今日のタビィ <おんもに出たい!>

タビィを連れて来てくれた里親探しの会の方は、「完全室内飼いをお願いします。猫は室内で一生を過ごすことに何の不満も持ちません。窓から外を見ますが、出たいと思って見てるわけではありませんから」と言われた。
しかし、タビィは、明らかに出たい、と思っている。「おんもに出たい!」と熱望している。

◎朝夕雨戸を開け閉めする音を聞きつけて、どこにいてもすっ飛んで来る。おさえつけて雨戸を開け、網戸にすると、ヤモリのように網戸にしがみつく。「あっちに行きたいよ~!!」
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◎玄関の取っ手はレバー式なので、タビィはこれに飛びついてドアを開けることを覚えてしまった。ジャンプして取っ手にしがみつき、体重をかけてレバーを下に押し下げる。5、6秒は取っ手にぶら下がっている。そのあと、隙間の開いたドアを鼻づらで押して外に出てしまう。
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今まで家族の目を盗んで5、6回は出ただろうか。でも、初めてリビングから玄関に出たときのように、まだ「ぴゅーっと飛び出して急に用心深くなる」状態なので、玄関前のロビーでうろうろしているところを捕まえて連れ戻すことが出来た。外の空気に慣れて、いきなり道路の向こうまで走って行かれたらアウトだ。

玄関の鍵かけた?が、家族の合言葉になった。誰かがでかければ後から鍵をかける。外から帰って来た人は家に入ったら鍵をかける。家族がいるのに買物から帰って来て鍵を開けて家に入るのは面倒だが仕方がない。
それほど注意しても、ちょっと新聞を取りに行ったりしたとき、つい鍵をかけ忘れて家に入ってしまったりすると、しばらくして玄関で「どしん、ガチャッ」という音がする。飛び出して見ると、タビィが外の土の匂いを用心深くかいでいたりするのだ。日々、戦いである。
必ず連れ戻されるので、外に出てはいけないということはタビィはよく分かっている。人が見ているときは取っ手に飛びつかないので、飛びつき技はめったに見ることができない。サンダルをはく「カサッ」という小さな音に2階からダダダダ・・・と駆け下りて来るが、捕まらないように階段の3段目くらいに潜んでチャンスを狙っている。タビィにとっても戦いなのだ。

毎日毎日、何度も何度も、脱出を試みて失敗すると、ときどき玄関の取っ手を見上げて「にゃぁおぅ、にゃぁおぅ」と、なんとも悲しげな声で鳴く。息子は、ときどき「かわいそうだねぇ、あんなに出たがってるのに。出してやりたくなっちゃうよね」と言う。

◎2階のベランダは、唯一外の空気を吸えるところ。晴れた日は半日昼寝をして、体にお日様の匂いをしま込ませて戻って来る。
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◎カエデの木に来る鳥や電線に止まるカラスを目で追う。
このカエデは、息子が中学のころ鍵がなくて家に入れないときにベランダから入るために登った木だ(息子が登れるということはドロボウさんも登れるわけだが、幸いまだ息子しか侵入していない)。いつかタビィも飛び移って外に出てしまうのではないかと、少し不安。
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◎ベランダから息子の部屋の手すりに行ける。
玄関から外に出ると、上からタビィが「にゃぁおぅ、にゃぁおぅ」と悲しげに鳴いた。
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以前飼っていたネオは、出入り自由で、台所の小さい窓を自分で開けて出て行った。片手で器用にサッシをスライドさせて開けるのだ。タビィが、サッシや網戸を開けられるようになったら、一戸建ての我が家は脱出口だらけだ。
でも、タビィには、家の中だけで暮らしてもらおうと決めている。
最近、近所を歩いている猫をほとんど見かけなくなった。そして、リードをつけて庭に出したり散歩をさせている猫を見かけるようになった。世間一般が猫は室内で飼うものという風潮になっているように思う。
タビィもリードをつけて外に出せればと思ったが、首輪すら受け付けず、大暴れして抜けてしまった。リードには激しくじゃれついて取り付けることすらできなかった。それに、「猫の散歩」って、気まぐれ猫の気の向くまま、塀の上でうずくまったりしているのをご主人が気長に佇んで待っている・・・という風情なので、なんとなく世間体が悪い。

タビィの「おんもに出たい熱病」を和らげる方法はないだろうか。
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by pataponm | 2009-10-05 11:32 | ペット  

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