<   2012年 11月 ( 12 )   > この月の画像一覧

 

クリスチャン・ツィメルマン リサイタル

b0134988_17205684.jpg娘と二人でクリスチャン・ツィメルマンのリサイタルを聴きに行った。
最初は娘が一人で行くつもりで「仕事で急に行けなくなった場合」の「保険」として私が行く約束をしていたのだが、「せっかくだから一緒に行こうよ」ということになり、任せたら「せっかくだからS席」ということになった。

幸い当日は「何事もなく」仕事から解放された娘とホールで落ち合う。川口のリリアホールは、池袋から20分で行けるところにあるのにサントリーホールの同じコンサートと比べるとS席は半額だ。多分、都心からも聴衆が集まって来ているのだろう、ロビーに入場するだけで長蛇の列を作らねばならないほどの満席だった。


◎開演時間を過ぎても「リハーサルが長引いている」とのことで中に入れてもらえなかった。「この扉の向こうで今ツィメルマンが弾いてるのねぇ。聴かせてくれればいいのにねぇ」などと話しながら、結局30分ほどロビーで待たされた。「常に納得のいくまで入念に準備をする」というツィメルマンらしい。
b0134988_11463016.jpg


プログラム
ドビュッシー:版画
 1.パゴダ 2.グラナダの夕べ 3.雨の庭
ドビュッシー:前奏曲集 第1集 より
 2.帆 12.吟遊詩人 6.雪の上の足跡 8.亜麻色の髪の乙女
 10.沈める寺  7.西風の見たもの
- - - - - - - - - - - - - - - - - -
シマノフスキ:3 つの前奏曲(「9つの前奏曲 作品1」より)
ショパン:ピアノ・ソナタ第3番 ロ短調 作品58

ツィメルマンが弾くドビュッシーの前奏曲集をCDで聴いたときに、私はそれまでのドビュッシーのイメージを覆された気がした。ドビュッシーのピアノ曲は、春霞のような、かげろうが立ち上るかのようなムードで演奏するもの、という先入観があった。実際「ドビュッシーはこう弾く」という伝統のようなスタイルで弾く人が多いように思う。
ツィメルマンのドビュッシーは、1音1音がむしろ硬質な音で立ち上がってくるような弾き方で、今まで輪郭のない絵のようだったドビュッシーの曲をくっきりとした骨組みのある、まで別の曲であるかのような形で見せてくれた。
この日のドビュッシーもそのような奏法で、特に「版画」は暗く重厚な表現で、情景が眼の前に現われて来るような演奏だった。

最初、プログラムは、生誕150周年ということでオール・ドビュッシーという予告だったが、直前に演奏者の希望で、上記のプログラムに変更してきた。
私はショパンのピアノソナタが聴けると分かって、飛び上がって歓声をあげたくなるくらい嬉しかった。
何故なら、ツィメルマンはショパンコンクールの優勝者、なおかつショパンと同郷のポーランド人でありながら、ショパンのピアノ・ソナタ第2番、第3番のCDを出していないのだ。
実はこの2曲はこれまで何度も録音をしてきたのだが、いまだに満足できず、CD発売にまで至っていないのだという。

素晴らしいショパンだった。たおやかで女々しいショパンではなく、完璧に感情をコントロールした、意志の強さを感じるショパンだった。光と影、緩急、強さと優しさ、指先ひとつから紡ぎ出されているとは信じられないほどの色彩感、しかも曲全体が壮大なドラマを見ているかのように構築されている。
激情に身を任せず情に流されないのに、ドラマチックで抒情的。
ショパンの協奏曲を演奏するとき、ツィメルマンは「ショパンはオーケストレーションが弱いと言われているが、けしてそんなことはない」と言ったそうだが、ツィメルマンが弾くソナタはシンフォニックな響きが感じられ、その言葉が理解できるような気がした。

演奏が終わって万雷の拍手。スタンディング・オベーションがしたい。後ろを見たが誰も立たないので迷っていたが、一人立ったので娘と一緒に立ちあがった。その後次々と立って拍手をする人がいた。ツィメルマンは何度もステージに呼び戻され、胸に手を当てて感謝の気持ちを表す。
でも、アンコールは・・・、やっぱりしてくれませんでした。

ツィメルマンは、私と娘にとって「ピアノ界の絶対王者」なのです。
10年以上も前にFMから流れてきたピアノの音に家事の手を止めて聴き入ったのが最初だった。
なんでもない、誰もが弾くピアノ曲の小品「子犬のワルツ」。きらきらと輝くような粒立ちと気持ちのいい疾走感、最後に「お決まりの」なだれを打つような終わり方をするのかと思いきや、1小節前に一瞬の間が入って鮮やかな着地! 演奏の後のアナウンスに耳を傾けてツィメルマンの名前を知った。
次が、やはり何気なく聴いていたFMから流れてきたショパンの「バラード」。心をわしづかみにされる、というのは月並みな表現だが、正にそんな状態だった。これを弾いているのもツィメルマンだと知って、即日CDを買いに走った。
それから、発売されていたほとんどのCD(といっても、滅多に録音を残さない人なので枚数は少ない)を買い集め、娘に「ツィメルマンていいよー」と勧めたら娘もまた引き込まれた。

日本ではツィメルマンはいろいろに呼ばれ、NHKでは「ジマーマン」、グラモフォンは「ツィマーマン」、音楽雑誌ではツィメルマン、そのほかジメルマン、チメルマン、ツィンマーマンなど、いったい何人いるの?と思うほど様々な言い方をされている。
「ジマーマンなんてだらけた言い方は許せない、あのかっこよさには絶対、ツィメルマンよ!」
と娘と二人息まくような浮わついたところもある「ツィメルマン 私設ファンクラブ会員」の私たちなのでした。
[PR]

by pataponm | 2012-11-27 11:44 | 音楽  

軽井沢11.24 <カラマツの並木径~上田ルヴァン>

佐久のJA農産物直売所の近くの駒場公園に車を停めて、カラマツ林を見に行く。

◎公園内にあるメタセコイアの巨木が紅葉していた。「外国の風景だね」「そうだね」という会話を交わしたが、さてどこの外国の風景だか・・・。
b0134988_15525065.jpg


◎公園を抜けて、延々と続くカラマツの並木道を歩く。
半分くらい落葉してしまったが、紅葉シーズンの最後を飾る金色のカラマツ林。
b0134988_15401611.jpg


◎足元には小さな針のようなカラマツの葉がたくさん積もっている。カラマツのマツボックリを拾った。
b0134988_15403036.jpg


◎ランチは一度行ってみたかった上田のパン屋さんに行く。
上信越自動車道は大パノラマの絶景が楽しめる。雪を頂く浅間山。
b0134988_15403930.jpg


◎天然酵母のパン屋さん、ルヴァン。古民家を改装したレトロなお店だ。
b0134988_15404633.jpg


◎2階は畳の部屋になっている。靴を脱いで上がる入り口付近。
b0134988_15405229.jpg


◎席は、昔風の座卓にかわいい座布団。
レトロムードを壊さぬよう、あらゆる所に気配りが行き届いている。この2階座敷を利用してフルートのコンサートなどが催されるそうだ。
b0134988_15405852.jpg


◎私たちが座ったところからは、階下のレジの辺りが見下ろせる。
b0134988_1541425.jpg


◎ランチ。3種類のパンにサラダとスープ。バターやマーガリンがつかないのはポリシーか?
動物系の食材はなく、ベジタリアンメニューでした。お手ふきは藍染めの小さな布。
パンは表面が固く、中はしっとりふんわり、香りがあって噛むと滋味が広がり、とてもおいしかった。
b0134988_15411058.jpg


◎1階のレジ横のパン売り場。具の入っていないシンプルなパンをいくつか買う。
b0134988_15411573.jpg


◎ルヴァンのある通りは古い建物が保存されて酒屋や和菓子屋になっていて、レトロな街道を演出している。
b0134988_15412134.jpg


◎とても楽しくおいしいお店だったけど、高速走らせて食べに行くのもねぇ・・・。
とはいえ、行き帰りの道中の眺めはすばらしい。これのために高速走らせてもいいかな~。
浅間山も、いろいろな角度から楽しめる。ギッパ岩の向こうに見える浅間山とか・・・。
b0134988_16311393.jpg


◎なんだか平らになって、波間に浮かぶくじらみたいになった浅間山とか~。
b0134988_16312529.jpg

[PR]

by pataponm | 2012-11-24 15:40 | 軽井沢  

軽井沢11.23~24 <千住博美術館ショップ・佐久農協>

今週末、予報は雨、急激に冷え込むとの予想。
でも、小屋のベランダの補強工事が終了して業者の人との確認手続きがあるので行かねばならない。それに、今期宿泊できる最期の週末だ。

早朝発って10時前後に軽井沢に着くと、そのまま町に繰り出すかいったん小屋に寄るか、時間的に中途半端なので迷うところだ。でもやはり「落ち着きたい」という気持ちの方が強くてたいていは小屋へ直行する。そうすると昼過ぎまでなんとなく小屋でのんびりすることになる。
「真の別荘族は、むやみに歩き回らない」という定義があるかどうかは知らないが、自分たちの居場所があり、都会ではない自然に囲まれた空気の中でのんびりしていると、別荘族の「はしくれ」になれたような気分になってくる。

◎お昼を食べて雨の中、千住博美術館へ。近代的な建物がそのまま現代アートになる。
b0134988_1212983.jpg


昨年オープンしたが来たことはなかった。・・・とはいえ、今日は外観を見てショップを覗いただけ! 入館料が1200円と高めだし・・・。滝の絵ばかりかと思っていたら、いろいろな作品があるようだ。それでも、一人のアーティストだけの美術館にこの料金を払って入るのは、よほどのファンでないと・・・と思ってしまう。中に入らなくても、ブランジェ浅野屋が入っていたり、冬でも楽しめるカラーリーフガーデンなどもあって楽しめる。

◎ショップには楽しいものがいろいろとあった。猫のシルエットの大きめのクリップを買う。ひもを渡して絵葉書などをこのクリップで留めるとインテリアとして楽しめる。
b0134988_12121455.jpg


◎お気に入りのケーキ屋さん、PETERSに寄っておやつのケーキを買う。
b0134988_12121825.jpg


包んでもらっている間、夫がショーウィンドウのホールケーキを指差した。
いちごのバースデーケーキに《パパ、お誕生日おめでとう!76歳》のプレートが。「76歳」の「パパ」のバースデーケーキをオーダーする人がいるというのが「やっぱり軽井沢」という感じ。

◎二種類のモンブランが並んでいた。「生栗使用。期間限定」の方を買う。従来のモンブランの濃厚でマロングラッセのような風味に比べてあっさりした食感。和栗の味わいなのか。とても美味しかった。
もう一つはキャラメルクリームの乗ったムース(だったかな?)。一応夫の前に置いて私が半分食べました。
b0134988_12122372.jpg


夕方、ベランダ工事の会社の人が来て、工事完了の確認。支柱が一部腐食していて、なんとなくそろそろと歩いていたベランダだが、もう飛んだり跳ねたり大丈夫。来年はバーベキューをしよう。

◎翌朝。雨が上がった。ベランダから。すっかり葉を落として冬仕様となった山の木々。
b0134988_1212286.jpg


以前行って、安くて大感激だった佐久農協へ行く。入口付近に地元の人が集まっていた。見ると山のような野沢菜を手押しに乗せて次々と買って行く人たち。生の野沢菜を初めて見た。

◎この大量の野沢菜を一人で買って行く。自宅で漬物にするのだろう。
b0134988_12123575.jpg


野菜や果物を買ったあと、商品の売り場を見て歩いた。「農協」らしく、農業をやる人のための商品の数々、私が買うようなものはなかったが、見るだけでも珍しかった。

◎漬物樽がでかい。あれだけの野沢菜を買う意味が分かる。
b0134988_12124077.jpg


◎日よけ帽。つばが広く、後ろに首の日焼けを防ぐ布が付いている。うちの近所でも農家のおばちゃんが畑の草取りなどをするときに被っている。
意外とカラフルなのもあり、サイクリング用に私も一つ買おうかな、とちょっと思った。
b0134988_1212455.jpg


◎害虫殺虫剤の棚。ハエやゴキブリだけでなく、クモ、アリ、ケムシ、アブラムシ、スズメバチ、それにネズミ用も!「これでバッチリOK」の看板。
b0134988_12125096.jpg


◎こちらは農薬各種の棚。できるだけ使わないでいただきたいとは思うのですが・・・。
b0134988_12125561.jpg


◎ビニールハウスの道具一式が左右の棚に。
b0134988_1213032.jpg


◎背負い篭。「日本むかし話」に出て来そうな・・・。
b0134988_1213643.jpg


◎買った野菜。
ツルヤにもなかった紅玉りんごがあった。細長~いごぼうみたいな人参。人参特有の香りが強い。ジャガイモは「特産 白土馬鈴薯」と書かれていた。ネットを調べると、高級料亭でしか扱っていない幻の芋ということで、5㎏2600円の値段が付いていた。こちらはこんなに入っていて200円。
それから生姜のようなものはキクイモ。これで1袋100円だった。クセがなく、生のままスライスしてサラダに入れたり、煮物に使ったり。デンプンは含まれず、イヌリンという体に大変良い物質が含まれているらしい。糖尿病、アトピー、ダイエット・・・、いろいろなものに効果があるという。
b0134988_12154915.jpg


◎左がキクイモ、右がショウガ。どう見ても、どちらもショウガ・・・?
b0134988_12475036.jpg


◎でも切ってみると、キクイモは切り口が真っ白で瑞々しい。
b0134988_1248262.jpg

[PR]

by pataponm | 2012-11-23 12:11 | 軽井沢  

ファルコンみたいな雲

◎日没直前の太陽の前に大きな雲が来て、こんな光景になった。
「はてしない物語」のフッフールみたい。「アトレイユ~!」
わが家は西向き、西日で乾かす洗濯物は1日で乾かないときもある。でも、日が沈んで行く場所が1年の間に30度くらい移動することを発見した。今はベランダから見て真正面の方向。
b0134988_10391889.jpg

[PR]

by pataponm | 2012-11-21 11:00  

スポーツ宣言都市のクラシックコンサート

b0134988_12363134.jpg市内在住の若手ヴァイオリニスト長尾春花さんのコンサートを聴いた。
長尾さんは東京芸大大学院在学中。2008年にロン・ティボー国際音楽コンクール第5位他、数々のコンクールに入賞している。
ポスターには、曲目「愛の挨拶、チゴイネルワイゼン他」となっていたので、ポピュラーナンバーばかりかと思っていたら、第一部でベートーベンのソナタ第8番、ブラームスのソナタ「雨の歌」の2曲が入っていて「お得」感たっぷり。確かな技術と素敵な音楽性を持ち、ショーマンシップもある方で、とても楽しめる演奏会だった。


でも、でも・・・、会場が・・・。
会場は何年か前まで「福祉会館」と呼ばれ、今は「文化センター」と名を変えた、公民館も兼ねた建物。講演会や市民講座などに使われる小ホールは一応反響板のようなものはあったがクラシック音楽のための音響は考えられていないらしく残響はゼロ、ヴァイオリンの音が細く乾いて聞こえた。

隣りの市には「響の森」という音楽専用ホールがあり、クラシックコンサートが開催されているし、少し離れたK市には、「文化創造館」というこれまた素晴らしい音楽ホールがありN 響のコンサートなども開かれるというのに・・・。

A市はこのように、こと音楽に関しては無理解といっていいくらいだが、昔国体の開催地となって選手宿舎や競技場が建設された関係か「スポーツ宣言都市」をうたっている。プロ野球二軍の試合や高校野球の地区予選が行われる野球場がわが家のすぐ近くにあったり、県内外から人が集まる水上公園などもある。
今年は、毎年開催される市民マラソンの優勝者がニューヨークマラソンに招待されるということで、このコンサートにもニューヨークから来た関係者が何人か招待されていた。

「音楽に無理解」は、会場だけではないようだ。
コンサートの開始に先立って、まず「市長よりご挨拶」。
「この素晴らしい秋に、素晴らしいクラシック音楽の・・・、素晴らしい演奏者の・・・」と5分ほどの間に「素晴らしい」を20回ほど入れて最後に「素晴らしく愛らしい、美しい方です」と長尾さんを紹介。
それから「それでは、盛大な拍手でお迎えください!」と会場アナウンスが入ったものだから、幕も開かないうちに「わーー」と「盛大な拍手」が沸き起こった。
するすると幕が開くと、無人のステージにはピアノがぽつんと1台。なんか、クラシックコンサートののりじゃないよね。ピアノは、中学校の体育館にあるようなセミコンだったし。
休憩のあと、第二部の前には「それでは、再開いたします!」のアナウンスが。
サッカーの後半戦か。

長尾さんは、芸大付属高校進学の際にA市に転居して来たため子どものころからの友人等はいないそうだが、A市に親愛と感謝の気持ちを持っていて、語りを交えながら心をこめて演奏した。終演後はロビーで聴衆の人たちに挨拶をしていた。

A市は一昨年、長尾さんに市民栄誉賞を授与した。
来月、長尾さんはA市の1日警察署長になって、警察官の制服姿で警察音楽隊と市役所前で演奏をするそうだ。
んーー、市長さん、新進演奏家を、そんな風に使っちゃっていいんですかぁ~。
それより、長尾さんはじめ市内の演奏家のためにもA市にも音楽専用ホールを、じゃないんですかぁ~。
[PR]

by pataponm | 2012-11-17 12:36 | 音楽  

ある日の乙女 <月下美猫>

乙女ちゃんの家には月下美人がある。月下美人は毎年夏から秋にかけて大輪の花を咲かせるが、夜開花して明け方にはしぼんで散ってしまうというせつない花、S邸には頻繁にお邪魔しているのに見ることは叶わない。
その代わり、「咲きました」というメールを毎年送っていただく。

今年は「今年の月下美人は暑さが厳しかったせいか、夏中咲きませんでしたが、9月26日に9個、27日に7個、一斉に咲きました。外で撮るより切り花にした方が匂いもいいし、飾りました。ご鑑賞ください。」というメールに添えて美しい月下美人の写真が届いた。

◎何年か前に私が作った乙女人形も入れて写真を撮ろうとしたら「乙女も急遽参入」して来たそうだ。
「乙女」を「おっとり」と読みたくなるくらいのんびりマイペースな乙女ちゃん、猫用おもちゃの類には目もくれないのに、乙女人形にだけは反応する。
何年もたっているのに未だに「ちょっかい」を出して来るとは、作者冥利に尽きます。
b0134988_11313615.jpg


うちのタビィと対照的なのは、「おっとり」だけではない。
乙女ちゃんは音楽が好きなのだ。音楽仲間がたくさん集うS邸で、室内楽などが始まると、どこからか現われて奏者の間をうろうろと歩きまわる。特に木管楽器の音色が心地良さそうだという。
夫が(木管楽器である)クラリネットを、ケースから出すのを見ただけでびゅっとどこかへ逃げて言ってしまうタビィとはえらい違いです。

◎乙女ちゃんは、Sさんがフルートの練習を始めると近づいて来て、吹いている間足元に寝そべって聞き惚れているそうだ。
心なしか、楽譜を目で追っているような・・・。
これで、猫手で譜めくりしてくれたら完璧・・・?!
b0134988_11314350.jpg

(訂正:乙女ちゃんが目の前の楽譜を見ている構図のように思っていましたが、これは椅子に座ったSさんの足元にいる乙女ちゃんを上から撮ったものですね。つまり、乙女ちゃんは譜面台の下にいる・・・。でも、譜読みしている乙女ちゃんと思った方が楽しいな~)

◎身づくろいの仕方もタビィに比べておしとやかです。
b0134988_11314945.jpg

[PR]

by pataponm | 2012-11-12 14:50 | ペット  

町の商業祭

夫が近所の大きな公園で何かやっているというので、朝の散歩がてら行ってみることにした。

◎昔子供たちとよく散歩した畑の畦道を通って行くと、懐かしい古井戸があった。
b0134988_11272254.jpg


私が子供のころは、町内に一つ井戸があって、近所のおばさんたちが洗濯をしたりすいかを冷やしたり水汲みに来たり子供たちが水遊びをしに集まった。文字通りの「井戸端会議」があったものだが、今はこの言葉は死語か。
夫の話では、井戸は台所の炊事場にあったという。「となりのトトロ」の世界~。

◎公園では産業祭をやっていた。第39回ということだが全然知らなかった・・・、と思ったら、例年市民体育館のグラウンドで催されていたものが今年だけここになったそうだ。
b0134988_12273826.jpg


農・商・工業の各分野で、名産品の販売や展示がある。市と交流のある北海道や長野県、群馬県、それに福島県の市町村からも出店していた。

◎我が町の農産物コーナー。
b0134988_12274589.jpg


◎市のイメージキャラクター、アッピー君が子供たちの人気を集めていた。
ゆるキャラブームで、日本全国の自治体のキャラクターが次々と着ぐるみになっている。
イメージマークだけのときは、「ダニかノミみたいだ」と言っていた夫も、着ぐるみを見て「これはかわいい」と言っていた。
b0134988_12275046.jpg


◎「アッピーくんはわたしのもの」寄らないでビーム目線を辺りに送る子。
グレーのチョッキの子は、いつまでもアッピーくんにしがみついて離れなかった。
b0134988_12275640.jpg


◎これが市の公共施設に掲げられているイメージマーク。
むむむ・・・、これはやっぱり、「ダニ」だぁ~。
b0134988_11184622.jpg


◎一角ではフリーマーケットも開かれていた。すごい人。
でも1日店番して、どのくらい売れるのかな~・・・。
b0134988_1228323.jpg


◎野外ステージでは、子供たちの太鼓の演技が。
他に、アンパンマンやウルトラマンのアクション劇が上演されたらしい。
b0134988_12281152.jpg


◎どこの町のだったか、あまりにもずっしりと重いあんパンに感動して買った。でも切ってみるとパンの部分はほとんど皮、食べてみると、あんこの味しかしない。何事も過ぎたるは・・・。
もう一つのパンは、ゆりねが入ったパン。
b0134988_1228172.jpg

[PR]

by pataponm | 2012-11-11 12:26 | 近場のおでかけ・旅行  

今日のタビィ <犬はいつでも楽しい>

毎朝欠かさず見ている糸井重里の「ほぼ日」の「気まぐれカメら」。今日も犬の気持ちを代弁する。

なんでもないひ。

犬には、毎日がなんでもない日。
なんでもなくない日もあるけれど、
そんならそれで、なんでもない日。
やってきたその日は、
ぜんぶ、たのしみな日。
すぎたその日は、
ぜんぶ、たのしかった日。
<『ブイヨンの気持ち(楽観)』より>
11/10

実家のマロンを見ていると、「犬って、いつでも楽しい」と思う。
怪しい人が来て吼えたてたり、好きな人が帰るときに鳴きわめいたり、楽しくさなそうなときもあるけど、1日の終わりにはやっぱり「楽しかった」と言っている(と思う)。
だから犬と暮らすと楽しくなるのだ。

猫は、もう少しアンニュイかな?
猫と暮らすのは癒し、慰め・・・、でもやっぱり楽しい。

◎ねこの温度計。
寒い朝。かたく丸まって「だんごむし」になっている。
b0134988_11522268.jpg


◎暖房をつけるとちょっとのびる。
b0134988_11523135.jpg


◎うんと暖かくなるとうんとのびる。
b0134988_11523928.jpg

[PR]

by pataponm | 2012-11-10 11:50 | ペット  

食用ほおずき

札幌に住むTちゃんが食用ほおずきを送ってくれた。

ほおずきといえば、中味を掻き出して口に含んで鳴らすものだった。
幼いころ朱色のほおずきをガクからそっとはずして全体を満遍なく優しくもみもみ、ふんにゃりしたら小さな口の縁を破かないように楊枝で根気よく中味を掻き出す・・・。鳴らし方も知らないのにその作業には妙に熱中して、近所のお姉さんに「ビィ、ビィ」と鳴らしてもらって喜んでいた。

それが、食用ですって?

◎これが食用ほおずき。
鳴らすほおずきより色が薄い。ガクからはずしてそのまま食べる。味は、梨のようなぶどうのようなキウイのような・・・、不思議な味。意外と濃厚です。
その昔、鳴らせないほおずきを口に含んだときの青臭くちょっと酸っぱいような味を思いだして、そんな味かと想像していたが全くちがった。
b0134988_10533794.jpg


ほおずきは、茄子の仲間だそうだ。
ヨーロッパでは昔から食用として栽培されてきたという。
日本では平成になってから北海道や秋田、長野などで栽培されるようになったという。
そういえば、夫が一人で軽井沢に行ったときに「マツヤの生産者コーナーにあった」と言っていた(何故買わないっ)。
先日ブログで「たまにはマツヤ」を書いたときにそのことを書こうと思っていたのだが忘れていた。
それから夏の間中、ツルヤやマツヤや農協で気を付けて見ていたのだが、とうとう見つからず。
それを察してか、Tちゃんが札幌の狸小路商店街で見つけたといって送ってくれたのだ。
貴重で珍しいものだから、先日の軽井沢に持って行って、SさんやKさんと分け合って食べましたよ。おいしかった。
Tちゃん、ありがとう!
[PR]

by pataponm | 2012-11-05 10:52 |  

軽井沢11.4 <軽井沢現代美術館・カフェ涼の音>

◎翌朝、友人たちをお迎えに出たら、レイクガーデンの湖が紅葉の木々を鏡のように映して見事だった。
b0134988_1632428.jpg


◎昨日から寒波到来で見晴らし台は長くいられないほど寒かったが、今朝も霜が降りるほどの寒さ。
お迎えに行ったホテルの駐車場に停まっている車のフロントガラスにも霜がびっしりと張っていた。
b0134988_1632109.jpg


◎Kさんのリクエストで軽井沢現代美術館へ行く。
b0134988_16321730.jpg


入場料を払って入ると、中で写真を撮っている人がいる。えーー、撮影OKなんだ~、と一度ロッカーに入れたカメラを取りに戻る。
ニューヨークのメトロポリタン美術館も、特設展以外は撮影OKだった。手持ちカメラで商業写真が撮れるわけもなく、個人の記念になるので撮影OKは粋な計らいだと思います。

◎入ってすぐのところにある奈良美智の巨大な少女の顔のオブジェ。
b0134988_16322426.jpg


◎現代美術は、こんな機会でもなければ滅多に見ないが、じっくり見ていくと、アーティストの生の感性が直接表現されている作品の数々に引き込まれていく。
b0134988_1632302.jpg


◎白髪一雄のこの絵が私は好きでした。色の配置、上から下へ向って静から動へ躍動していくような構図、絵具の使い方、すべてに必然があるんでしょうね~。
b0134988_16323785.jpg


◎草間彌生の作品が数点、特別展示されていた。
b0134988_16324366.jpg


かぼちゃのオブジェの後ろに見える絵は、同じく草間彌生の作品で、大きなキャンバスに小さな赤い水玉を無数に描き連ねた絵の二部作。他にも白い虫のような線をびっしり描いた巨大な絵の「三部作」もある。
かぼちゃはデフォルメしてあっても「かぼちゃ」だから、見て「面白い」と思えるけど、これは正直よく分からない。
草間彌生がひたすら水玉を描き続けるのは、幼少のころから彼女を襲う幻覚や幻聴の恐怖から身を守るため、といわれる。
これほど強烈でなくても、作家本人を突き動かすよほど強い信念がなければ、誰に理解されるとも分からない(生活していけるかも分からない)現代アートを制作し続けることはできないだろうな~、と凡人の私などは思ってしまう。

現代アートに理解のあるKさんに、ある作品について「何故これがアートといえるのか」と質問したら、「この人が描いたから!」という答えだった。
ふーーん、そんなものか。

◎ところでこれ、何だか分かりますか?
b0134988_9404612.jpg
答えは、男子トイレのマークです。トイレのマークも現代アート風?

◎昼食は、国道18号沿いのイタリアン、りんでんばーむへ。
軽井沢での食事はいつも小屋で料理するので、ツルヤの食材には詳しくなるけれど、レストランにはほとんど行ったことがない。「お勧めの店は?」と聞かれても困ってしまう。
この店は、何年も前、軽井沢に来始めたころ娘と三人で入ってとても満足したお店だ。
b0134988_1633524.jpg


◎カフェならあちこち行ってます。
先日オープンした旧軽のカフェ「涼の音」へ。
b0134988_16331269.jpg


◎明治時代に建てられたらしい古い別荘をカフェに改築したとき、壁紙の下から古い新聞紙が出て来たそうだ。
b0134988_16332788.jpg


◎明治末期や大正時代の古~い新聞が貼り付けられている。
b0134988_1636413.jpg


◎ライシャワー夫人の松方ハルが所有していたこともあるという古い別荘が生き返って、土管煙突からもくもくと煙が昇っている。
9月の開店直後に来たときよりずっと客が増えて、満席状態だった。
b0134988_16333775.jpg

[PR]

by pataponm | 2012-11-04 16:31 | 軽井沢