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東秩父農産物直売所

5月5日、家族と奥武蔵に行く。新緑が美しく、山を彩る若葉の瑞々しい色合いを見て「みどり」という言葉しか知らない自分が情けない。日本画の絵の具には「水浅黄」「裏葉緑青」「美草緑」など微妙な色調を表したような色名があるようだが、それがどんな色か知らなくても、言葉を見ているだけで新緑の繊細な色が目に浮かぶ。
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日帰り近郊散策の楽しみの一つは、帰りがけに寄るその土地の「農産物直売所」だ。新鮮で安い地元の野菜、今の季節ならコゴミやコシアブラなどの珍しい山菜が出ていることもある。パン工房などがあって、天然酵母の忘れられないくらい美味しいパンを買ったこともあった。
この日の帰りに寄ったのは、東秩父農産物直売所
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   ◎東秩父農産物直売所HPより
野菜売り場の4分の1くらいのスペースに、掘り立てのたけのこがたくさん並んでいた。大きいのが3本で190円。生産者向けに「朝出したたけのこは、夕方引き上げてください」という張り紙がある。朝採りの物しか置いていないのだ。穂先は吸い物に入れ、柔らかい部分はたけのこご飯に、残りは他の具を入れずたけのこだけを鰹節で煮た。
地元手作り味噌(1㎏600円)と梅干(1パック250円)は、母の手作りの味、この値段で手に入る物とは思えない美味しさだった。根みつばは大束で150円、大盛りのおひたしにして食べた。
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   ◎東秩父農産物直売所HPより
夜は、自宅近くのイタリア料理店「ベルパエーゼ」のディナーで、私の誕生日を祝ってくれた。釜焼のピザと特性ソースを使ったパスタは、埼玉のこんな所?に店出してていいの?というくらいグレードの高い味。コース料理は、スープ、前菜、サラダ、ピザ、パスタ、デザート、飲み物と充実していて2人前3000~4000円という嬉しい値段だ。デザートは、隣接するケーキ店から好みのケーキを選ぶと、アイスクリームや果物で飾って出してくれる。
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◎盛り付けが楽しいデザートプレート。ドリンクは、生葉のハーブティーをオーダーした。

# by pataponm | 2008-05-12 11:53 | 近場のおでかけ・旅行  

その後のコッコ

ニューヨークの T ちゃんが、その後のコッコの写真を送ってくれた。
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◎コッコは、ココにすっかりなついて、よく「ね、鼻車して」とせがんでいるらしい。
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◎実家のマロンは、老齢の父が散歩に連れ出せないので狭い庭で運動するだけなのに、コッコはココのお供でセントラルパークにお散歩に行けるのだ。

# by pataponm | 2008-05-07 11:54 | 羊毛ドッグ・クラフト  

小室寛回顧展を祝うミニ・コンサート

画家の父(小室寛)の回顧展が、4月30日から始まった。「油彩・水彩等の代表作・新作100点」ということで1940年代から現在に至るまで60年間の仕事の集大成だ。29日に実家に家族で行ってトラックに作品を積み込み、私だけ泊まりこんで翌30日に父と一緒に会場へ行き、飾り付けの手伝いをした。
杉並の公共施設の大展示室を3室に分けて絵を並べると、美術館の特別展みたいな雰囲気になった。これがたった一人の仕事か、と思うとため息が出る。実家の屋根裏に保管してあったものだけを展示したので、実際にはこの何倍もの絵を描き続けて来たことになるのだ。
ざっと見ると、60年の間に作風がずいぶん変わって来たことに気づく。若いころの絵は重厚で主張が強く、年をとってからの絵は明るくのどかで優しい。風景画を見ていると、絵の中に誘い込まれて歩いて行ってみたくなるような気分にさせられる。
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5月3日に、回顧展を祝って、家族とその友人によるミニ・コンサートを開いた。長女の私がビオラ、夫がクラリネット、娘がピアノを弾き、友人の J さん R さんにバイオリン、Y さんにチェロを弾いていただいた。
父が好きなビバルディの「四季」から「春」第1楽章、娘のピアノソロでラフマニノフの「音の絵」からop.33-2、op.39-1、夫が加わってモーツァルトのクラリネット五重奏曲 第1楽章を演奏する。
父の回顧展+ミニコンサートということで、たくさんの人が聴きに来てくださった。ご無沙汰していた音楽仲間、地元のサークルの友人たち、25年ぶりに再会した友人もいて大感激。9歳のときに入院していた病院の、隣りのベッドにいた子のお母さんとか、11歳のときに算数を習っていた塾の先生とか、もう一生再会することもないかも知れないと思っていた方々ともお会いできたのは感動だった。

# by pataponm | 2008-05-05 13:54 | 音楽  

アンリ

友人Jさんの愛犬アンリを作る。秋田のご実家の庭で、ログハウス調の立派な犬小屋に住んでいる。鼻筋に白く細いライン、目の上に小さな茶色のスポット、黒と白の模様がくっきりした体、特徴がとても際立っている犬だ。足の指をつけたり、毛並みの少しぼそぼそとなったのを出したりが、新しい試みだった。お借りした写真には、子犬のころのアンリの写真もあった。いつか子犬アンリも作ってみたい。
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◎初めての複雑な模様。やりがいがある。
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◎アンリの写真と共に。

# by pataponm | 2008-05-02 11:43 | 羊毛ドッグ・クラフト  

昆布の佃煮、苺ジャム 煮詰めの匂い

昆布の佃煮を作った。兄嫁のSさんから聞いたレシピ。
◎日高昆布 100g、しめじ2パック、しいたけ2パック、酒200cc、本みりん200cc、刺身醤油160cc、砂糖1カップ強。 以上を圧力鍋に入れて25分加熱。
刺身醤油を使うのが美味しく作るコツ、と聞いたのに、つまらないところでケチるたちなので特売1ℓ124円で買った生協の醤油に顆粒だしを加え、しいたけは中国産、昆布は並の品質。
煮ている間、むっとした匂いの蒸気が立ちのぼる。夫が部屋に入ってくるたびに「うわっ、なんだ、この匂いは」と言う。火を止めたあともなかなか匂いは消えない。また夫が入って来て「うわ~、まだ残ってる。たまらないな」と言う。どうやら、何かとても良くないトラウマのある匂いのようだった。昆布の佃煮、苺ジャム 煮詰めの匂い_b0134988_11322366.jpg
材料、匂いに難ありだったが、それでもふっくらと美味しく煮えた。夫も「うまい。たくさん食べてあの味を忘れよう」と、ぱくぱく食べた。塩分控えめなのでいくらでも食べられる。残った煮詰め汁がまた絶品。昼食にこれを使って焼きうどんを作ったら大人気だった。
夜は、スーパーの朝市で買ってあった苺を煮る。今度は甘酸っぱい匂いが部屋中に立ちこめる。「あ~、いちご煮てる~」と子供たちが入って来るなり喜びの声をあげる。ジャムにまで煮詰めないで、とろりとなったのをヨーグルトやアイスクリームにかけて食べるのがおいしい。しかしこれも1パック120円の超安値の苺が材料だ。いつの日か、産地直送、こだわりの一品、などを使って作ってみたいものだと思いながら、つい手は安い方へ安い方へと伸びて行く。

# by pataponm | 2008-05-01 11:22 | 料理