軽井沢の秋  2日目

●早朝散歩
貸別荘に泊まったなら、やってみたいのは早朝散歩だ。「森泉郷」と名付けられたこの近辺の別荘地を散策する。「貸別荘」の看板の出ている別荘が他にも何軒かあった。
いったん宿に戻り、昨日買ったパン、チーズ、ローストビーフ、野菜などを朝食に食べる。どんな備品があるかよく調べなかったので、お茶を入れたり簡単なサラダを作ったりしただけで調理はしなかった。次回は夕食ぐらいは作りたいと思った。

◎朝食後、外に出て改めて見たら、玄関に上がる階段の下に、夜には気付かなかった大きなタイヤが見えた。夫が言っていたとおり、この別荘はトレーラーハウスだったのだ。
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◎車を少し走らせて近所の展望台へ。「ギッパ岩」に続く段々を登る。
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◎ほんの数分で頂上に着く。ギッパ岩からの眺め。「浅間山八景 第六景」と書かれた立札があった。私たちと一緒に登って挨拶を交わしたおじさんが浅間山を眺めながらラジオ体操をしていた。
180度の眺望が楽しめる。山は少し霞んでいたが、浅間山の後ろからときどき「ぽこん、ぽこん」という感じで白い雲のようなものが立ち昇るのが見える。噴火しているのだ。
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◎帰り道、なんだか素敵な家をみつけた。ヘンゼルとグレーテルのお菓子の家みたい。道路からのアプローチは荒れて玄関ドアは半分土に埋もれている。電気のメーターは壊れ戸袋はボロボロ。廃墟だ。
魔法使いのおばあさんが「中へお入り」と出て来たらどうしよう・・・。
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◎隣にも廃墟が一軒。壁にたくさんの穴が開いているが、あれは何だろう。
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◎まさか、銃撃戦のあと・・・?! かつて浅間山荘事件などというものがあったが・・・。
「キツツキがつついた跡だよ」と夫が言った。なあんだ。別荘がよく被害にあうそうだ。
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◎軽井沢大橋。よじ登らなければ越えられないくらい高いフェンスが張られていてしかもその上に有刺鉄線が張られている。誤って落ちるのを防止しただけとは思えない厳重さ・・・。
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◎下を覗くと、ぞっとするほど深い渓谷になっている。しかも、川の水が赤い。各地に「血の池」「血の川」と称する場所があるらしいが、火山の鉄分が流れ込んだものだろうか。落差90メートル。
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血の色の川といい、有刺鉄線といい、なんとなく不気味。「もしかして、自殺の名所なんじゃないかしら」「夕べ、通行止めになっていたのは、この橋を渡らせないためだったりして・・・」と冗談めかして話していたのだが、今、ネットで調べたら、ウィキペディアにこの橋は「心霊スポット」と出ていた。「毎年飛び降り自殺者が多いことで知られており、鉄条網がかかっている・・・」やはりそうだったか。観光スポットより心霊スポットとしての記述の方が中心になっていて、「女の霊が手招きする」とか「橋の中央で車のエンジンを止めると掛からなくなる」とか・・・。近くの祠にある「湯神」という看板は字がかすれていて部首の部分だけが残り「シ ネ 」と読めるとか・・・。
私たちは、橋のたもとに車を置いて歩いて橋の中央に行ったからか、幸い車のエンジンが止まることもなく、無事に帰って来ることができた。

◎貸別荘に泊まったならやってみたいこと、その2。ベランダでコーヒーを飲む。玄関側は道路だが、反対側は急な斜面の雑木林。色づいた木々を眺めながらのんびりする。
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◎ときどき、「カラン、コロコロ・・・」と何かが落ちて転がる音がする。見ると、どんぐりだった。「どんぐりぃ!」と「となりのトトロ」でメイが叫ぶ声が聞こえてくるような気がする。アニメにあったようなシーンが、本当にあるのだ。
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◎落ちた拍子に脱げた帽子を、もとどおりにかぶせてやった。
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●嬬恋牧場

◎貸別荘を引き上げ、有料道路を走る。黄色一色の黄葉がきれい。
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◎噴煙をあげる浅間山が見えた!
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◎嬬恋牧場のレストハウス。外で焼きとうもろこしを1本250円で売っていたので買う。しょうゆを塗った焼きとうもろこしを食べるのは久しぶり。甘くておいしかった。
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◎牧場からの景色。あまりの絶景に、カメラのファインダーが狭すぎる。広大な山並みに向かって野外ステージというには安っぽい白い台が作られていた。周りの観光客の話から察すると、「大切な人に愛を叫ぶ」だかのイベント用らしかった。
この絶景を見るために、有料道路往復2400円・・・。仕方がないとはいえ、高速道路休日1000円の時代に、かなり割高感がある。
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●照月湖。昔から地元の人たちに愛される湖だったが、5年ほど前に某出版社が一帯を買収した。湖を埋め立てようとしたが、多くの人達の反対に遭い、一旦抜きかけた湖水も元に戻し、再び観光できるようにした。管理費としてか、入場料500円かかる。

◎敷地内で馬を飼育していて、立派な像があった。
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◎入口の馬の像に負けないくらい立派な白馬がいた。
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◎いくつもに区切られた牧場に何十頭もの馬たちが。
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◎これはどうしたことか、同じ方向に向かって馬が何頭も一斉にうなだれている。ひもで繋がれているわけでもないのに自主的に「反省」のポーズをとっている。わるさをした罰を受けているのかな?
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◎馬舎の壁に鞍がかかっていた。5分1500円とか出ていたように思う。
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◎馬小屋に、鞍をつけた馬がいた。お勤め終わったのだろうか。
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◎牧場の柵の向こうに出ると、照月湖を巡る遊歩道に出る。
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◎けやきの大木。
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◎左の木を近くから見ると・・・、
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◎こんな花をつけていた。何という木だろう。
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◎かえでの紅葉は、日の光が当たった道筋のとおりにグラデーションができてこの上なく美しい。
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◎紅葉の木々、風景を鏡のように映し出す湖、溜息がもれる。どこを切り取っても絶景。数歩あるくたびにカメラのシャッターを押したくなる。
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◎照月湖を後にし、軽井沢で評判のケーキ屋「Chez Kajiwara」でケーキを買う。中軽井沢の駅から近い商店街、とはいっても、シャッターの下りている店も多く、通りの色合いもくすんだ感じで、さびれている・・・、そんな中にピカリと一軒洒落た店が。
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◎家に戻って、留守番の子供たちと一緒にケーキを食べた。おいしい! ケーキのデザインもきれいで、スポンジ、クリームなどの材料や製法に手抜きを感じさせない、良心的でていねいに作っている。
中軽のあの通りは、シーズンオフにはずいぶん人通りが少なくなるのではないかと気になるが、なんとか冬場を乗り切って長く愛される店になってほしい。
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by pataponm | 2009-10-21 11:03 | 軽井沢  

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