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カテゴリ:音楽

  • フィルハーモニア・アンサンブル東京 
    [ 2012-04-22 14:42 ]
  • 室内楽大会
    [ 2012-02-19 10:18 ]
  • 城北オラトリオ合唱団 第31回演奏会
    [ 2012-01-29 11:02 ]
  • チター
    [ 2011-12-27 11:00 ]
  • キャンドルサービス
    [ 2011-12-20 10:58 ]
  • ヴェルディマラソンコンサート 歌劇「ナブッコ」
    [ 2011-11-27 14:26 ]
  • 平澤匡朗コンサート
    [ 2011-10-07 17:54 ]
  • オペラ公演 「コジ・ファン・トゥッテ」
    [ 2011-08-28 17:15 ]
  • J さんバイリオリン教室発表会
    [ 2011-07-24 11:20 ]
  • 第14回 ビオラの会
    [ 2011-06-25 19:13 ]

 

フィルハーモニア・アンサンブル東京 

元ベルリンフィルのビオラ奏者、土屋邦雄さん指揮によるフィルハーモニア・アンサンブル東京のビオラメンバーとして演奏した。このような形になって3回目のコンサートだが、私は2度目の参加。

曲は、バッハ ブランデンブルク協奏曲 
       第3番・第5番
   ドヴォルザーク 弦楽セレナーデ

メンバーは、日頃いくつかのアマチュア音楽団体で活動している人たちがこの日のために集まって、ドイツ滞在の土屋さんが日本にいる1ヶ月の間に集中的に練習してきた。
この演奏会を、なんとあの小澤征爾さんが聴きに来てくださった!

そのことを、あとで娘に話したらびっくりぎょうてん。
「小澤征爾指揮のコンサート聴きに行くことだってすごいのに、お母さんの演奏を小澤征爾聴きに来たとっ??!!」
いや、小澤さんは旧知の土屋邦雄さんに会いにいらしたのであって、けして私たちの演奏を聴くためにいらしたのではアリマセン。

◎会場は今年も上野旧東京音楽学校奏楽堂。昨年は2月の寒い時期だったが、今年は八重桜が満開に。でも午後になって激しい雨が降り始め、肌寒いあいにくの天気だった。


◎建物は、国の重要文化財に指定されている。


◎去年も写真に撮ったけど、トイレの「便所」「女」が昭和を感じさせる。近くにいたチェロの男性に「べんじょ、って書いてありますよ!」と言ったら「あ、そうですね」とスルーされてしまった。
レトロですよね、と言いたかったのに・・・。
「べんじょ!」と叫んだまま取り残された私って・・・。


◎舞台セッティング。全員で働いて譜面台を出し過ぎてしまい、また戻している。これも去年と同じ光景。本番では、演奏者はパイプオルガンの左横の小さなドアから登場する。楽屋から急な階段を昇ったどん詰まりがこのドアで、女性はドレスの裾を踏みそうになりながらよろよろと出て来るのだ。


◎客席。固そうな椅子やカーテン、簡素なシャンデリアが時代を感じさせる。


◎30分しかないステリハで、要点のみをチェックする土屋邦雄さん。


◎楽屋。開演前に「小澤征爾さんいらしてます。もう席に座っていただきました」という情報が。にわかに緊張が走る。

あとで聞いた話だが、小澤さんは一人で電車を乗り継いで、雨の中上野駅から歩いていらしたそうだ。そして、入口前の行列の最後尾で傘をさしながら待っていたという。お客様の一人が気付いて知らせてくれ、受け付けの人が中へ案内したそうだ。
開演前、土屋さんが小澤征爾さんを紹介し、小澤さんが立ってプログラムを振って挨拶すると客席が騒然となり大きな拍手が。(この日一番の拍手だった・・・汗)

休憩時間に楽屋へ降りると、客席側から来た小澤さんがにこやかに「ここまで降りて来るのたいへんだねぇ」などと私達に声を掛けて下さった。病気療養中と聞いていたがとてもお元気そうだった。そのまま指揮者楽屋へ入り、中から「おおぉ~」「いやいや」などと土屋さんと交わす声が聞こえてくる。小澤さんは、前半のみ聴いてそのまま帰られた。

今回も、全パート土屋さん自身が書き込んだポーインクとフィンガリング付きの楽譜を使用。
「楽譜に書いてないことはやらない」こだわりの奏法。でも「 p と書いてあっても自己主張したければ出ていい」「気持ちが高ぶれば(書いてなくても)クレッシェンドしていい」という感情重視の考えもある。(ただし、楽譜に書き込んではいけない。書き込むと本当の f やクレッシェンドになってしまうから、という微妙なところではある)
というわけで、全員が f で弾き続ける場面が多くなり、音価分伸ばす、減衰しないという音の出し方で力強さが増す。
土屋さんの理想とするこれらの奏法や表現方法を、私たちがもしパーフェクトに再現できれば、ベルリンフィルの音になるのかも知れない。
しかし・・・、結果は・・・、どうだったでしょうか・・・。

土屋さんは、練習の間、私たちが弾けないこと、思うような音を出せないことについて、けして厳しい言葉で批判されなかった。あくまでも辛抱強く指導してくださった。
ブランデンブルク5番で素晴らしいピアノソロを弾かれた奥様が心配して「大丈夫なの」と言ったときも、「まあ、見てなさい。最後の1週間で変わるから」と言われていたそうだ。
しかし、打ち上げで土屋さんは「ぼくは滅多なことでは泣かないけど、今度ばかりは・・・」と、初めて心情を明かした。心配したが本番はなんとかまとまった、という前向き発言ではあったが、最後に冗談めかして「だけどもうちょっとうまく弾けよな」と痛い一言。
小澤征爾さんからは、「(指揮者が)力むと音楽が固くなるよ」と言われたそうだ。でも、私たちが転んだりよろけたりズレそうになったりすれば、力まないわけにいかないだろう。
土屋さんのためにも、次回はもうちょっとうまく弾きたいものです。

◎女性は思い思いのカラードレスで演奏しました。

by pataponm | 2012-04-22 14:42 | 音楽 | Trackback | Comments(3) 

室内楽大会

久しぶりに、所属している音楽団体の室内楽大会に参加した。
受け付けの当番をして10年ぶりくらいにお会いする方もあり、懐かしかった。
ホールの座席を見渡すと、プロの演奏家ならとっくに引退しているような年代の方々が約半数を占める。むしろ、リタイアしてから本格的に活動を開始する方が多いのだ。
あと何年楽器を弾いて楽しむことができるのかしらと弱気になっているときに、ここへ来ると「だいじょうぶ」というエネルギーを受け取ることができるような気がして元気になれる。

◎会場の かつしかシンフォニーホール の アイリスホール は客席がフラットなのでステージを見上げる形になり、後ろの座席では前の人の頭が邪魔になってステージが見づらい。
ゲストのクァルテット・エクセルシオの演奏でスメタナの「わが生涯より」を聴く。


◎アマチュア演奏家たちのステージでの演奏の他に、クァルテット・エクセルシオのメンバーと一緒に弾くというのがこの大会の目玉企画。私は、チェロ奏者、大友肇さんとドボルザークのピアノ五重奏曲をビオラでご一緒させていただいた。
スタジオは広く、吸音する構造になっているのか、音が拡散する感じがして皆の音が聴きにくかった。
でも、音楽の流れのこと、下へ落ちないで前へ進む持って行き方など、ときどきアドバイスされることが、先生が実際に演奏される中からも感じられてとても勉強になった。

by pataponm | 2012-02-19 10:18 | 音楽 | Trackback | Comments(4) 

城北オラトリオ合唱団 第31回演奏会

今年も城北オラトリオ合唱団 第31回演奏会のお手伝いでオーケストラのビオラを弾く。

曲目
モーツァルト ヴェスペレ KV339
ハイドン ネルソンミサ(苦難のときのミサ)

指揮 松井雅司

ソプラノ 西森由美/アルト 石井真紀
テノール 角田和弘/バス 笹倉直也
オルガン 半田規子/大園麻衣子
 
ヴィッラ・ディ・ムジカ室内管弦楽団
城北オラトリオ合唱団

会場 練馬文化センター
 

◎昨年はモーツァルトの戴冠ミサ曲がビオラなしだったが、今年もモーツァルトがビオラなしの編成。
一階や二階の客席をいろいろと移動しながらモーツァルトのステリハを聴く。
音が溶けあってよく響くいいホール。自治体の公共施設とは思えない本格的なホールだ。


ところで、オラトリオって? ミサ曲って? レクイエムって何?
城北オラトリオとは今年で3回目の共演になるのに、この辺のことが何も分かっていない。
宗教曲らしいということだけは・・・。

ネットで調べると、ミサ曲はローマ・カトリック教会のミサで演奏される音楽、レクイエムは死者のための典礼で歌われる鎮魂曲で、ミサ曲の特殊な形の楽曲ということらしい。
オラトリオは「聖譚(せいたん)曲」と訳され、宗教的題材に基づく壮大な叙事的楽曲。つまり、ミサ曲やレクイエムも含んだ宗教曲の総称ということ・・・?
ミサ曲は「キリエkyrie」(あわれみの賛歌)、「グローリアgloria」(栄光の賛歌)、「クレドcredo」(信仰宣言)、「サンクトゥスsanctus」(感謝の賛歌)、「アニュス・デイAgnus Dei」(平和の賛歌)の五つの部分からなっているが、歌詞はどの作曲家のものも同じなの?
調べたけど、まだ分かっていない・・・。

キリスト教についてほとんど知識がなく、信仰心もない私だが、ミサ曲やレクイエムを聴くのは好きだ。聴いたり弾いたりしていると、「神を信じる心の状態」が感覚的に理解できるような気がしてくる。
音楽の持つ力だろう。

by pataponm | 2012-01-29 11:02 | 音楽 | Trackback | Comments(9) 

チター

ひょんなことから、ドイツの民族楽器チターを貰い受けることになった。

◎これがチター。形が美しい。手前にメロディを受け持つ5本の弦(AADGC・親指にプレクトラムという爪を付けて弾く)と、30本(この楽器は33本)の伴奏弦(爪は付けずに弾く)からなる。


◎数冊の教則本付き。練習した日付か、曲番号の横に「'88 4.・・・」のメモがあることから、20年以上前のものと思われる。


学生時代、友達に誘われてドイツ風ビヤホールで河野保人のチター演奏を聞いたことがあり、そのチャーミングな音色に魅了された。友人は私以上に夢中になって最前列のテーブルに通いつめ、河野さんが休憩時間にビール片手に同席してくれるまでになったそうだ。
ギターに似ているがずっと響きがよく、艶っぽい。共鳴する空間は同じくらいなのに不思議。弦の数が多く響き合っているからか。

せっかく手元に楽器があるのだから、ドイツ民謡くらい弾けるようになりたいと思い、Aカルチャーセンターの「チター 基本」講座を見学した。
生徒は中高年の女性ばかり9人、先生も高齢の女性3人。生徒は自分の進度に合わせててんでに弾き、先生方が一人ずつ横についてレッスンをしていく。つまり生徒はレッスン時間の3分の2は放って置かれるということになる。しかも教室には人の数だけの音が雑多に鳴り響いている。
先生方の、楽器の構え方、手の形、弦のはじき方、等をじっくり観察・見学して、「あとは独習できるかな~」と思って入会はせずに帰って来た。

チターは、日本では何といっても「第三の男」のテーマ音楽として有名だ。あとは、ヨハン・シュトラウス2世のワルツ『ウイーンの森の物語』の冒頭部分が思い浮かぶ。
少しだけ弾いてみて、習得はかなり困難という感じがする。右手の親指でメロディを弾きながら残りの指で伴奏を弾くのが至難の業。
メロディ弦の調弦はビオラと同じだが並びは逆。指も逆なので混乱が激しい。
伴奏弦はドレミで並ばず、「ファ、ド、ソ、レ、ラ・・・」という和音が弾きやすい並びになっているので覚えるだけでも大変(4本ごとに目印のため赤い弦になっているが古いために色が消えている・・・)。
「第三の男」でチターに夢中になった人たちが、奏法の難しさの前に落伍していった様が目に浮かぶ。
日本にはチターの楽器や弦、教則本、その他部品を扱う仲介業者はなく、すべてドイツから個人的に購入しなければならないらしい。

う~~~ん・・・、問題は山積み、道は険しく遠い。
でも、こんなに魅力的な楽器が、巡り巡って私のところに来たというのも降ってわいたような幸運。何かの縁と思ってがんばりまーす。







by pataponm | 2011-12-27 11:00 | 音楽 | Trackback | Comments(0) 

キャンドルサービス

隣町のがんセンターで、恒例のキャンドルサービスのボランティア。キャンドルサービスは、看護師さんの有志の方々によって20年近く続いている行事で、初めはコーラスだけだったが、15年ほど前からキーボードやバイオリンが入るようになったそうだ。
私は、7回目か8回目の参加になる。

5時に集合して1時間練習し、4つのチームに分かれて1チーム3病棟を回る。聖歌隊が病室を回ってカードを配ったあとロビーでキャンドルサービス、全部終了するのが8時過ぎで、その間ずっと立ちっ放しになる。キーボードの人は、演奏中は片足でペダルを踏んでいるので翌日まで筋肉痛が残るそうだ。
それでも患者さんたちから「ありがとう」「感動しました」という言葉をいただくと今年も来てよかった、という気持ちになる。

◎講堂に集まって最後の練習。このあと4チームに分かれて出発する。

1つのチームは10人ほどの看護師さんたちの聖歌隊と、ドクターのサンタさん、それにキーボードとバイオリンから成る。
例年サンタさんが鈴を鳴らしてリズムをとることになっているが、今年の私たちのチームのサンタさんは、ちょっと(かなり)リズム感に問題が~~・・・。
「We wish your christmas」の曲で3拍子のリズムを歌に合わせて鳴らせばいいだけなのに、1小節に4拍鳴らしたり2拍半だったり・・・。「合わせない」方が難しいと思うのだけど・・・、見事に合わない! 4曲メドレーで歌ったあと、最後にサンタさんが「メリークリスマス!」と音頭をとって全員で「メリークリスマス!」と言うのだが、それもタイミングがずれたころに下を向いてぼそぼそっと言うので、あとに続く皆の声もバラバラに・・・。
「リズム感は残念だけど、手術とかはきっと上手なんだよねっ、ねっ!」と、キーボードのKさんと小声で話した。

by pataponm | 2011-12-20 10:58 | 音楽 | Trackback | Comments(4) 

ヴェルディマラソンコンサート 歌劇「ナブッコ」


イタリア文化会館アニェッリホールで、日本ヴェルディ協会主催によるコンサートがあり、ビオラを演奏した。
プログラムは、

第一部 歌劇「ナブッコ」より抜粋
第二部 オペラアリアのガラ・コンサート
オールヴェルディプログラムで、演奏時間3時間半を超すことから「ヴェルディマラソンコンサート」と銘打っている。

第二部は、エレクトーンのみの伴奏だったが、第一部はエレクトーンに弦楽四重奏が加わるという「ハイブリッド」方式。歌い手は、それぞれのソロのほか、合唱はたった8人の編成だった。


◎晩秋の千鳥ヶ淵。


◎銀杏並木の黄葉はまだのようです。


◎エレクトーンは、管楽器の音はかなり忠実に再現するが、弦楽器は難しいそうだ。ピチカートなどは確かに生の弦楽器で弾いた方がいい。でも、各パート1本の弦楽器で「ストリングス」を表現するのも難しいものです。オーケストラなら分けて弾ける重音も、頑張って一人で弾きました~。


◎演奏者用の椅子は、デザイン性の優れた革製だった。さすがイタリア。


◎ヴェルディ協会のメンバーなどでホールはほぼ満席だった。ホールの客席も立派な革製です。


◎演奏会後は、打ち上げの立食パーティーに招待していただきました。
出演者の方々や、聴衆の方々と歓談できた。お客様の中には、ニューヨーク在任中にメトロポリタン歌劇場に通い詰めたという方やイタリアに何年も住んだという方など、オペラに精通した方が多かった。

by pataponm | 2011-11-27 14:26 | 音楽 | Trackback | Comments(0) 

平澤匡朗コンサート

ピアニストの平沢匡朗さんのコンサート「ソロと協奏曲の夕べ」にオーケストラで参加した。
曲は、
第一部
モーツァルト: ピアノ協奏曲 第23番 イ長調
ピアノソロ ショパンのバラード、ノクターンなど3曲と、リストのハンガリー狂詩曲
第二部
メンデルスゾーン : ピアノと弦楽オーケストラのための協奏曲 イ長調

メンデルスゾーンのピアノ協奏曲は、作曲家13歳のときの作品。若書きの多いメンデルスゾーンだが、随所にロマンチックなメロディあり、きらびやかなピアノテクニックの見せ場ありの曲だった。


◎会場は銀座、王子ホール。格調の高い落ち着いたホール。天井のシャンデリアが素敵だ。


◎楽屋の廊下には、過去にこのホールに出演した演奏家たちのサイン入り写真の額がずらりと並んでいる。ステージが狭いのでほとんどが室内楽。
ピアノ協奏曲も、弦楽器は各パート2人ずつ、後ろに管楽器が並ぶともうステージはいっぱいだった。


◎帰り、銀座三丁目交差点角にあるアップル社の前に2日前に亡くなったアップル社のCEOスティーブ・ジョブズ氏を悼んでたくさんの花束が供えてあった。その周りには携帯カメラを構える人だかり。アメリカだけでなく、日本でも・・・。まるでハリウッドの大スターかロックスター並みの人気だ。

by pataponm | 2011-10-07 17:54 | 音楽 | Trackback | Comments(2) 

オペラ公演 「コジ・ファン・トゥッテ」

矢澤定明&ヴィッラ・ディ・ムジカ室内管弦楽団によるオペラプロジェクト第3弾、モーツアルト作曲「コジ・ファン・トゥッテ」の公演が終わった。

第一生命ホール
簡易舞台形式による全2幕 
原語上演(字幕付き)

指揮・音楽監督 矢澤 定明
演出 飯塚 励生
舞台監督 近藤 元
ソリスト
フィオルディリージ  黒澤 明子(ソプラノ)
ドラベラ 鈴木 涼子(メゾソプラノ)
デスピーナ 前川 依子(ソプラノ)
フェランド 与儀 巧(テノール)
グリエルモ 星野 淳 (バリトン)
ドンアルフォンゾ 細岡 雅哉(バス)
コレペティトゥア 小埜寺 美樹(チェンバロ)

「フィガロの結婚」「ドン・ジョバンニ」「コジ・ファン・トゥッテ」というモーツアルトの三大オペラを三年計画で上演するという企画が実現したことになる。
夏場、オペラ公演が少なくなる時期に「3500円で聴ける本格オペラ」を提供できたのは、それなりの意味があったのではないかと思う。

昨年と同じくオーケストラが半円を描いてステージを囲む中で歌い手が演技をするという形式。飯塚励生さんの演出は、1960年代の高校に置き換え、女性はチアリーダー、変装した恋人たちはヒッピーという設定だった。話を聞いたときは、いったいどんな舞台になるのかと思ったが、心配したほどの違和感はなかった。
昨年と同じく、オーケストラも演技に巻き込まれる場面があり、指揮者が長老に金をせびったり、女性フルーティストがクラスメイトの役をやったり、管楽器の男性たちがデスピーナに色目を使われて有頂天になったり・・・、みなさんがんばりました。

二人の姉妹とそれぞれの恋人たちという登場人物の設定は、デュエットが多くなる。誰でも知っている超有名なアリアがないのは、デュエット中心のオペラだからかも知れない。でも練習を重ねて曲を知るにつれて、素晴らしい名曲が宝石箱のように詰まっているオペラだということが分かってきて、3曲の中で一番好きになった。

◎当日のリハは、照明や歌い手の立ち位置の確認、音響の確認程度の軽いものだった。ビオラは普段目立たない場所にいるのに、何故か雛段に乗せられて客席から正面の位置で弾くことになってしまった(汗)。


◎久保田彰さん制作によるチェンバロ。久保田さんとは15年ほど前にある音楽家のパーティーでご一緒したことがある。小学生だった久保田さんのお嬢さんとうちの娘が仲良く遊んでいた記憶がある。そのお嬢さんがチェンバロの調律をしていて、思わぬところで再会できた。もっとも、すっかり大人の女性に成長していたお嬢さんは何も覚えていらっしゃらなかったようだが・・・。


◎ステージで弾いていて気づいたが、ここのホールの客席は、奇数席と偶数席がずれていて、こいのぼりのウロコ状になっている。前の席の人が邪魔にならず、名案だと思うが、他の劇場が真似をしないのは、座席数が若干減ることになるからか。


◎第一生命ホールが入っている晴海トリトンスクエアの天空エスカレーター。


◎高いところから広いロビーが見渡せる。


◎トリトン内の「築地食堂 源ちゃん」にて打ち上げ。眺めのいい席を確保して夜景を楽しみました。

by pataponm | 2011-08-28 17:15 | 音楽 | Trackback | Comments(4) 

J さんバイリオリン教室発表会

今年もまた、Jさんのバイオリン教室の発表会で弦楽四重奏の演奏をした。今年の曲は、ラヴェルの弦楽四重奏曲ヘ長調 1、2楽章。今までやった弦楽四重奏曲の中で最難曲の部類だと思うが、何度も合わせて練習した期間はとても充実したものだった。(練習場のRさん宅は、同じ市内とはいえ自転車で40分。豪雨、灼熱の炎天下、帰路は夜10時の真っ暗な道等々、いろいろな日がありました。)

◎ラ・メールのメンバー。チェロが固定せず、毎年違う顔。今年はJさんのオーケストラで活躍のTさんにお願いした。
発表会では、年々上手になる生徒さんたちの成長ぶりを見るのも楽しみの一つ。

by pataponm | 2011-07-24 11:20 | 音楽 | Trackback | Comments(6) 

第14回 ビオラの会

第14回ビオラの会が開催された。
埼玉の室内楽の会をお休みするなどして、本番の回数も減った中、ビオラの会だけは精勤している。今年で12回目の参加になる。12年間。よく続いたものだ。

今年はアンリ・カサドシュ作曲 ビオラ協奏曲 ハ短調 を弾いた。
ピアノは、ここ3回連続でお願いしているKさん。

この曲はクリスチャン・バッハ(1735-1782)の作曲とされていたのだが、最近になってアンリ・カサドシュ(1879-1947)の作と判明した。カサドシュが古典の様式を使って「クリスチャン・バッハ風」に作ったというわけだ。カサドシュは楽譜出版社も経営していたらしいが、「クリスチャン・バッハの埋もれた名作発見」とか言って自分の作った曲を出版していたのだろうか。
大バッハの様式はさすがに真似できなかったか、研究しつくされているのでバレてしまうと思ったのか、バッハの第11子であるクリスチャン・バッハあたりを狙ったのがツボだ。

しかし、それにしても大変な名曲なのだ。これなら堂々とカサドシュ作曲として発表すればよかったのに、と思ってしまう。
カサドシュの作と判明したときに、「クリスチャン・バッハの最も頻繁に演奏される協奏曲が偽作であった」と言われたそうだ。
特に2楽章は、潤いのある美しいメロディでドラマチックに謳い上げる素晴らしい楽章。
震災後、しばらく楽器を手にする気にもなれなかった私が、この楽章だけは弾いていると気持ちが安らぎ、癒されると感じた。Kさんも「2楽章は、震災の犠牲者への鎮魂の気持ちを込めて練習しているよ」と言ってきた。
この楽章は、鎮魂の歌かもしれない。

◎今年の会場は、大田文化の森。


◎JR 大森駅からバス。5階から見ると緑の多い住みやすそうな所に見える。


◎響きはまあまあ、ステージが客席と同じフロアなので、あまり緊張せずに弾ける。

by pataponm | 2011-06-25 19:13 | 音楽 | Trackback | Comments(3)