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室内楽演奏会

年に2回の、室内楽仲間による演奏会、春のコンサート。

埼玉県与野市にある、彩の国さいたま芸術劇場の小ホールが会場だ。中村紘子が音楽監督になって1997年から始まった「ピアニスト100」シリーズ(10年計画で1年に10人のピアニストのリサイタルを開催する)は2006年に終了した。最近は芸術監督の蜷川幸雄カラーが色濃くなって、音楽より演劇に重きを置いた劇場になってきた。

◎劇場に掲げられた看板も、演劇関係のものが中心になっている。
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小ホールと練習室の間にある通路に行列ができていた。リハーサルのために何度も通路を行き来しながらちらちら見ると、並んでいるのは10代と思われる少年たちだった。行列の先には「身毒丸オーディション」と書かれた紙の下がった受付が。藤原竜也が15歳で蜷川幸雄に見い出されて主役に抜擢されブレイクしたのがこの身毒丸(しんとくまる)だった。また新たなスターを発掘するべく、オーディションが催されたらしい。

◎遠方から来ているのか、旅行用のスーツケースを転がしている人が多い。どの子も町で見かけたら「おっ」と思うような美少年ばかり。
楽屋でちょっと話題になった。「あの行列の中から、たった一人が選ばれるんでしょう。もったいないね。全員何かでデビューできそう」
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◎何千倍もの過酷な競争をどれだけの苦難を乗り越えて勝ち抜いて行くのか・・・、などということに思いを馳せている場合ではない、午後1時開演の演奏会が始まった。
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15人ほどのメンバーが、一人あたり2、3曲、1曲につき15分程度の曲を演奏する。1曲4楽章の曲を全曲演奏は無理なので、1つか2つの楽章を演奏することになる。
それでも、全14曲のプログラムをすべて演奏するのには5時間くらいかかる。弾くのも聴くのも大変だ。

私が演奏したのは、
ドヴォルザーク ピアノ五重奏曲 イ長調 op.81 1、2楽章(パートは第一ヴァイオリン)
クルーセル クラリネット四重奏曲 変ホ長調 op.2-1 1、2楽章(ヴァイオリン)
ブラームス 弦楽五重奏曲 第2番 ト長調 op.111 1、2楽章(ヴィオラ)
の3曲。

夫は、クルーセルを私と一緒にやった他、
ヒンデミット クラリネットとピアノのためのソナタ
を全楽章演奏した。

演奏の出来は?
演奏中にどんな事故がおこったか?
それを書いたらキリがないので割愛します。

by pataponm | 2010-03-26 22:03 | 音楽  

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