人気ブログランキング | 話題のタグを見る

帰省 山形へ 2日目-2, 3日目

夜は、夫の招待で義父を連れ出し、「庄内 ざっこ」という鶴岡の料理屋へ行く。店がある「銀座通り」は鶴岡の中心街だが、午後5時半だというのに半分の店がシャッターを下ろしていた。閉店が早いのか、お盆だから一斉に休んでいるのか・・・。

◎店は、しゃれた格子の壁にあっさりとしたデザインの入口。大げさに間口の広い照明の派手な店を想像していたのだが、シンプルで好感がもてる。tamaちゃんに連れて行ってもらったニューヨークの日本料理店を思い出した。
帰省 山形へ 2日目-2, 3日目_b0134988_1114446.jpg

◎予約してあったのですぐ座敷に通され、卓には既に前菜が置かれていた。照明が暗く、いい写真が撮れなかったが、金色の模様が描かれた白い皿の上にきらきら輝くガラスの器、上品に盛られた料理に思わず感嘆の声をあげた。
左上はとうもろこしのムース、その右は小エビ、いくら、うど、みょうがに梅味のソースをかけたもの、ほおずきの中にあった丸いオレンジ色のほおずきそっくりの物は、発酵させた黄卵だそうだ。その下は、とうがんの上に海老を閉じ込めた寒天を乗せ小さな四角に切ったもの。
帰省 山形へ 2日目-2, 3日目_b0134988_11141472.jpg

◎車海老の焼き物。淡雪寒にパイナップルの寒天を重ねた物が添えられていた。
帰省 山形へ 2日目-2, 3日目_b0134988_1114227.jpg

◎おつくり。さざえ、甘エビ、大魚と書いて「おいお」と呼ばれる100㎏にもなるという魚の刺身、しまあじの刺身。
帰省 山形へ 2日目-2, 3日目_b0134988_11143078.jpg

◎岩ガキ。息子は来る途中の物産館で生まれて初めて岩ガキを食べて、それが生臭かったのでちょっと引いていたが、皆がおいしそうに食べるのを見ておそるおそる一口、「うまい、これ !」見たこともない大きなカキ、少しも生臭さがなく、クリーミィな舌触りだった。
帰省 山形へ 2日目-2, 3日目_b0134988_11143977.jpg

◎山形牛のたたきのサラダ。
帰省 山形へ 2日目-2, 3日目_b0134988_11144874.jpg

◎どじょうの柳川。「どじょうは大丈夫ですか?」と仲居さんが言ったが、皆それぞれに「え~・・・と」口ごもった。息子は食べたことがないから、義父は食べる物のない時代にどじょうを採りに行かされ、毎晩のように泥臭いどじょうを食べたから、夫と私は一度は料理屋で食べたことがあるが、どぶ川で泳いでいるのと同じ姿で、ぬめっと柔らかい肉にこりこりと固い骨の食感がどうも気味悪く・・・。
でも、この柳川は、臭みがないのはもちろん、うまく料理してあって牛蒡だかドジョウだか分からないように細切りしてある。とてもおいしかった。
帰省 山形へ 2日目-2, 3日目_b0134988_11145627.jpg

◎くちぼそのから揚げ。身のから揚げの下に身を取ったあとの中骨のから揚げがあり、これが香ばしくカリカリしていてとてもおいしい。頭から尻尾まで、目玉も残さず食べてしまった。
帰省 山形へ 2日目-2, 3日目_b0134988_1115582.jpg

◎シメの香りご飯と汁物。梅酢に漬けたみょうがと、奈良漬風のきゅうりの漬物までがおいしい。
帰省 山形へ 2日目-2, 3日目_b0134988_11151397.jpg

義父は、「珍しくてうまい物を食わしてもらった。命の洗濯をした」と喜んでくれた。

◎翌朝はゆっくり朝食を食べて8時過ぎに出発する。私たちが帰路につくのを待っていたかのように、ぽつぽつと雨が降り始めた。山がけぶっている。
帰省 山形へ 2日目-2, 3日目_b0134988_11152625.jpg

◎買って来たもの。おきまりの「しなべきうり」と塩なっとう。「塩納豆」と書かれたのは、いつも買うのとは違うメーカーだったので買ってみた。玉こんにゃくは、貝のだしを使っているような味でおいしかった。
帰省 山形へ 2日目-2, 3日目_b0134988_11153763.jpg


今回、娘は同行しなかった。4月に中学校教師になってから、文字通り1日の休みもない。休めるはずだったお盆も、顧問をしている卓球部がどんどん勝ち進んでしまい、出ることに。
おかげでと言ったら何だが、タビィは家に残して行くことができた。でも、娘が1泊だけ旅行をしたので、生まれて初めての長時間お留守番をしたことになる。

娘がいるから大丈夫とは思いながらも、帰省中、タビィのことが気になって気になって仕方がなかった。息子もときどき「ああ、タビィに会いたいな。ホームシックにはならなくても、タビィシックになるね」と言っていた。
家に着いたら娘は不在で、私たちが戻ったことが分かったのか、ダヒィが聞いたことがないくらい大きな声で「ミャーーーーー」と長く鳴くのが聞こえて来た。
抱き上げたら鼻をすりつけて異常な甘え方。部屋に一人にされそうになると必死について来ようとする・・・。
よほど寂しかったのではないだろうか。
それから、大きな声で「ミャーーーーー」と長鳴きするのが癖になってしまった。

by pataponm | 2009-08-13 11:12 |  

<< 夏休み~あきる野へ~ テーマ「... 帰省 山形へ 2日目-1 >>