映画「マザーウォーター」と銀座のクリスマス

今年最後の映画鑑賞会は、「マザーウォーター」。

◎銀座シネスイッチの半額デーなので、まずチケットを確保しに行く。途中、NHK の「ブラタモリ」で有名な天賞堂の天使像に対面。
天賞堂は、今年の1月にコンクリートの外壁に穴を開けるという大胆な方法で強盗が入り、3億円相当の貴金属類が盗まれたそうだ。天使さん、若い男女に矢を射ることばかり考えてないで・・・。
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◎ディスプレイが有名なWAKOのショーウィンドウでは、病気の子どもたちが作った人形に願い事が書かれたものが何百も飾られていた。どの子にも素敵なクリスマスが来ますように・・・。
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◎三愛ビルにある「恋の招き猫」。1963年からずっとここにいて、人々の恋の行方を見守っているそうだ。上は向かって左にいる女の子の猫、下は右にいる男の子の猫。頭や背中など、なでる場所によって「恋の成就」や「壊れた恋の修復」など、いろいろな願い事ができる。ノルウェー産の御影石を彫ったもの。
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◎ランチは銀座5丁目にある中華の「天廚菜館」。
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おいしいランチのあとは、シネスイッチ銀座で映画「マザーウォーター」鑑賞。
「かもめ食堂」「トイレット」と同じようなキャストで予告も似たような雰囲気だったので、荻上直子の監督作品かと思っていたら、監督は松本佳奈という人だった。
でも、もたいまさこの不思議な存在感を軸とした「まったり感」は、「かもめ食堂」の流れを汲むものと思われる。

京都の街のどこかの裏路地が舞台だが、地方色は全くなく、登場人物たちは京都弁を使わない。豆腐、コーヒー、ウィスキーの水割りと、水を扱う仕事をする3人の女性、鴨川らしき大きな川のゆったりした流れ、映画全体に流れるそんな水のイメージがタイトルの所以だろうか。

台詞がほとんどなく、カメラを引いたままの超ロングシーン、ストーリーの展開といえるものもない物語進行。
たとえば、豆腐店全体を入れたシーンの中で、もたいまさこが豆腐を買いに来てここで食べると言う。店のハツミが水槽から豆腐を取り出し、皿に乗せ箸を出して客に渡し、醤油を取りに行き、客に渡す。客はゆっくりゆっくり豆腐を食べる。青年が通りかかり、もたいまさこが声をかけて彼にも一つ豆腐を注文する。二人は無言で並んだまま豆腐を食べる・・・。
正直、たるい。映画が終わるまで睡魔との闘いだった。実際2度ほどくらっときて眠ってしまったが、目覚めても同じシーンだったから大勢に影響はなかっただろう。
でも、いつまでも変わらない川辺のシーンなどで、登場人物と一緒にぼーっと川面を眺めていると、自分が映画を見ているのではなく、その場に彼らと一緒にいて、彼らのやさしさだけの人間関係の中に包み込まれているような錯覚にとらわれる。
いつも街をぶらぶら歩いているもたいまさこは、行き合った風呂屋の青年にこう言う。
「今日も機嫌よくやんなさいよ」

退屈な映画だったが、なんとなく「いい感じ」だけは残った。

◎映画終わって外に出ると冬の日は短く、もう暗くなっている。銀座の通りはイルミネーションで美しい。
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◎ミキモトのクリスマスツリーの前には携帯カメラで写真を撮る人がたくさん集まっていた。年輩の方で一眼レフのカメラを構える人も。
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◎近くに行くと、本物のモミの木に飾り付けがされたものだということが分かる。
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◎ツリーの横にはクリスタルで作られたきのこたちが並んでいた。
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この『ミキモト ジャンボクリスマスツリー』は、1976年から続いている伝統のイルミネーションだそうだ。高さ約10メートル、樹齢約40~50年のモミの木を群馬県嬬恋村から根付きのまま運んできた。12月25日(木)まで飾られた後、一般から応募された中から抽選で東京近郊の公共施設へ寄贈される。過去、幼稚園や学校、病院などに寄贈され、すくすくと育っているという。
ミキモトのツリーは、アンデルセンの「もみの木」のような、屋根裏で寂しく枯れていくクリスマスツリーの哀しい運命は辿らないということだ。

◎有楽町駅前の交通会館にもイルミネーションが施されていた。会館前の広場には、星形の光が地面に映ってぐるぐる回る仕掛けがされている。
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by pataponm | 2010-12-17 10:38 | 近場のおでかけ・旅行  

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