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地元オーケストラ 賛助出演

夫の所属する市民オケ、Kフィルに賛助出演する。
Kフィルは、JAN2カルテットの J 夫妻が数年前に立ち上げたオーケストラだ。ビギナー部門を作って初心者も受け入れ、オケ内の経験者が指導するという形態をとっている。理想としては素晴しいがはたしてオケとして成り立つんだろうか、と心配していたが、団員たちの熱心な活動に支えられて立派なオーケストラに成長した。

春に定期演奏会、冬は親しみやすい曲を司会者が楽しく紹介しながら進める「ファミリーコンサート」を行っている。

今回の曲目は
ドボルザーク スラブ舞曲第1番
ケテルビー ペルシャの市場にて
マーラー アダージェット
ヨハン・シュトラウス ウィーンの森の物語
バーンスタイン キャンディード序曲
リムスキー=コルサコフ スペイン奇想曲

◎リハーサル終わって。最初の3曲にはビギナーも参加、小学校2年生から中学生までの子供たちも一緒に弾く。夫婦、親子、兄弟で参加している団員が多く、家族全員で、という人もいる。
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上の写真では、ステージ奥に「ペルシャの市場にて」の中の「こじきの歌」の歌詞がスライド投影されている。ここはオーケストラの団員が歌うことになっているが、会場の方々にも歌ってもらおうという趣向だ。
これまでの練習の間、「バックシーン バックシーン アラー (どうかお恵みを)」と繰り返したあと、「メルシー メルシー(ありがとう)」と歌っていると思っていたのだが、「エンプシ エンプシ(あっちいけ)」と歌っていたのだった。かわいそうなこじきたち。

◎会場は「クレアこうのす」の大ホール。ホールの中から2階席や3階席に直接上がれる珍しい設計だ。3階の一番上は、歌舞伎座の立ち見席より高い。
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和気あいあいとした、とても温かい雰囲気のオーケストラで、知った人のいない楽屋でも
「Mさんですか? JAn2のコンサート、聞きに行きました」などと話しかけてくれて、すぐとけこめた。
リハのあとのお弁当を食べながら、Kさんという人がこのコンサートのために老眼鏡を作ったという話をしていた。
「楽譜がよく見えるように、譜面台までの60㎝にピントを合わせた眼鏡を作ったの」
遠近両用ではないというので私が「楽譜と指揮者を見比べたら、目がくらくらしませんか?」と聞くと、
「えっ? 指揮者?」とおっしゃる。「指揮者を見ると、(楽譜から目を離すので)どこ弾いてるか分かんなくなっちゃうから、わたし指揮は見ないの」

開演前、舞台そででチューニングしないので、ビオラのトップの人に聞いたら
「あ、チューニングね。必要な人はコンマスのとこに行って音拾ってるみたいですよ。ボクは、音拾いに行くと緊張するから、チューニングはしないんです」

このオケ、とっても好きになった。

by pataponm | 2009-12-06 11:03 | 音楽  

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