羊毛作品 <柴犬>

オーケストラでご一緒の I さんからの依頼で、柴犬を作った。お友達にプレゼントしたい、ということだったが、そのわんちゃんはもう亡くなっていて、 I さんは一度しか会ったことがないという。
そのときの記憶で、
①優しい顔
②手足4本の先が白
③尻尾の先も白
④鼻先も白
⑤背中の首のところに三日月形(ナイキのマークみたいな)白い模様
これだけが制作の資料だった。

◎鼻先、手足、尻尾の先が白、言葉で聞いてイメージだけで作る。お腹まで茶色のことはないだろうと、お腹と足の内側も白にした。
柴犬の茶は、なかなか市販の羊毛にぴったりの色がない。群馬の「包 パオ」でたまたま30gだけ小袋で売っていた草木染めの羊毛が一番近い色だったので使った。使い切ったら二度と同じ色が手に入らない。


◎背中にナイキのマーク・・・? 見たことがないものを作るのは難しい。


◎「優しい顔」というのが一番困った。 I さんが「私に顔が似てるんだって」と言った。 ??? I さんに似た顔の犬を想像してみる。


◎横から。柴犬系の雑種ということらしいが、多分しっぽはくるっとなっているんじゃないか・・・。

# by pataponm | 2009-09-06 11:42 | 羊毛ドッグ・クラフト | Trackback | Comments(4) 

羊毛ドッグ <メグちゃん>

室内楽の集いでお世話になっている代々木のSさんから頼まれてお友達の愛犬メグちゃんの羊毛ドッグを制作していたが、ようやく完成した。

シーズーのミミちゃんのあとだったので、「経験済み」と思っていたのだが、メグは、ミミとは別の犬種かと思うほど違っていた。ミニチュアダックスやトイプードルなどは、姿形はだいたい同じようだが、シーズーはとても個性があるらしい。

◎メグ人形 前から。
目はギョロ目、鼻ぺちゃ、受け口という、人間だったら「不細工」と言われそうな特徴を持ちながら、シーズーは「可愛い」。でも、人形でその特徴を忠実に再現しながら可愛くするのは難しいのだ。


◎これが本物のメグ。
顔の毛の色が複雑で、羊毛で作るのはなかなか大変だった。


◎メグ人形 後ろ。
首のところの皮がたるんで蛇腹のようになっている。その特徴をそのまま作ってみた。


◎本物メグの後ろ。
飼い主さんが、わざわざ羊毛ドッグ作りの資料用に新たに写真を撮って下さったので、前から横から後ろからと、大変参考になる写真を見せていただくことができた。


◎メグ人形 横向き。
足の先まで短くカットした羊毛を植毛してある。土台となる体を作ったあと、植毛するのはとても時間のかかる作業だ。


◎本物メグ 横向き。
飼い主さんを一心に見上げる愛らしい表情は本物にかなわない。


◎Sさんを通じて人形が飼い主さんの手に渡り、本物メグと感動の対面。
今まで作った人形のモデルさんとの対面写真をいろいろいただいたが、どの子も人形にとても関心を示して、乙女ちゃんのように夢中になってくれる子もいる。作者として何より嬉しい。

# by pataponm | 2009-07-30 16:56 | 羊毛ドッグ・クラフト | Trackback | Comments(2) 

ミミ完成

Aさんのご実家の、今は亡き愛犬「ミミ」がついに完成した。初めての植毛系羊毛ドッグ、しかも、「思い切り長い毛の子はむしろ作りやすい、シーズーは一番難しい長さの植毛」とつちままが言っていたように、特に顔の植毛には苦労した。

◎完成したミミ。長い毛のしっぽ、垂らせば下向きに、しっぽを上げれば傘のように開く・・・というのも羊毛で表現するのは難しい。


◎ミミ横向き。


◎ミミ前向き。


◎参考にしたミミの写真。「何か、かまってくれるの ?」と人なつこく寄ってくる好奇心に満ちた愛らしい表情も再現するとなると難しい・・・。


◎Aさんに送ったら、「横から見たちょっと前のめりな立ち姿、少しがに股の前足、わけの変わらん尻尾の感じ・・・」などがミミ生き写しと、とても喜んでくれた。15年間そばでミミを見続けていた人の愛犬を、写真だけで作るって結構プレッシャーなので、そう言ってもらえて本当に嬉しかった。
でも、やはり・・・、実物の写真を見ると、こんなにも可愛らしいのだ。

# by pataponm | 2009-07-01 12:15 | 羊毛ドッグ・クラフト | Trackback | Comments(2) 

羊毛ドッグ「ミミ」制作

友人のAさんから、実家のお母さんが可愛がっているシーズーのミミを作ってと、写真を何枚か預かったのは今年の2月だった。比較的すぐ取り掛かったものの、長毛種の羊毛ドッグを作るのは初めて。植毛で行き詰って1週間いじくり回した結果、手に負えない状態になってしまった。
そのうち、クラフトマーケットの出展が決まって、作品を作りためなければならないことになり、Aさんにはしばらく待ってもらうことにした。
ところが、そうこうするうち、なんと15歳という高齢だったミミちゃんが死んでしまったのだ。Aさんのお母さんは大変な悲しみようで、寝込んでしまったという。
「お星様になってしまった子の制作は、何が何でも最優先!」をモットーにしているつちままのようにできればよかったのだが、はたしてシーズーが本当に作れるのか分からなかったし、クラフトマーケットの期日は迫るしで、申し訳ない気持ちでいっぱいになりながらミミ制作がずるずると遅れてしまった。

クラフトマーケットが終了し、いただいたオーダーを作って(と、またミミちゃんを後回し)、ついにミミ制作に取り掛かった。

◎胴体を作る。
これまで、ただミミ制作を放り出していたわけではなく、出来損ないのミミを羊毛作家のぷーさんやつちままに見せてアドバイスをしていただいたりしていた。その結果、「どうせ植毛するのだから胴体は適当でいい」と思っていたのは間違いで、植毛するからこそ、胴体は固めに、形もしっかり作らねばならないということが分かった。「出来損ないミミ」は廃棄。


◎頭を付ける。つい鼻先を出したくなるが、シーズーの鼻は、笑っちゃうほどぺっちゃんこだ。


◎メリノ種の白羊毛を1センチほどに切って、足、胸、腹とびっしり植毛。顔は、「鼻を中心に放射線状に」「ほとんどオールバックの感じ」というアドバイスを思い出しながら植毛する。体は激太りとなり、顔はオバケとなる。


◎目と鼻を付けたら、なんとなくそれらしくなる。「目鼻がつく」とはまさにこのことだ。あとはゲキ太りの体をどうするか。


◎目指すはこの子。道は遠い。

# by pataponm | 2009-06-20 20:36 | 羊毛ドッグ・クラフト | Trackback | Comments(2) 

2009年ウール作品コンテスト出品「ねこ野原」

北海道十勝の牧場「スピナーズファーム タナカ」で、今年も羊のイベント「ウールチャレンジ in 十勝」が開催される。催し物の一つ「ウール作品コンテスト」に応募作品を送った。今年で2回目。
初めて応募した昨年は、2匹のクマがクラリネットとバイオリンを演奏している
DUO」だった。

◎今年の応募作品「ねこ野原」
今年は開催時期が昨年より一ヶ月早まった。クラフトマーケットもあったし、応募は無理かなと諦めていたが、以前に作った猫たちを集合させれば何とかなる・・・と思い直し、このような形にまとめてみた。
「国産羊毛を50%使用」という規定があるので、真ん中の三毛ネコを国産羊毛
100%で一から作り直した。他のネコは縞模様などをむしり取って国産羊毛でつけ直したり、一部の色を国産羊毛で付け加えたりした。
地面の緑と茶は国産100%。これで50%の条件は満たしているだろう。

応募用紙に記入したコメント
「最近は、のらネコをあまり見かけなくなりましたが、少し前まで、近所にのらネコたちが集まって来るネコ野原がありました。ネコたちは、ケンカするでもなく仲よくするでもなくそれぞれの時間を過ごし、また自分の縄張りの見回りに出掛けて行くのです。真ん中にいる三毛ネコは、15年間飼って一昨年死んだ我が家のネコをモデルにしました。飼い主の知らない所で、こんな風に仲間たちと交わっていたんじゃないかな・・・、と思いながら。」

◎ペレンデール鎌倉さんから取り寄せた染色国産羊毛「サホークホゲット」。微妙に違う茶系の羊毛が混じり合っているので、好みの部分を引き出して使う。地面の色など、自然なグラデーションが出てとてもよかった。
もう一種取り寄せたのは、生成りで「サフォークチェビオット」。生成りといってもかなり白く、三毛ネコの白い部分がいい感じにできた。
今年の羊の毛刈りはまだだそうで、いずれも去年のものから見つくろって送ってくださった。地面の緑部分は去年緑のクマを作ったときに残った国産の染色羊毛。

# by pataponm | 2009-06-07 13:28 | 羊毛ドッグ・クラフト | Trackback | Comments(6) 

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