | 北京旅行  

北京旅行-13-<雑技団> 2010.12.27

旅行のオプションとして、雑技団と京劇の公演がついた。1公演3800円。こんな機会でもなければ観ることもないだろうと思い、両方申し込んだ。

◎1日目の夜は雑技団。夕食のあと、夜の街を劇場へ向う。
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◎なんとか学校。「教師1対1」と書かれているから学習塾だろうか。中国にも塾があるのか。
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◎雑技団の公演が行われる「天地劇場」。観る人だけ降ろされて、残りの人たちはそのままホテルへ帰る。
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◎開演前のステージ。幕に宇宙のうねりのような映像が映され、激しいロックの音楽が流れていた。
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雑技団の技は、期待を遥かに上回るもので、息を呑む超絶離れ業に目が釘付けだった。
残念ながら撮影禁止だったので写真は残せなかったが、娘は「シルクドソレイユよりすごい」と言っていたので、世界的なサーカス団と比べても遜色のないものだったのではないだろうか。「雑技」なんて言ってしまってごめんなさいという感じ。
北京オリンピックの体操競技で中国はダントツのメダル数を獲得したが、元オリンピック選手などもメンバーにはいるらしい。

スパイダーマンに扮した(この辺、著作権だいじょうぶですかぁ、と、中国だけに心配になるが)10人くらいの男集団が垂直の棒から棒へ引力の法則を無視したような荒業で入り乱れたり、ジャグリングにしても、20個くらいのボールが常に空中に舞っていて一人の人間がやっていることとは到底思えなかったり、どう見ても10歳前後の子どもたちがひもの付いた羽つきみたいなおもちゃを集団で操ったり(児童の権利保護はどうなってるんでしょうかぁ)・・・。
人間ができることの限界を見た思いでした。

◎フィナーレを飾った自転車アクロバット(ネットより転載)。
最初は数人で上に乗ったり逆立ちしたり、それで充分「おぉ」というすごさなのだが、最後は一人の自転車に次々と自分の自転車を乗り捨てた人が飛び乗り・・・、しまいには12人の女性が花が咲いたように乗ってしまった。(こいでいるのは一人)
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by pataponm | 2012-01-20 11:00 | 北京旅行  

北京旅行-12-<中国トイレ事情> 2010.12.27

2010年の年末に行った北京旅行の旅行記が、2日目までで中断していた。
震災があったり、仕事が忙しくなったりで、なんとなくそのまま来てしまったが、同行した娘が続きを読みたいと言うので、また再開しようと思います。
たった4日間の(正味2日の)ガイド付きツアーですが、それなりに驚きと発見があったので・・・。

久しぶりの再開なのでインパクトの強いネタを。
「中国トイレ事情」
尾籠な話で、きれいでない描写も出て来ますので、苦手な方は飛ばしてください。

◎公衆トイレの入り口。デパートやスーパーと同じように寒気除けの重い緞帳が下がっている。町には赤が目立つ派手な中国なのに、どうしてこれだけは色気がないのか。
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◎これが、中国式便器。初め、日本と同じように向こうを向いて使用していたが、水洗の水の流れる方向を見ると、どうもドアに向かって使用するらしい。
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それがはっきり分かったのは、中国の人がドアを閉めずに用を足しているのを見てしまったから(!)
中国のトイレにはドアがない、ということを聞いたことはあったが、公共施設やデパートなどのトイレにはちゃんとドアがあるので旅行者が困ることはないという話もあり、まして北京は近代都市だから・・・と思っていた。
確かにどこのトイレにもドアがあったが、中国の人の中にはドアを閉めない人が結構いるのだ。
私と娘が目撃したのは、都会的なおしゃれをした若い女性だった。最初から最後の身支度まで悠々と・・・。目のやり場に困るというか、目を疑った。

もう一つの驚きは、中国では水洗トイレに紙(トイレットペーパーを含む)は一切流してはいけないということ。
上の写真の中にあるバケツは、使用済みトイレットペーパーを捨てるためのものなのだ。蓋もないので、トイレの中にはなんとなく独特の匂いが漂っている。
そういえば以前、テレビで中国のこの習慣について取り上げていた。銀座のデパートなどに中国人観光客が多く来るようになり、トイレの棚に(バケツがないから)使用済みトイレットペーパーが積み重ねられているというのだ。
羽田空港のトイレに「使用済みの紙はトイレに流してください」というようなことが中国語で書かれていた。「備え付けの紙以外は流すな」なら分かるが、なぜ「紙を流せ」か? と思っていたが、そういうわけだったのだ。

◎「PULL」は「引」ではなく、「拉致」の「拉」なんですねぇ。ちなみに「PUSH」は「押」ではなく「推敲」の「推」でした。
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これはトイレの内側から撮ったものですが、鍵というか、掛け金を見てください。
ただくるくると回る物で、ドア側にこれを留める金具がない。ドアノブは固定されているので回してカチッと留めることができない「木戸式」。つまり、掛け金が「くるん」と下を向くとドアがすーっと開いてしまう、ということです。用を足している間、何度も掛け金を見上げて気が気ではありませんでした。
もっとも、ドアが全開になってしまっても、ここでは誰も気にしないのですが・・・。
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by pataponm | 2012-01-19 14:21 | 北京旅行  

北京旅行-11-<北京ダック> 2010.12.27

2日目夜は、北京ダックの老舗「全聚徳(ぜんしゅうとく)」での夕食。

◎全聚徳はガイドブックにも載っている店で、玉府井にある本店は1864年創業。北京ダックを庶民に知らしめたのがこの店だという。
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◎入口には可愛い北京ダックの人形がウェルカムしている。「これって、食われる立場の北京ダックとしてどうなの?」とつっこむ娘。  オプションで青島ビールを注文。
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◎円卓を囲むや、次から次へと料理が矢継ぎ早に運びこまれた。1皿1食材的な料理(キクラゲだけ、チンゲン菜だけ、夕顔?みたいなわけわからん野菜だけ、の1皿とか)が多く、薄味でシンプル。でもどれもおいしい。麻婆豆腐は毎食出たが、店が違うと味も皆違った。
それにしても、どんどん皿が来て、テーブルが満杯になってもかまわず皿の上に皿を重ねて行く(3枚くらいの皿の上に不安定に置く)ので皆食べるのに必死。空いた皿は少し料理が残っていてもどんどん下げられてしまう。量は充分だが、根が食いしん坊なので「食べそこなった料理はないか」と気が気でなかった。
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◎右上のスープのようなものは、何の味もしないどろっとした温かい液体だった。正体不明だったので「食べる物じゃなかったんじゃない?」「指を洗うもの?」とだんだん気味悪くなり、ほとんどを残してしまった。後で、北京ダックの茹で汁でコラーゲンたっぷりと知る。それにしても、あのまま飲むのだろうか。そば湯みたいなものかな?

◎待ってました、北京ダックの切り分け実演。掛炉で40分以上あぶり焼きにした北京ダックをシェフが目の前で薄く削ぎ切りにする。
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◎左・これで11人分。慎重に分けました。 右・餃子の皮のようなものに特製味噌を塗り、薬味と北京ダックを一切れ乗せて巻く。
パリパリの皮の下にかなり濃厚な脂があるので、「シャコシャコ、じゅわ~~」という食感。肉部分はほとんどない。「北京ダックは皮を食べるもの」というが、ほんと? すると肉部分は別の料理に使うの?
念願叶ったが、今一つありがたみが分からなかった、というのが本音でした。b0134988_112969.jpgb0134988_11291653.jpg


◎炒飯と杏仁豆腐が出てシメとなる。
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◎円卓いっぱいに並んだ皿(半分くらいは片づけられている)。みんな夢中で食べました。
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◎店を出たらもう宵闇迫り、看板の行書体の文字がイルミネーションに縁どられていた。
中国の街を走ると、漢字が目について親しみを感じるが何か違和感がある、と思うのは、この看板やビルの社名などの漢字が行書体だということだった。日本ならゴシック体か、パソコンのフォントの明朝体が使われていることが多い。
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by pataponm | 2011-06-06 11:29 | 北京旅行  

北京旅行-10-<鳥の巣> 2010.12.27

北京旅行から帰ってもう半年もたつのに記録はまだ2日目。年末の凍てつく寒さの中、北京オリンピックのために建設された競技場を外観だけ見に行く。

◎北京オリンピック公園の広場。のどかに凧揚げをしている人たちがいると思って近づいてみると、観光客に売り付けるためのパフォーマンスだった。京劇などで見る毬遊びのような玩具を売っている人もいた。値段は3元から10元くらい。ちょっと目線をやるとものすごくしつこく売りつけて来る。その場を立ち去っても後からついて来る。
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◎北京国家体育場。独特の形状から愛称は「鳥の巣」。スイスの建築家ユニット、ヘルツォーク&ド・ムーロンの設計による。
北京オリンピックの競技場として建築されたが工事が遅れに遅れ、2008年8月開催予定のオリンピックなのに施設が完成したのは4月だった。
開催直前、「まだ骨組みしかできてないの?!」と驚いたら、これが完成形でした。
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もうすぐお正月なのに、広場にはクリスマスツリーにしか見えないオブジェが並ぶ。ホテルのロビーなどいろいろな所にあった。多分これはクリスマスツリーでしょう。中国は正月といえば2月の旧正月だから、日本のようにクリスマスが終わればディスプレイは即正月気分!とはならず、年の瀬までツリーを飾っていてもいいのかも知れない。

◎北京国家水泳センター。通称ウォーターキューブ。ここで北島康介が100m、200m平泳ぎで金メダルをとり、アテネに続いて連続二冠を達成した。
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◎IBMの立派なビルが広場から見える。
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移動のバスから見た北京の街並みを。

◎北京市の周辺には、到るところに夥しい数のアパート群が立ち並ぶ。中国の人口の多さを思う。
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◎街の中心には総ガラス張りの近代的ビル。
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◎車は圧倒的にセダン。高級車が多い。常に大渋滞というくらい車の数は多いが、車を持てる人はやはり特権階級なのだろう。
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◎バスを待つ人たち。おや、なんとなく並んでいるように見える。並ばないことで有名な中国人なのに。北京オリンピックの大々的キャンペーンでマナーが向上したかな? それとも、バスが来たとたん入口に我先に押し寄せるのだろうか。
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◎大きな道路の交差点を渡る自転車。自転車に乗るのは中年や老人ばかり。自転車もボロボロ・・・?
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◎公衆電話。
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by pataponm | 2011-06-05 10:43 | 北京旅行  

北京旅行-9-<北京くるま事情>

「北京で最も印象に残ったことは」と聞かれれば、万里の長城でもなく、北京ダックでもなく、パンダでもなく、私は迷わず「北京の交通事情」と答えるだろう。

近年めざましい経済発展を遂げ、GDPが日本を抜いてついに世界第二位になった中国。北京の街は高層ビルが立ち並び高速道路が網の目のように走る近代都市だった。
そして切れ目なく縦横に走る無数の車、車、車・・・。
テレビや新聞の報道でその事実を知ってはいても、学校で習った人民服の市民、交通手段は自転車・・・というイメージが私の中で根強く、テレビで見る近代都市北京は官庁街など中心部だけで、大部分は昔のままなのだろうと思っていた。
10年前に中学生だった娘ですらそう思っていたと言う。「社会科資料集には北京の街の様子として、人民服を着た人たちが群をなして自転車で走る写真が載ってたよ」

ガイドさんの説明によると、車の数が爆発的に増えたため、今は法律で曜日別に走ってよい車のナンバーが決められているそうだ。「今日はO曜日ですから走っているのは末尾番号0と5の車だけです」と言うのでよく見ると本当にそうだった。中にはナンバープレートを外して走っている車がいて「あれは違う番号の車がごまかしているんです」という説明には驚いた。

車を手に入れることすら最近では難しくなっていて、ナンバープレートを手に入れるのは抽選、倍率は20倍近いという。「お金があっても車が買えないんです」とガイドさん。

そうして悲願の車を手に入れた中国の人は、どのような教習を受けたのだろう、まるで自転車から車に乗り換えただけ、という感覚で混んだ道路を斜めに走ってすり抜け、割り込み、ものすごい運転をする。

◎車間距離は日本の常識の5分の1。日本ならびくとも動かなくなるような詰まり具合でも、全体がするするすると車を動かしていて結構流れている。信号で止まるときには前の車に追突するのではないかと何度も「ひゃ~」と言ってしまった。
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街全体がほこりっぽいせいか、横断歩道やセンターラインがほとんど見えなくなっている。三車線の広い道路をウィンカーなど出さずにくねくねと蛇行して走る様は中国雑技団のようだ。
「北京だけじゃない、上海なんかもっと荒っぽいですよ」とツアー仲間の人が言っていたが、「荒っぽい」というよりは案外器用な中国人ならではの超絶運転技術なのではないかとすら思えてきた。

車がこの調子なら、歩行者も命知らず。赤信号はまず守らない。それもニューヨークのように身の安全を確かめてから渡るのではなく、びゅんびゅん車が走っている隙間を縫って悠々と大股で歩いて渡るのだ。それを見た車も全然徐行しない。「あーっ」と思わず息を飲むと、絶妙な間合いで人と車がすれ違って行く。
驚いたことに、信号のない交差点も多いそうだ。横断歩道のない道路も多く、人は道幅が広く交通量の多い道路をてんでんばらばらに歩いて渡っている。どこに人がいるか分からない状態。

私たちの乗った観光バスの運転手さんも、ガイドさんが「猪八戒に似ている人」と言っていたような風貌で、ガイドさんと大声で身ぶり手ぶりで(怖)話をしながら曲芸的運転を披露してくれた。全く肝を冷やした。

もう一つ気づいたことは、街を走っているのはパス、タクシー、そして個人の乗用車がほとんどだということ。物資を輸送するトラックなどはあまり見かけなかった。
乗用車は丸っこいデザインのセダンが多く、外車、特にフォルクスワーゲンが目立った。
観光バス以外は、トロリーバスで、道路が混んでいても路線は確保されているようだった。

◎北京国際空港から高速道路を走り、一般道に出る手前のインターチェンジ。紫禁城のような作りに北京に来たことを実感。
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◎北京到着直後にバスの中から見たタクシー。脇を走るどの車もほこりだらけなのが、暗くなり始めた中でも分かった。黒っぽい車は全体がうっすらと白いほこりで覆われているのが余計に目立つ。
中国の人が汚なくても気にしない性格なのだろうか、それともきれいにするそばからほこりだらけになるほど大気が汚れているのか。
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◎北京は雨が少なく、3ケ月以上降っていないとガイドさんが言っていた。ワイパーが動いた形跡があるのは、雨ではなくほこりをぬぐい取っていたのだ。
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◎完全に車社会に変貌した中国。しかし、このような自転車人口もまだまだ多いのだ。
自転車に乗っている人は中年以上の年輩者ばかり。社会の格差が大きくなっているのではないかと思われる。
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◎車と自転車が共存する街。
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娘がバスの中から撮った動画が結構臨場感あふれているのだが、やり方が分からなくてアップできないのが残念。
You Tube を探したがぴったりくるのがなく、北京ではないけれど、大連の道路の様子を撮ったものがあった。道を横断する人の様子は分かってもらえると思う。

大連の交通事情 道路を横断する人たち
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by pataponm | 2011-04-09 15:56 | 北京旅行