クドウの洋菓子

銀座の画廊に息子の作品を見に行った日、洋菓子店「クドウ」に寄った。クドウは、生クリームで飾ったふわふわのケーキではない、一見古風なケーキを作る、私のお気に入りのケーキ店だ。

◎包装紙も落ち着いた色合いでセンスがいい。
b0134988_17421794.jpg


◎買って来たのはロールケーキ。ショーウィンドウに並ぶケーキを見ると小ぶりのタルト類でも一つ500円前後。選ぶのに迷っていたら、ロールケーキが目に留った。1本650円で、家族4人で4切れに切れるくらいの大きさがある。バニラとチョコを1本ずつ買った。
ロールケーキは、店に入ってケーキの値段を見てひるんだ人用に置いてあったのかも知れないと、あとで思った。
クドウのロールケーキのスポンジは蒸して作るらしく、しっとりとしていた。そしてクリームは生クリームではなく私の好きなバタークリーム。
b0134988_17422694.jpg


◎ひるんで買えなかったと言いながら、私は自分の小遣いで一番買いたかったケーキを買った。実は、クドウに来た本当の理由ぱこれだったのだ。
b0134988_17423333.jpg


◎「エンガディーナ」。クルミがふんだんに入ったヌガーをクッキーでくるんで焼いたスイスのお菓子。値段のことばかり言うが、1本3000円以上するお菓子のハーフサイズを買った。息子はクルミがきらい、娘も夫もこの手の菓子はあまり好きではない・・・、というのをいいことに、戸棚に隠して一人で毎日一切れずつ、こっそり楽しみながら食べてしまいました。
b0134988_17424174.jpg


お店で、オーナーの宮東悠さんの書いた「クドウのフォーシーズンスイーツ」という本を見つけた。パラパラと見たら、お店に並べているケーキの何十種類ものレシピを惜し気もなく公開している。2940円と、エンガディーナ1本分近い定価だったが、衝動買いしてしまった。

◎クドウのケーキ「ブルーベリー・ターツ」。ルネッサンス絵画の静物画のような気品あふれるお菓子だ。
b0134988_1518415.jpg


◎「アンブル」という名のケーキ。どちらも「クドウのフォーシーズンスイーツ」より。
b0134988_1518575.jpg


本の巻末に、宮東さんの菓子修行の話が載っていた。若いころにスイス、ドイツ、ノルウェー、スウェーデン、イギリスなどをパティシエとして廻ったと書いてある。
やはり北欧だった。音楽、工芸、児童文学、分野は違っても、私が心惹かれるものは北欧のものが多い。最初から北欧とは知らず、夢中になってから調べてみると北欧だったということもある。初めてのヨーロッパ旅行も北欧を選んだ。
修行先にパリを選ばず、ドイツ、北欧と廻った宮東さんの作る、かっちりした端正なケーキが、私は好きだ。
といっても、実はクドウのケーキはまだ3種類しか食べていない。あとはうっとりとショーウィンドウを眺めるウィンドウショツピングならぬ「ウィンドウ テイスティング」。いつか、財布の中身を気にせずクドウのケーキを好きなだけ買って食べてみたいものだ。

「クドウのフォーシーズンスイーツ」のレシピを見て、何か作ってみようか。
でも、手の内をすべて見せるような本を出版したということは、「そんじょそこらの素人には作れない」という自信あってのことではないかとも思う。
たいていの料理本がそうであるように、この本も私の楽しい絵本となりそうだ。
[PR]

by pataponm | 2010-02-19 17:43 |  

<< 福島演奏旅行 一日目 今日のタビィ <紙玉遊びは一日... >>