大倉山コンサート

横浜の大倉山記念館でコンサートをした。
70年の歴史を持つ建造物の「大倉山記念館」で演奏するのはそれだけで特別な気分になる。

大倉山記念館は、実業家の大倉邦彦(1882-1971)が昭和7年(1932)に「大倉精神文化研究所」の本館として創建した。設計は、北海道銀行本店、横浜正金銀行東京支店などの設計を手がけた古典主義建築の長野宇平治(1867-1937)。
長野宇平治は、古代ギリシャ以前の「プレヘレニック様式」建築様式を用い、東洋の意匠も取り入れ、大倉邦彦の理想とする「東西文化の融合」の様式美を持つ建造物を創り上げた。

◎大倉山記念館正面。昭和56年(1981)に横浜市が寄贈を受け、大改修のうえ大倉山記念館として生まれ変わった。
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◎ホール入口に向かう階段。神社建築の木組みを取り入れている。他にもギリシャ神殿様式のピロティー、昭和初期の雰囲気を残す第5集会室などがあり、映画やテレビのロケ地としても利用されているそうだ。
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大倉山記念館は、東横線大倉山駅から坂道を10分間ほど登り切ったところにある。その坂道は半端でなく、登山なみの覚悟が必要なくらいだ。
ホール入り口で受付をしていたら、聴衆のみなさんがその坂道を登って息を切らして到着、さらに入口まで階段があるのを見てへたり込みそうになる人もいた。リュックをしょって杖を手にした完全に登山スタイルの常連さんも。

◎昭和初期の雰囲気を残すホールは響きもとてもいい。大倉山記念館独自の企画で年間何十ものコンサートを開催していて、記念館の持つ「固定客」というものがあるらしく、会場は満席となった。
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by pataponm | 2010-12-04 16:49 | 音楽  

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