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ピーにヒゲが付いた

猫はヒゲが命。でも、猫のヒゲをクラフトで再現するのは難しい。Kさんのホセのときは、木綿糸を糊で固めて植え込んだが、太くてつっぱっていて、ちょっと不自然になってしまった。Rさんのピーちゃんを作ったときは、長毛の猫だし、ヒゲがなくても目立たないだろうと、ヒゲなしで差し上げてしまった。しかし、Rさんの目の前にピーを出したときの第一声は「ヒゲがない!」だった。
Rさんがピー人形をバイオリン教室のレッスン室に置いておいたら、生徒さんたちは「かわいい」と言ってくれたらしいが、やはりヒゲがないことに気付く子が多かったようだ。
とうとう一人の生徒さんのお母さんが、子供の弓の毛が切れたときに「先生、これピーちゃんのヒゲにならないかしら」と、持って来た。
実は私も、ビオラの弦が切れたとき、「これは猫のヒゲになる」と思って、たった1本の毛を冷蔵庫のドアにセロテープで留めておいた(丸めるとクセがつくので)。
同じことを考える人がいるんだなぁと、Rさん宅からピーを引き取って、ヒゲを付けてみたら、なかなかいい感じ。
ピーにヒゲが付いた_b0134988_1519251.jpg
◎ピーにヒゲが付いた!

先日、桶川羊毛カフェに行ったとき、講師のぷーさんに伺ったら、釣りのテグスを使っているということだった。Mちゃんは犬専門に作っているが、猫のときはやはりテグスを使うらしい。でも、バイオリン弾きでもあるMちゃん、灯台下暗しですぞ!普通の糸と同じように針に通して左右のヒゲを同時に作ると簡単です。引っ張れば抜けてしまうけど、付け根に少しボンドを付けておくと、いくらか固定できると思う。
弓の毛は白馬のしっぽなのだから、ビニールっぽく見えるテグスよりナチュラルなのではないだろうか。時間がたつと少し黄色くなるかも知れないが。

問題は、高価な弓の毛を、使用中の弓から無闇に抜くわけにはいかないこと。毛替えをするときに、楽器屋さんに頼めば古い毛を返してくれるだろうか。弓1本分で50匹の猫は作れると思うので、うまく手に入れたら、羊毛カフェの皆さんにも分けてあげよう。

by pataponm | 2008-07-25 15:46 | 羊毛ドッグ・クラフト  

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