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ソルフェージスクール 春のコンサート

以前の記事で、ソルフェージスクールとの不思議な縁について書いた。
大村多喜子著「楽の音は海をこえて」を通して私の失われていた記憶を呼び覚ますきっかけを作って下さったSさんの誘いで、「ソルフェージスクール講師による春のコンサート」を聴きに行く。

◎吉村順三設計によるソルフェージスクール。目白の高級住宅街の複雑な道を縫うようにして歩いてたどり着く。スレート屋根の意外なほど簡素な佇まい。ピアノ、バイオリン、と科目が並ぶ中、「竪笛」とあるのが昭和を感じさせる。
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◎スクール内のホール。独特な天井の傾き、隙間から取り込む外光などが特徴的。
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演奏は、スクール校長の古澤裕治さん(クラリネット)、私の音楽仲間でもある講師の妹尾美紀子さん(ヴァイオリン)、元シュトゥットガルト室内管弦楽団首席の林徹也さん(ヴィオラ)、吉村・大村ご夫妻の令嬢の吉村隆子さん(チェロ)によるクルーセルのクラリネット四重奏曲など3曲。

休憩時間に、大村多喜子先生にお会いすることができた。94歳になられたというが驚くほどお元気で、今でも教えていらっしゃるという。
私のことは覚えていらっしゃらなかったが、市ヶ谷時代の生徒と言うと「今日はいろんな方がお見えになるのね」とにこにこ嬉しそうにしていらした。作曲家の祖父の名前を出したらよくご存知だった。先生は、ジュリアードに学んでアメリカから帰国したあと、祖父の所属する作曲家仲間の邦人作品を、積極的に演奏して紹介されていたようだ。

コンサート後のお茶の会で、ヴィオラの林徹也さんやピアノの林さち子さんらとお話しする機会を得た。二人とも市ヶ谷時代に生徒だったという。
「アンサンブルはされてました? どの先生のクラスでした?」などと聞かれたが、なにしろ最近になってようやく蘇えった記憶ですから・・・、ぼんやりしていて何も答えられなかった。
一つ、ずっと気になっていた音名読みについて聞いてみたら、「今でもその読み方で教えている」という返事だった。つまり♭には「ゥ」を、♯ には「ィ」をつけて「ムファソルスドレム」のように楽譜を読んで歌うやり方だ。他では教えていない方式だろう。
「あのころは、ソルフェージスクールじゃなくてソルフェージ教室って言ってたんですよね」と林さち子さん。ソルフェージ教室、そうそう、そうでした。言われて思い出す私。

帰宅して今日のコンサートのことを考えていたら、古い記憶の中で大村先生が「林くーん」と呼んでいる声が聞こえ、内気だがひょうきんな感じのお兄さんがヴァイオリンを手に立っている姿が目に浮かんだような気がした。
私は、林徹也さんを覚えているのか・・・? 多分、「そうだったらいいのにな」の願望から来る妄想でしょう。
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by pataponm | 2011-04-29 10:52 | 音楽  

軽井沢 <長野牧場おまけの写真集>

素晴らしい風景をたくさん写真に撮ってブログにアップしようと思うと、なかなか取捨選択ができない。捨てきれずに何十枚もアップしてしまう。
編集者の夫曰く、そーゆーのは、「編集者として失格」なんだそうです。
でもいいんだもんね、私のブログは「記事」ではなくて「物語風日記」なんだもんね。
と、言い訳して、さらに捨てきれなかった写真を「おまけ」アップ。

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by pataponm | 2011-04-26 15:30 | 軽井沢  

軽井沢 <佐久 長野牧場>

凍結防止の水止めをしてあった山小屋の水抜きをして、宿泊ができるようになった。
1日目は雨、図書館で本を借り、ハルニレテラスをぶらぶらしたくらいで早々と小屋に引き上げる。
夜になって大雨になった。たたきつけるような雨の音を聞きながら寝入ったが、目覚めれば洗い流されたような青空。

◎佐久方面へ向う。車から見えた早朝の浅間山。
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◎昭和の名残、アーケード街。昔は東京にもこんなレトロな商店街があった。今でも地方都市には残っているかもしれないが、「シャッターの下りた商店が並ぶ・・・」という形容がつきそうな・・・。
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◎目指すは長野牧場。八ヶ岳、北アルプスが一望の元に見渡せる大パノラマの風景に息を呑む思いだった。左から赤岳、硫黄岳だそうです(ガイド=夫)。
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◎ジューイッシュの帽子(?白いけど)みたいな雪を頂いた蓼科山。
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◎作付けの終わったばかりの麦畑越しに見える 裏?浅間。軽井沢方面から見るのとはまた違った表情を見せる。
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◎牧場の柵に沿って散歩道があった。桜が満開。すっかり葉桜になった埼玉からここへ来て、もう一度花見ができるとは。
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◎足元にはヒメオドリコソウ。
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◎土手にはたんぽぽ。
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◎ここのたんぽぽは西洋たんぽぽでした。がくが反り返っている。
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◎畑にはレンゲソウ。
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◎牧舍の周りには満開の桜。特に中央の枝垂れ桜が素晴らしい。
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◎古い木造の小屋は窓枠が歪み、ガラスは割れていた。いずれ壊される運命にあるのだろうか。
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◎あちこちでヤギが草を食んでいる。羊なら毛、牛なら牛乳だけど、ヤギは何のために飼うの?
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◎人に慣れていて柵のところまで近づいて来たので耳をこすってあげたら「もっと、もっと」とすりつけて来た。しばらくこすってあげたら「なでてくれてありがとね。」と、ヤギはわらってお礼を言ってくれました。
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◎近くから見た枝垂れ桜。圧巻です。
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◎文学的気分にひたりたくなる白樺林。
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by pataponm | 2011-04-24 15:21 | 軽井沢  

乙女ちゃんとタビィ -2-

1月22日のブログに、「タビィは座って、乙女ちゃんは立ってご飯を食べる。もしかして・・・、乙女ちゃんは手足が短め・・・?」
と書いた。

◎座って食べるタビィ。
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◎立って食べる乙女ちゃん。
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すると、乙女ちゃんのママSさんからすかさず「乙女も座って食べます!」と、「証明写真」が送られて来た。
その後、タビィも立ったまま食べることがあることを発見。

◎ちゃんと座って食べている乙女ちゃん。
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◎タビィも立って食べていました。
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立って食べるから手足が短めなんて決めつけて、乙女ちゃん、ごめんなさーい。乙女ちゃんの脚が短く見えるのは、ふさふさしたお腹の毛のせいだと・・・・思います・・・(?)

◎立って食べるタビィを後ろから見ると、おや? X脚です。
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◎乙女ちゃんの脚はすっと真っすぐに伸びている。
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タビィは、タンスの上くらいなら一気にジャンプして飛び乗る。階段も人を追い抜いてダダダダダッと駆け上がり、下りは残り3段は省略して床まで一気にジャーンプ!
あのジャンプ力はX脚からきている?
ごめんなさい、また決めつけかな?
おっとり乙女ちゃんが高いところにジャンプする姿が想像できないもので・・・。
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by pataponm | 2011-04-20 10:46 | ペット  

ソメイヨシノはクローン?

ソメイヨシノは江戸時代に誕生した1本の木をもとに増やしたクローン 

って、知ってました?
今朝の朝日新聞の「しつもん!ドラえもん」のコーナーに載っていた。
「ソメイヨシノは種がほとんどできない。どうやって増やしたのかな」という質問に対する答えだ。
クローンだから「どの木も同じ遺伝情報を持っている。アメリカのワシントンの木もそうだよ。」ということだそうだ。
あの、4月の空を覆いつくす、日本人の心象風景、ソメイヨシノが、元はたった1本の木だったなんて・・・。しかも江戸時代とは近い。「枕草子」や「徒然草」にはソメイヨシノを愛でる文は出て来ないのか??

競馬用のサラブレッドも、元はたった1頭の馬だという。血統書のついた純血種の犬や猫も、たった1匹の突然変異から生まれていたりする。

日本人の元をたどっていくと、たった一人の縄文人に行きつく・・・って話、なかったっけ?

◎北本自然観察公園の桜堤。ぜんぶクローン桜?
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by pataponm | 2011-04-19 11:51  

続・桜名所巡り

先週の花見で、時間があれば行ってみようかと思っていた吉見桜堤公園へ行ってみた。

◎圧倒的なソメイヨシノの桜堤は想像以上の素晴らしさだった。
今まで来たことがなく、車が止められるかも不明だったので先週は来なかったのだ。でも、北本自然観察公園から車でわずか6、7分。満開だった先週来ればよかった!
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◎荒川サイクリングロードのコースになっているので、サイクリング自転車が列をなして走って行く。「自転車、通ります」と後ろから声がかかった。自転車もウェアもきまっている人たちはマナーもきちんとしている。
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◎ソメイヨシノは無数の花びらが吹雪となって舞っていた。その中でしっかり花をつけている桜。淡いピンクのソメイヨシノの中で純白の花が目立つ。少し葉も出ていてそれもまた素敵な風情だ。
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◎堤を覆う菜の花。草いきれのようなむんとした独特の匂いが漂う。
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◎たんぽぽもたくさん咲いていた。あれ? 日本たんぽぽだ。
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◎古くから日本に咲いていた日本たんぽぽ。がくが反り返っていないので判別できる。繁殖力の旺盛な西洋たんぽぽに押されて絶滅寸前という話を聞いたのは私が高校生のころだった。でもこの堤のたんぽぽはどれを見ても皆日本たんぽぽだ。絶滅の危機を脱したのだろうか、と思ってネットを調べたら、やはり今でも大変珍しい存在になっているらしい。
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◎この桜並木は1㎞以上続いている。
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◎絶景です。来年は満開のときを狙って来よう。
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◎日当たりのいい場所のたんぽぽは花びらが散って綿毛が育っていた。このたんぽぽもやはり日本たんぽぽ。
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◎花の時期を終え、懐にたくわえた綿毛をふくらますときを待ち、大空に飛び立とうとスタンバイ完了のたんぽぽたち。日本たんぽぽ特有のがく部分がよく分かる。
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◎車が置いてあるので全行程は歩けず、途中で引き返して来た道を戻る。
風もないのにはらはらと散る桜。そよ風ひとつ吹けば目の前が白くなるほど舞いあがり風に乗って飛んで行く。気のせいか、行きにはもっと花が枝についていたと思うのだが、帰りにはあらかた散ってしまったように見えた。
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◎帰り道目についた神社「八幡神社」に立ち寄る。この辺りは明治、大正の時代に花火師がいた村として有名だったそうで、神社の境内に当時の花火の大筒が保存されているという。
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◎夜は、地元の音楽仲間 JAN2 (ジャンジャン) カルテットのメンバーたちが、夫の誕生会を開いてくれた。私たちより一回り以上若い彼らから、夫は「OO(夫の名前)じい」と呼ばれている。写真のろうそくの本数を見れば、そう呼ばれる意味は分かるでしょう。本当は、1本につき10年の重みがあるから、災害時用のろうそくを立てようとしたらしいが、かわいいお祝い用のにしてくれた。
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◎料理上手の「カワオク(かわいい奥様)」Eちゃん(チェロ担当)の手料理が並ぶ。このトマトケチャップもお手製。
ケチャップメーカーのカゴメとデルモンテが、出荷制限の対象外のものだったにも拘わらず福島県産のトマトの契約を見送ったというニュースに義憤を感じたEちゃんが、安売りしていた福島県産トマトを箱で買って「カゴメとデルモンテのケチャップなんか誰が買うか、自分で作ってやる」と憤りながら2時間かけて作ったそうだ。
カワオク印のトマトケチャップは、トマトの味がしっかり残っていてさわやかですごく美味しかったです。ゆでてから薄切りして油で揚げ荒塩ふったじゃがいもにつけて食べると絶品。
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by pataponm | 2011-04-17 11:20 | 近場のおでかけ・旅行  

桜名所巡り

日曜日、ちょうどいいタイミングでソメイヨシノが満開になったので、近所をぐるっと一回り、花見に行く。ここ数年、関東では入学式シーズンに葉桜になっていたが今年は春の訪れが遅く、満開の桜の下でお母さんに手をひかれた新1年生を見ることができた。
いつまでも寒いと思っていたのが急に暖かくなったので、いろいろな花が一ぺんに咲き始めた。

◎荒川の土手はいつも菜の花で覆いつくされる。今年はちょっとまばらな感じ。おひたし用に摘まれてしまったかな・・・?
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◎桶川の泉福寺。荒川の河川敷を眼下に見下ろす高台にある。近くに本田エアポートがあり、スカイダイビングを楽しむ人たちがたセスナ機からぱらぱらと飛び降りて、色とりどりのパラシュートを開いてゆらゆらと下りて来るのを眺めることができる。
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◎境内の燈籠が地震で2基倒れていた。継ぎ目は接着?されているのではなく、凹凸部分を嵌め合わせて乗せてあるだけということが分かった。落ちた石は、人の力ではびくともしない。
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◎北本市石戸宿にある榎堂の芭蕉句碑。枝につっかい棒をしてある大木は榎で、その下にあるひし形の石が句碑。芭蕉が詠んだ「原中や 物にもつかず 啼雲雀」の句が刻まれている。
この句碑は、天保5年(1834)に立てられたもので、ほぼ完全な形のまま現在残っているのだという。
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◎桜は花びら1枚散る様子もなく咲き誇っている。よく見ると一房の枝につぼみが1、2輪。桜が最も美しく「満開」と見えるのは八分咲きのころだと聞いたことがある。今日は絶好の日ということだ。
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◎北本市石戸宿にある、樹齢800年と推定される国の天然記念物「石戸の蒲桜」。日本五大桜の1つでもある。エドヒガンザクラとヤマザクラの自然交配によるもので「蒲桜」の名はこの木から広まったものだそうだ。
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◎北本自然観察公園の雑木林を歩く。土手の土から葉っぱがそのまま出て来ている。いったいこれは何?
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◎見事な桜堤。震災による全国的な花見自粛ムードの影響で人はまばら。一応出店などは出ているがビール臭い空気やカラオケの大音量などがないので却って落ち着いてお花見ができる。
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◎近くに果樹園があり、梨の花も満開だった。遠くから見ると淡く黄緑がかって見える白い花が房ごとにかたまって咲いている。埼玉には梨園が多い。埼玉の梨は大粒で瑞々しくてとてもおいしいです。
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◎最後は自宅近くの名所、伊奈町の電波山へ。昨年は大太鼓の演奏などで賑わっていたが桜まつりは中止ということで、静かだった。
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by pataponm | 2011-04-10 11:38 | 近場のおでかけ・旅行  

北京旅行-9-<北京くるま事情>

「北京で最も印象に残ったことは」と聞かれれば、万里の長城でもなく、北京ダックでもなく、パンダでもなく、私は迷わず「北京の交通事情」と答えるだろう。

近年めざましい経済発展を遂げ、GDPが日本を抜いてついに世界第二位になった中国。北京の街は高層ビルが立ち並び高速道路が網の目のように走る近代都市だった。
そして切れ目なく縦横に走る無数の車、車、車・・・。
テレビや新聞の報道でその事実を知ってはいても、学校で習った人民服の市民、交通手段は自転車・・・というイメージが私の中で根強く、テレビで見る近代都市北京は官庁街など中心部だけで、大部分は昔のままなのだろうと思っていた。
10年前に中学生だった娘ですらそう思っていたと言う。「社会科資料集には北京の街の様子として、人民服を着た人たちが群をなして自転車で走る写真が載ってたよ」

ガイドさんの説明によると、車の数が爆発的に増えたため、今は法律で曜日別に走ってよい車のナンバーが決められているそうだ。「今日はO曜日ですから走っているのは末尾番号0と5の車だけです」と言うのでよく見ると本当にそうだった。中にはナンバープレートを外して走っている車がいて「あれは違う番号の車がごまかしているんです」という説明には驚いた。

車を手に入れることすら最近では難しくなっていて、ナンバープレートを手に入れるのは抽選、倍率は20倍近いという。「お金があっても車が買えないんです」とガイドさん。

そうして悲願の車を手に入れた中国の人は、どのような教習を受けたのだろう、まるで自転車から車に乗り換えただけ、という感覚で混んだ道路を斜めに走ってすり抜け、割り込み、ものすごい運転をする。

◎車間距離は日本の常識の5分の1。日本ならびくとも動かなくなるような詰まり具合でも、全体がするするすると車を動かしていて結構流れている。信号で止まるときには前の車に追突するのではないかと何度も「ひゃ~」と言ってしまった。
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街全体がほこりっぽいせいか、横断歩道やセンターラインがほとんど見えなくなっている。三車線の広い道路をウィンカーなど出さずにくねくねと蛇行して走る様は中国雑技団のようだ。
「北京だけじゃない、上海なんかもっと荒っぽいですよ」とツアー仲間の人が言っていたが、「荒っぽい」というよりは案外器用な中国人ならではの超絶運転技術なのではないかとすら思えてきた。

車がこの調子なら、歩行者も命知らず。赤信号はまず守らない。それもニューヨークのように身の安全を確かめてから渡るのではなく、びゅんびゅん車が走っている隙間を縫って悠々と大股で歩いて渡るのだ。それを見た車も全然徐行しない。「あーっ」と思わず息を飲むと、絶妙な間合いで人と車がすれ違って行く。
驚いたことに、信号のない交差点も多いそうだ。横断歩道のない道路も多く、人は道幅が広く交通量の多い道路をてんでんばらばらに歩いて渡っている。どこに人がいるか分からない状態。

私たちの乗った観光バスの運転手さんも、ガイドさんが「猪八戒に似ている人」と言っていたような風貌で、ガイドさんと大声で身ぶり手ぶりで(怖)話をしながら曲芸的運転を披露してくれた。全く肝を冷やした。

もう一つ気づいたことは、街を走っているのはパス、タクシー、そして個人の乗用車がほとんどだということ。物資を輸送するトラックなどはあまり見かけなかった。
乗用車は丸っこいデザインのセダンが多く、外車、特にフォルクスワーゲンが目立った。
観光バス以外は、トロリーバスで、道路が混んでいても路線は確保されているようだった。

◎北京国際空港から高速道路を走り、一般道に出る手前のインターチェンジ。紫禁城のような作りに北京に来たことを実感。
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◎北京到着直後にバスの中から見たタクシー。脇を走るどの車もほこりだらけなのが、暗くなり始めた中でも分かった。黒っぽい車は全体がうっすらと白いほこりで覆われているのが余計に目立つ。
中国の人が汚なくても気にしない性格なのだろうか、それともきれいにするそばからほこりだらけになるほど大気が汚れているのか。
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◎北京は雨が少なく、3ケ月以上降っていないとガイドさんが言っていた。ワイパーが動いた形跡があるのは、雨ではなくほこりをぬぐい取っていたのだ。
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◎完全に車社会に変貌した中国。しかし、このような自転車人口もまだまだ多いのだ。
自転車に乗っている人は中年以上の年輩者ばかり。社会の格差が大きくなっているのではないかと思われる。
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◎車と自転車が共存する街。
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娘がバスの中から撮った動画が結構臨場感あふれているのだが、やり方が分からなくてアップできないのが残念。
You Tube を探したがぴったりくるのがなく、北京ではないけれど、大連の道路の様子を撮ったものがあった。道を横断する人の様子は分かってもらえると思う。

大連の交通事情 道路を横断する人たち
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by pataponm | 2011-04-09 15:56 | 北京旅行  

疎開

昨夜遅く、宮城県北部で震度6強を記録する地震があった。ここ埼玉南部は震度4、今までの余震にない縦に細かく揺れる揺れ方で時間も長く、コンポがまた落ちるのではないかと押さえていた。
震災後間もなく1ケ月になろうとしているのに余震はいつまで続くのか。というか、これが本当に「余震」なのだろうか。

一夜明けてテレビの交通情報を見たら、東北新幹線などは止まっていたが首都圏の在来線は「平常通り運行」となっていた。先週土曜日のやや強い余震(埼玉南部震度4)のときも電車は止まらず、都心に出ていた私も難なく帰宅できた。
首都圏も打たれ強くなったものだ。

ところで昨日の朝日新聞朝刊1面に「震災で県外転校7000人」という記事が出ていた。
被災地から避難して県外の学校に転校する児童生徒についての記事だったが、福岡市や北九州市が受け入れた転入者の出身地は、福島、宮城が31人に対し関東5県からが34人になるという。
「大気や水の放射性物質汚染を恐れて『疎開』した例も多いことがうかがえる」と記事には書かれていた。
私の読み間違いか。福島、宮城から関東5県に一時避難した人たちが改めて九州へ疎開したのか、と思ってもう一度読んでみたが、やはり関東在住の人が疎開した例も少なくないらしいのだ。
そして受け入れた県は「学費のサポートなどの支援に乗り出した」という。

それはおかしい。政府から避難指示の出ていない地域からの疎開は、自主的な避難ととらえて自治体が受け入れることはないと思う。もっと必要な人がたくさんいるのだし、私たちは不安をかきたてる情報や安心させられる情報に振り回されながらも現状を見極めて今住んでいるところに踏みとどまっているのだから。

◎タビィは「余震がこわい~」と言っているように見えるけど、これで最高にリラックスしているんです。人が近づく気配に片目を開けて「首なでてくれるかな~、頬ずりしてくれるかな~」と期待してもうゴロゴロいい始めている。
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by pataponm | 2011-04-08 10:44 | 東日本大震災  

北京旅行-8-<2日目 世界遺産・万里の長城>2010.12.27

午後は、世界遺産・万里の長城へ。
万里の長城は、2000年以上前の春秋戦国時代に各地に張り巡らされた城壁だ。BC200年ごろに秦の始皇帝が数々の長城を繋ぎ合せるという大事業を手掛け、現在見られる堅固な城壁が完成された。
現在どこまで残っているのか知らないが、全長6300㎞にも及ぶという。
こんな気の遠くなるような城壁を築くより、戦略練ってガチンコで戦った方が効率的だったんじゃないの・・・? なんて思ったが、騎馬で戦った当時では、敵の襲来を防ぐのに大変有効だったそうだ。

北京市街から最も近く最も保存状態のいい「八達嶺(はったつれい)長城」へ行く。市街からバスで約40分。
バスを降りて山の上を仰ぎ見ると、稜線に縁が細かいギザギザの城壁が延々と続くのが見えた。写真でしか知らない万里の長城についに来たか、スペースシャトルからでも肉眼で確認できるという想像を絶するスケールの大きさを、肌で実感できる、という期待感でいっぱいになった。

◎城関の一つが観光客用の登り口の広場になっていて、そこで入場料(45元)を払って登る。広場を中心に右(北)に行けば傾斜が比較的なだらかな「女坂」、左(南)が急な男坂になっている。
ツアーはここで自由行動、好きなコースを歩いて1時間半後に集合となる。
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◎広場には売店がある。おもちゃなどもあるが商品のほとんどは耳あて付きの帽子やコートなどの防寒具。強風にさらされる零下4度の長城を歩いてその意味を知った。
張り紙があって「熱」という字の下に「珈琲」と書かれていた。ふつうに分かる。珈琲の隣のO茶というのは分からなかった。Oの漢字は、女へんに乃と書く。
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◎長城には長城らしいごみ箱がある。
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◎女坂頂上までに北一楼から北八楼と呼ばれる要塞のような囲いがある。ここに籠って敵を迎え撃ったのだろうか。息が止まるほどの冷たい風をここで凌ぎながら、一つ、二つと登って行った。
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◎女坂とはいえ、勾配はかなりきつい。急なところは階段になっていて鉄の手摺りがついている。写真を撮りたいので手袋をはずしていたが、素手で手摺りにつかまると凍りつくように冷たい。つかまらないと怖い。片手ずつ交互にコートのポケットに入れて温めていたが、往復1時間の間に両手が真っ赤になってしもやけになってしまった。娘の手もひび割れて血が出ていた。
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◎ハリウッドの大看板のような、北京オリンピックの看板が掲げられていた。
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◎女坂のほぼ頂上から今来た道を見る。中央の一番低いあたりに入場してきた広場があり、そこから遥か向こうに男坂が続く。ツアーのメンバーで男坂に挑戦した人もいた。相当大変だったらしい。
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◎女坂の頂上では、記念メダルを売っていた。私たちを見て「ナメエナメエ」と声を掛ける。「名前を彫ってやるからここに書け」という意味らしい。やはり私たちは一目で日本人と分かるようだ。服装かしら。白人を見たら「ネエムネエム」と言うのだろうか。そういえば、私は中学1年のときに「name」の綴りを「ナメエ」と覚えたっけ。
50元だったが名前を彫ってもらえるなら記念になると思って、娘と二人の名前を彫ってもらった。でも電動式のぺンで書いた引っ掻き傷のような細い文字。
出来あがって娘にメダルを渡すと、おじさんが今度は私に向かって「ナメエナメエ」と言った。私と娘の名前はどちらも漢字一文字なので、娘一人の名前と思ったらしかった。「二人の名前書いてもらったからいいです」と身ぶり混じりで言って断ったが意味は通じていなかったと思う。
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◎記念のメダル。「ナメエ」の線が細くて不満だが、字はまあまあ。中国人も私たちと同じ漢字を書くということが、あたりまえのことだが(むこうが本家だし)、やっぱり不思議。日付の数字は下手! ケースはすぐに壊れてしまった。50元は高いと思う。
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◎女坂の先にも長城は続く。通行止めになっているのか、歩いている人は見えなかった。
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by pataponm | 2011-04-04 15:09 | 北京旅行