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今日のタビィ <小さいものに夢中>

猫って、どのくらい目がいいのだろう。私のことが見えているのか、「タビィ」と呼んでも威嚇体勢をとりながら用心深く近づいて来て、匂いを嗅いでやっと安心することがある。
それなのに、どこからか直径2ミリくらいの小さな玉を見つけて来て、前足ではじきながらいつまでも見失わずに遊んでいたりする。「動体視力がいいんじゃないか」と夫は言う。
小さな玉は、息子がゴキブリに向かって打ち込んだBB弾だった。家具の下やサッシの溝などから拾って来たのだろうか。息子の部屋にはもっとたくさんの「不発弾」があるらしく、2階からBB弾をくわえて来ては遊んでいる。

◎台所のテーブルの上でフェルティングをしていると、袋から羊毛を引っ張り出そうとしたりニードルをちょいちょいと触ったり、うるさくて仕方がない。モールで小さな輪っかを作ってやったらそれに夢中になった。
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◎前足でちょちょいとひっかけてテーブルから落とし、それを「だっ」と追っかけ、前足ではじいて飛んで行くのを夢中でつかまえ、口にくわえて意気揚揚と5、6歩「凱旋行進」、テーブルに戻って来て「戦利品」をポトンと落とす。それからまた前足でちょちょいとひっかけて・・・・
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◎それを小一時間、飽きもせずに繰り返していた。
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by pataponm | 2009-12-03 11:00 | ペット  

モラセス

棚を整理していたら、ずいぶん前に買ったモラセスの瓶が出て来た。モラセス(Molasses)というのは、砂糖を精製する時に発生する、糖分以外の成分も含んだ粘状で黒褐色の液体で、廃糖蜜(はいとうみつ)のことだ。
英会話教室のM先生にカントリーケーキを習っていたとき、モラセスを使ったケーキを作った。開拓時代から作られていたケーキらしく、空き缶にたねを入れて鍋で蒸すという昔ながらの作り方だった。
食べてみて思わず「なにこれ、蒸しパンじゃない」と言ってしまったほど、日本の黒蒸しパンの味そっくり。
モラセスはシロップ状で、なめてみると日本の黒蜜に似てはいるがやはり少し洋風の香りがして、みつ豆にはかけたくない感じ。でもお菓子にすると黒砂糖の味にとても近くなる。
M先生も、日本に来たばかりのころ、ホームシックになると蒸しパンを買って食べたそうだ。
アメリカのおばあちゃんの味が、日本のおばあちゃんの味と同じだった・・・。

家でも作ってみようと一瓶買って一回作ったきり、モラセスは戸棚に入ったままだった。
「赤毛のアン」の中にこんなエピソードがある。
人と話すのが苦手なマシューが買い物に行って「・・・砂糖をひとつ」と言うと若い女性の店員が愛想よく「白いのですか、黒いのですか」と聞く。マシューはうろたえて「そうさな、黒いのを・・・」と言ってしまう。家に持って帰ると、妹のマリラが「黒い砂糖なんて、何に使うんですか」と激怒する・・・。

「そうさな」という言葉は「海外の翻訳文学によく出てくるが日本人が使っているのを聞いたことがない言葉」ベスト10に入ると思う。
小学生だった私は「そうさな」に違和感を覚えると同時に、「アメリカにも黒砂糖があるんだ」ということが印象に残った。どんな味なんだろうとずっと思っていたが、モラセスで謎が解けた。

マリラに怒られないように、モラセスを使ったクッキーでも焼いてみようか。

◎アメリカ人なら誰もが懐かしがるというモラセスのびん。
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by pataponm | 2009-12-02 10:59 |  

羊毛ドッグ <キャバリア 柴犬>

最近の作品から2点。
羊毛クラフトで作れる私的最大サイズに挑戦、体長30センチほどのものになった。(実物大のラブラドールを作った方もいる)
短毛種の犬なら、根気さえあれば実物大も可能かもしれないが、ヨークシャーテリアやペキニーズなどで肩から足元まで長毛が垂れるようなトリミングをしているワンちゃんは、大きいサイズでは作れないだろう。羊毛自体の毛あしの長さが長くても5センチ程度だからだ。

◎キャバリアキングチャールズスパニエル。我が家の前を散歩コースにしているキャバリアがいる。あまりじろじろ見れないので、図鑑も参考にして作った。鼻はもっと大きいが、既成のものを使ったので小さくなってしまった。このサイズの羊毛ドッグを作るなら鼻も手作りしなければ。マズルは長くなりすぎた。もともと鼻ぺちゃのキングチャールズスパニエルの改良品種だから、キャバリアはやや扁平鼻のなごりがあるのだ。
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◎植毛は頑張りました。1センチ長さに切った羊毛を足から顔まで根気よく植えていった。サイズが大きいと植毛も大変。
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◎柴犬。柴は以前も作ったが、お座りポーズにしてみた。柴犬をはじめ、日本犬の人気は最近国内のみならず海外でも人気らしい。きりっとした目と、ぷっくりした頬の輪郭が好き。
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by pataponm | 2009-12-01 13:05 | 羊毛ドッグ・クラフト  

家はどうして建つか

ずいぶん前の話だが、夫の会社の隣にビルが建ったときのこと、連日続く工事の音を聞きながら社長がぼそっと
「しかし、『おーい』とか『へい』とか言うだけで、なんでビルが建つかなあ」と言ったそうだ。
確かにビルを建設する作業員たちは手を振ったり「おー」とか叫んだりするだけでクレーン車を屋上に運び、何階建てものビルを建ててしまう。考えてみればどうしてそんなことができるのか分からない。

今、裏のKさん宅では建て替え工事をしている。毎朝8時前から2、3人の大工さんがやって来て、夕方真っ暗になるまで働いている。彼らは「おーい」や「へい」すらも言わずに黙々と作業をしているのだ。それなのに土台ができ、棟上げをし、屋根ができてしまった。なんでだろう。
けして仲が悪いから黙っているわけではない。10時と3時のおやつ、12時の昼食時にはぴたりと工事の音が止まって、大工さんたちは休みをとって楽しそうに談笑し始める。しかし、ときどき大爆笑したり「うちのかあちゃんがよぉ」なんて言葉が聞こえてくることから考えると、今後の作業の進行計画や設計についての議論をしているようにはとても思えない。
それなのに、休憩時間終わって再び作業を開始すると、彼らは何ひとつ迷うことなくテキパキと仕事をこなしていくのだ。黙々と。
どうして、家が建つのだろうか。

◎作業の音が気になるタビィ。Kさん側の窓を開けてやると、「興味アリマス」の姿勢でじーっと見ている。最近の大工仕事は電化されているから、「とんとん」「ギコギコ」という音に加えて「スパン!(一発で釘を打ち込む音)」「ギュイーン!(電動のこぎりで木を切る音)」とかなりうるさい。そんな音がするたびにタビィはびくっ、どきっ、と首をすくめたり伸ばしたりして大工さんたちのすることを見ている。
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by pataponm | 2009-12-01 10:53